エンド・オブ・ザ・ワールド
★★★☆
製作:2012年米国 上映時間:101分 監督:ローリーン・スカファリア
何の予備知識もなく、タイトルと「地球滅亡の日まであと21日」という、キャッチコピーだけ観たためか、てっきりパニックものと勘違いしてしまった。この映画では、小惑星の接近で人類と地球の滅亡が決定的なものになった日から、実際に小惑星が追突する日までの人々の葛藤を描いている。
当然暴動や乱交などが始まるのだが、この映画ではそれらのことには余り深く介入せず、どちらかと言えばあっさりと描いている。そして前半は不貞を働き姿を消してしまった妻に失望する主人公ドッジ(スティーヴ・カレル)の淡々とした暗い生活描写が続くのでかなり眠くなってしまう。
この単調さが消失するのは、いままではお互いにその存在さえ知らなかった隣人女性ペニー(キーラ・ナイトレイ)と話をするところからである。そしてそれぞれ別の目的のため二人は旅に出ることになるのだが、旅を続けているうちにお互いが必要としている最後の異性であることを感じ始めるのであった。
「人類と地球の滅亡」といっても、この二人にはほとんど切迫感がなく、なんだか普通のロードムービーを観ているような錯覚にとらわれてしまうのである。パニック系の映画としては、なんとも摩訶不思議で風変りな展開だと思ったら、なんと実は監督が女性だった。結局のところパニック映画でも何でもなく、ロードムービー仕立てのラブストーリーだったんだね。
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