さよなら渓谷
★★★☆
製作:2013年日本 上映時間:117分 監督:大森立嗣
のっけから、真木よう子と大西信満とのむさぼるような激しいセックスシーンが続く。かなりきわどく描かれているし、細身の割にはグラマラスで見事な真木よう子の裸体にもそそられてしまう。
なぜこのようなシーンが必要なのか、最初はちょっぴり疑問だったったのだが、後半になってその意味がはっきりとしてゆく。ここでそれをバラしてしまうと、この作品への興味が半減してしまうので、ここでそれを明かさないほうが良いだろう。
大きなテーマはレイプなのだが、ヒューマンドラマとミステリーをミックスしたようなドラマであり、会話も少なく、なんとなく風景も淋しい。実に哀しくやるせない映画である。
もちろん主演の真木よう子と大西信満の悲壮感漂う迫真の演技には、大いに拍手を送りたいが、大森南朋演じるところの週刊誌記者の荒んだ家庭と、その背景にある複雑な事情にも興味を注がれた。ただこれら全てについて、はっきりとした結論を出さないまま終わってしまったところに、この映画の価値を見出すのか、なんとなく消化不良を起こすのか、それは観客たちの感性に託されているのだろうか。
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