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2013年8月の記事

2013年8月29日 (木)

パシフィック・リム

★★★★

製作:2013年米国 上映時間:131分 監督:ギレルモ・デル・トロ

Prim
 深海にある時空の裂け目から、次々に現れて地球を襲う怪獣たち。これを向かい打つために全世界の英知を集めて創られた巨大ロボットとの戦いを描くSFアクションバトル作品である。
 
 分かりやすく言えば、『エヴァンゲリオン』、『ゴジラ』、『ガメラ』、『マジンガーZ』、『ウルトラマン』をミックスしたような映画で、怪獣やロボット、特撮など日本カルチャーを愛するオタク監督ならではの作品と言えよう。まさにお子様ランチの極みなのだが、ハリウッドが湯水のごとく製作費を消費して真剣に創ると、大人が観ても何の違和感もなくなるから不思議なものである。

 本来ならこのようなハリウッドアクション大作は食傷気味でもう沢山なのだが、本作に関しては日本的カルチャーと日本人の主演ということもあってか、最後まで面白く観ることが出来た。ただし続編は不要であろう。一回だけだから楽しめるのである。いずれにせよ、ロボットVS怪獣の超ド迫力バトルは、いまだかつて観たことのない凄まじさだ。とにかくこの映画こそDVDではなく、絶対に映画館で観るべき映画であろう。

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2013年8月27日 (火)

少年H

★★★★

製作:2012年 日本 上映時間:122分 監督:降旗康男

Boyh

 原作はグラフィックデザイナー・舞台美術家・エッセイスト・小説家と4足の草鞋を履く妹尾河童(旧名:妹尾 肇)の自伝小説である。少年HのHは肇のイニシャルで、子供のころにこのイニシャル付のセーターを着ていたことからHと呼ばれていたという。
 舞台は彼が幼少の頃に住んでいた神戸で、時代背景は戦前から戦後までの一番厳しい時期である。また父は外人とも商いをする洋服屋で、母はキリスト教信者、そして妹を加えた4人家族という構成であった。そのため戦時中は父にスパイ容疑がかけられてしまったようである。

 父母役は、実際にも夫婦である水谷豊と伊藤蘭が演じているのだが、淡々とした水谷の演技と布をさばきミシンをかける手捌きが実に見事であった。だが何といっても主役のH少年を演じた子役の吉岡竜輝君の熱い演技には唸ってしまったね。ただ中学生になっても、相変わらず小さいままなのには笑ってしまうかもしれない。

 敗戦後の日本人を見ていると、ある意味で変わり身が早い風見鶏のようだとも言えるし、戦後の復興に向かって前向きに逞しく生きていったからこそ、今日のような世界的な経済発展をもたらしたのだろうなとも考えられる。それはそれとして、一番難しい戦前戦後後の町並みを丁寧に復元させた技術力は、さすがに『三丁目の夕日』の東宝特撮陣ならではのものである。

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2013年8月25日 (日)

クラウド・アトラス

★★★★

製作:2012年米国、ドイツ、香港、シンガポール 上映時間:172分 監督:ラナ・ウォシャウスキー、トム・ティクヴァ、アンディ・ウォシャウスキー

 スケールといい上映時間といい、トム・ハンクス、ハル・ベリー、スーザン・サランドン、ジム・ブロードベント、ヒュー・グラント、ヒューゴ・ウィービングらの豪華キャストを揃えた本作は、間違いなく超大作であるが、それ以前に未だかつてなかった風変わりな実験的映画でもある。
 本作の原作はデイヴィッド・ミッチェルの小説であり、19世紀から文明崩壊後までの異なる時代に舞台を置いた6つのストーリーを同時進行方式で描き、キャストは各エピソードに応じて複数の人物を演じるという、複雑な手法が取られている。また複数のストーリーといっても、いわゆる一般的なオムニバスとは、ちょっと異なり時空が異なるだけではなく、ジャンルまでがSFからコメディーまで多種多彩なのである。それに加えて冒頭に記載した通り、製作国が4国、監督が三人という異様な構成なのだ。果たしてこんな映画が未だかつて、大真面目で上映されたことがあっただろうか。

 6つのエピソードを簡単に紹介すると

 1.1849年の南太平洋、船の中でのアメリカ人弁護士と黒人奴隷の物語 (海洋アドベンチャー風)
 2. 1936年の英国、有名作曲家とアシスタントの物語         (ヒューマンドラマ風)
 3. 1973年のカリフォルニア、命を狙われる女性ジャーナリストの物語 (スパイアクション風)
 4. 2012年の英国、編集者でのちに作家になる老人の物語       (コメディー風)
 5. 2144年の韓国ネオ・ソウルでのクローン女性の物語         (未来SF風)
 6. その数百年後、世界大戦後のハワイ島から宇宙へ続く物語     (終末SF風)

 といった具合に、驚くべき異なる時空とジャンルなのである。各エピソードに応じて、キャスト達が複数の人物を演じているが、主役級のトム・ハンクスは、なんと一人6役をこなしている。また特殊メイク間のせいか、ハンクスとハル・ベリー以外のキャストは、一人で複数を演じていると分からない者が多く、後でそれを知ってびっくりしてしまった。これはこの映画のテーマである「魂の移住」を視覚化したアイデアなのであろうか。
 いずれにせよ、序盤は複雑過ぎるエピソード構成について行けず、何度か気持ちが折れそうになってしまったが、だんだんそれぞれのエピソードが鮮明になってくるに従いスクリーンに釘付けになっていく自分を感じ始めていた。その全く異なる6つのエピソードが共通するテーマとは何か。「魂の移住」などという抽象的な言葉ではよく理解出来ないだろう。私自身が勝手に解釈しているのは、「人間の尊厳」と「善と悪」という二つのテーマであるが、他の皆さんはどう感じたのだろうか。
 

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2013年8月23日 (金)

サイレント・ハウス

★★★☆

製作:2012年米国、仏国 上映時間:85分 監督:クリス・ケンティス 、 ローラ・ラウ

 主人公のサラは、父親のジョンと叔父のピーターと一緒に、近々売却する予定の湖畔にある別荘を訪れる。この別荘は最近訪れていなかったため、以前に不法占領者に侵入されたり、ガラスが割れて家中カビだらけで、ネズミに電線をちぎられて電気もつかない有様であった。

 記憶にない幼馴染の女性が訪れた後、叔父が父と喧嘩をして先に帰り、父親と二人で片づけものをしていると、誰も居ないはずの二階で人の足音がする。不審に感じたサラが父親に頼んで二階を探索するのだが、誰も見当たらない。父親が別の部屋に行ったあとに、突然大きな音がして父親が何者かに襲われて血だるまになっていた。

 そのあとサラは、姿を見せない犯人らしき男に、追い掛け回されることになるのだが、巧みなカメラワークを使っておびえるサラを追い続けるため、この映画を観ている観客たちも、まるで自分が追いかけられているような疑似体験をすることになる。それがこの映画の見せどころなのだろう。
 それにこのサラを演じたエリザベス・オルセンの、恐怖に打ち震える表情がなんとも真に迫っているため、観ているほうもイライラ・ドキドキが止まらなくなってしまうのである。

 またこの映画は、ウルグアイで起こった実話をもとに創られており、ホラー・サスペンス「SHOT/ショット」のリメイクだという。はじめのうちは、犯人は不法侵入者だろうと現実的なスリラーを予測していたのだが、だんだんオカルトぽくなり、果てはサイコホラーという形で締めくくってしまった。

 登場人物はほぼ四人、舞台も古い別荘の中だけという低予算映画。そして分かりにくい部分を曖昧にしたまま、夢落ちならぬ自己落ちであっさりエンディング、という展開には賛否両論が渦巻くことだろう。

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2013年8月19日 (月)

彼女はパートタイムトラベラー

★★★

製作:2012年米国 上映時間:86分 監督:コリン・トレボロウ

 『私と一緒に過去に行ってくれる人を募集します。安全は保証しません。』という新聞広告に興味を持った雑誌記者のジェフは、出版社でインターンとして働くダリアスとアーナウを連れて、このおかしな広告の真相を探るため、広告主が住んでいると思われる田舎町へと取材に向かう。
 この広告主は、町のスーパーで働いているケネスと言う変人で、常に何者かの追跡に怯えたり、狂言ぐせのある難物であった。同じくちょっと変人で暗い女性のダリアスが、ケネスに近寄り広告応募者を偽ってその真相を探ることになる。はてさて本当にタイムマシンはあるのだろうか。

 低予算のB級映画であり、タイトルから推測するようなSF的な要素は全くなく、どちらかと言うとちょっと風変わりなラブコメと言った趣であった。この取材旅行で仕事をしているのは、ダリアスだけであり、ジェフは昔の彼女とのデートに夢中。もう一人のインド人アーナウは、童貞のオタク青年でただパソコンをいじっているだけなのだ。

タイトルに引きずられて期待してしまうとがっかりすることになるが、はじめから別のジャンルの作品だと覚悟して観れば、それなりに楽しめるし、ラストシーンもので腹も立たないだろう。それにしても最近やたら期待を煽るような派手な邦題をつける洋画が多くて困っている。ちなみにこの作品の原題は『SAFETY NOT GUARANTEED』であり、広告文に記載されている『安全は保証しません』なのである。

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2013年8月14日 (水)

風たちぬ

★★★★

製作:2013年 日本 上映時間:126分 監督:宮崎駿

Kazetachinu
 あのゼロ戦の設計者である堀越二郎の半生に、堀辰雄の小説を重ね合わせて、ユーミンの歌で包んだ宮崎駿監督作品である。宮崎アニメと言うことで、館内に数人の子供の姿を見かけたが、この作品は従来のジブリファンタージーとは全く異なった大人向けのシリアスな作品なので要注意だ。
 テーマは飛行機製作と恋愛であり、背景は大正から昭和時代、あの忌まわしい戦争とも絡んでくる。また前半は大人にもやや退屈感が漂う展開なので、とても子供には耐えられないかもしれない。ただ館内にいた子供たちはお利口さんばかりで、ちょこっと退屈感を口に出した程度でおとなしく最後まで鑑賞していたので感心してしまった。

 前半のトピックは、のどかな汽車の旅から一転して、「関東大震災」らしき大地震が勃発するシーンであろう。一瞬にして火の海と化してしまう東京。そのおぞましいほどの恐怖感が渦巻く世界を見事に描写している。そして皮肉にも、そこが二郎と菜穂子の恋の出発点となるである。

 それにしても豪華な声優陣ではないか。西島秀俊、西村雅彦、國村隼、風間杜夫、竹下景子、志田未来、大竹しのぶ、と言った主役級のそうそうたるメンバーが顔をいや声を連ねているのである。さらに驚いたのが、主役の二郎の声をあの『新世紀エヴァンゲリオン』を監督した庵野秀明が演じていることである。これはこの作品に斬新さ求めた宮崎駿監督直々の抜擢だと言うのだが、それにしても思い切ったことをしたものである。当然予備知識がなければ、エンドロールまで誰も気付かなかったと思うのだが、俳優ド素人とは思えないほど、全く違和感なく演じ切っていた庵野秀明氏にも拍手を送りたい。

 さて先に述べたように、前半はやや退屈感を拭えなかったのだが、後半になって本テーマであるゼロ戦の開発と菜穂子との究極の恋が始まると、スクリーンにくぎ付けになってしまうところが、宮崎マジックの不思議さと絶妙の職人技なのだ。そしてしまいには、その果てしのないノスタルジー感と切なさにウルウルと心が濡れてしまうのである。
 ただこれまでの宮崎アニメとは全く別物であり次元も異なるため、人によっては期待外れに終わるかもしれない。だが少なくとも、仕事や恋に心底夢中になったことのある人なら、間違いなく感動するはずである。

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2013年8月11日 (日)

盤上の夜

作:宮内悠介

 盤上遊戯(ボードゲーム)の代表格である、囲碁・将棋・麻雀などを題材とした短編集である。具体的な収録作品は次の通り。

1.盤上の夜(囲碁)
2.人間の王(チェッカー)
3.清められた卓(麻雀)
4.象を飛ばした王子(チャトランガ)
5.千年の虚空(将棋)
6.原爆の局(囲碁)

 以上の6点が収録されているが、どの作品も単なる盤上遊戯をめぐる話ではなく、主人公は身体障害者・精神異常者・新興宗教の教祖など、尋常ではないある意味特殊な能力を身につけた、摩訶不思議な人物ばかりなのだ。またチェッカーや将棋ではコンピューターによる完全解をテーマに掲げているところも極めてユニークで斬新であった。
 またこうした小説につきものの対戦棋譜はほとんど掲載されていないし、囲碁や将棋などのルールを全く知らなくても読み進めることが出来る(むろん知っていれば更に理解が深まることも否めない)。囲碁・将棋・麻雀を題材にした小説やマンガはかなり読んではいるのだが、本作のようなおどろおどろしく、かつユニークな作品は初めてである。従って283頁にわたる作品群だが、あっという間に読破させてしまう魔力を秘めているようであった。

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2013年8月 9日 (金)

隣人13号

★★★

製作:2004年 日本 上映時間:115分 監督:井上靖雄

 初めに井上三太原作のマンガを見たときは、どこかイカレているなと感じつつも、あの妙なタッチに惹きこまれて夢中で読み耽ったものです。その後実写映画が作られたと聞いて、どうやってあのグロさとノー天気な雰囲気を表現したのか、気になっていました。
 ところが映画館での鑑賞を逃してしまい、DVDが出るのを心待ちにしていたのです。早いものは上映後、3ヵ月位でDVD化される作品もあるというのに、この『隣人13号』は、いつまで待ってもリリースされず、半ば諦めていたら、洒落たつもりか『鉄人28号』と同時に、やっとDVD化されたのでした。

 こんな映画なので、家族と一緒に観る訳にもゆかず、一人自室に閉じ篭り、部屋を真っ暗にしてパソコンの19インチ画面に向かいました。この様子を他人が覗いたら、かなり薄気味悪いと思いましたが、この映画には、まさにピッタリの雰囲気ではないでしょうか。
 主演の殺人鬼13号役には、まさにピッタリの中村獅童!彼のオドロオドロしい雰囲気こそは、この作品全てでありました。前半のシーンとラストのヒネリはなかなか良かったと思いますが、残念ながら全搬的にストーリー展開が雑で、気分が乗らないまま終わってしまいました。やはり実写化には、かなり無理のある作品だったようです。

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2013年8月 7日 (水)

セルラー

★★★★

製作:2004年米国 上映時間:95分 監督:デヴィッド・R・エリス

 キム・ベイシンガー扮する中年女教師は、訳の判らないままに、強盗団に誘拐され、山小屋のような家に監禁されてしまうのです。
 閉じ込められた部屋の中には、犯人に破壊された電話器がころがっているだけでした。彼女は必死にその電話器の配線をいじり回しますが、偶然にも電波が、見知らぬ大学生のケータイに通じてしまうのです。

 初めはイタ電と思っていた大学生も、彼女の必死な叫び声を聞いてから、警察に直行するのですが、警察署内は、別の事件でバタバタしていて相手にしてもらえない。時間がないので、仕方なく大学生自身が救出に向かう・・・というハラハラドキドキのサスペンス映画なのであります。

 ところがこの熱血大学生は、何をやっても後手・後手に回わって失敗の連続なので、「ハラハラ」がだんだん「イライラ」に変わってくるのです。このドジっぷりが、ちょっとコメディーのようでもあり、ケータイ片手のカーチェイスは、アクション映画でもあり・・・とめまぐるしく変化する展開には、ちょっとついて行けないかも知れませんね。

 予告編では、てっきりサスペンス作品かと思いましたが、それは前半だけで、その後は全く予想外の展開で、お口あんぐりでした。それでもキム・ベイシンガーの演技は、流石にべテランの味を感じましたし、スピード感のある展開に、最後まで飽きがこないので、面白い映画であることは間違いないでしょう。

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2013年8月 4日 (日)

シンデレラマン

★★★★☆

製作:2005年米国 上映時間:144分 監督:ロン・ハワード

 1930年代の米国大恐慌時代に、本当にあった話を土台にした映画で、アカデミー俳優の、ラッセル・クロウとレニー・ゼルウィーガーを起用しています。
 とにかく貧しくって、港湾の力仕事で稼ぐわずかな賃金では、家族5人の生活を支えることも出来ず、電気代さえ払えない。更に追い討ちを掛けるよう

に、ショッパイ試合が原因になり、中年ボクサーの主人公は、ライセンスまで剥奪されてしまうのです。
 その結果、それまで最低の生活を支えていたファィトマネーもなくなり、ついに生活保護まで受けることになってしまうのです。そんな救いのない生活を続ける中で、偶然にも1回こっきりの試合に出場するチャンスが巡ってきます。

 その後の展開は、ロッキーよろしくアメリカンドリームへ向かってまっしぐら・・・というお約束のパターン。そしてラストは大感動の涙と、よくあるアメリカ人好みの映画に仕上がっています。こう書くと、「しらじらしい」と、つっこむ人もいると思いますが、僕はこういう安心出来る『お涙頂戴』が大好きなんです!
 といっても、ラストバトルでの家族の不安と、ボクシングの恐怖については、実に見事に描いていたと思います。ことに主人公の愛妻を演じた、レニー・ゼルウィーガーの抜群の演技力には拍手喝采を送りたいですね。

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