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2013年6月17日 (月)

建築学概論

★★★★☆

製作:2012年韓国 上映時間:117分 監督:イ・ヨンジュ

Kenchiku
 まるで専門書や大学の講義を思い浮かべてしまうようなタイトルである。たしかにこの初恋物語のきっかけは、大学の『建築学概論』という講義だったのであるが、純な初恋とはほど遠くイメージ的にはかなり損をしているのではないだろうか。
 さてそれはそれとして、この映画は、韓国での恋愛映画興行成績を塗り替えて、大ブームを巻き起こしたという。ストーリーの流れはざっと次のような構成になっている。

 美しい中年女性が、自分の家を建ててくれと、建築家のもとを訪れる。最初は気が付かなかったが、彼女は15年前の初恋の相手だった。そして家の建築がはじまるのだが、そこから建築家の脳裏に初恋の記憶がよみがえり、過去と現在の二つのシーンが交錯してゆくのである。

 キャストは現在と過去では、男女とも別の俳優が演じているのだが、二人ともそれとなく雰囲気が似ていたし、ことに建築家のほうはまるで同一人物のように見えるから不思議であった。どちらかと言えば、ノスタルジー溢れる過去の話のほうに引き込まれるのだが、現在世界でのラストシーンは実に切なく、とどめなく流れてくる涙を拭うのが大変だった。また感動的で美しいテーマミュージックには酔いしれてしまったが、その引用タイミングも実に抜かりなかったね。
 
 初恋にはほろ苦い想い出が多い。だからこそ初恋の記憶はいつまでも心の中に生きている。まさにこの映画でも、誤解から初恋が破たんしたものの、二人の心はどこかでずっと繋がっていた。韓国恋愛映画としては、10年前に上映された『ラブストーリー』以来の、良質で出来の良い感動作だと確信する。ただれた現実から離れて、美しい過去の残像の中で癒されたい人。是非この映画を観て、忘れていた青春の涙を思い切り流してみようではないか。

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