ヒステリア
★★★☆
製作:2011年英国 上映時間:100分 監督:ターニャ・ウェクスラー
大人のおもちゃである『電動バイブレーター』は、実は女性のヒステリーを治すために医師が開発した医療用器具であった。という嘘のような本当のお話を、19世紀のイギリス・ヴィクトリア王朝を舞台に、爽やかにそしてユーモラスに描いた作品である。
それにしても、最初は医師の手で女性のあそこを一時間くらいかけ刺激して、ストレスを解消させていたというのだから、まさにおいおい本当かいな、といったお話なのである。そしてこの長時間マッサージのために腱鞘炎になり、その代わりにと発明した電動バイブレーターが大ヒットしたという話を大真面目に描いているのだから笑っちゃうよね。
出演者には、ハンサムだが真面目過ぎて何度も職場を転々としている医師モーティマー・グランビル役にヒュー・ダンシー、婦人科の権威であるダリンプル医師役にジョナサン・プライス、その長女であるシャーロット役にマギー・ギレンホールが名を連ねている。
このマギー・ギレンホール演ずるところのシャーロットは、金持ちだけを相手にしている父親に反抗してか、女性の自立と解放を目指す進歩的な思想を持ち、貧困にあえぐ人々を助けるボランティア活動に夢中になっている。ここら辺の対照的な親子の行動が、この映画のもうひとつのテーマといってもよいだろう。
ノストラジックという意味ではイギリス映画的であり、かつまたちょっと風変りな映画とも言えるので、観る人によって評価が分かれるかもしれない。ただ何が言いたかったのか、そのあたりがちょっと弱い気がしたことも否めない。
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