キング・オブ・マンハッタン 危険な賭け
★★★☆
製作:2012年米国 上映時間:107分 監督:ニコラス・ジャレッキー
リチャード・ギア扮する投資会社の社長ロバートは、銀行との会社売却契約がなかなか決まらずイライラしていた。そんな折、深夜に愛人と同乗した車で、事故を起こしてしまう。愛人は死亡して車は炎上。警察に電話しようと思ったが、例の契約が破棄されてしまうことを恐れ、そのまま事故現場から逃げてしまうのである。
さあそれからが大変。しつこい刑事の訪問に始まり、次から次へと嘘で塗り固めなければならなくなるのだ。さらには、事故現場からの脱出を手助けしてくれた黒人に、警察の執拗な追及がはじまっていた。警察は大物のロバートを徹底して追及することが難しいと判断し、弱者である黒人のほうをいたぶってゆく。
こんな状況を観ていると、どこかの国の大物政治家と秘書の関係に似ているではないか。ただこの映画では、警察の捜査方針が余りにもえげつない。たぶん犯罪を犯したロバートが主役のため、どうしても警察のほうを悪者に仕上げる必要があったのだろう。
リチャード・ギアがはまり役だし、ストーリー的にもそこそこ面白い。まあそれなりに楽しめる映画に仕上がっているのだが、ヒューマンドラマとしては、余り重厚さが感じられないし、一体何を主張したかったのかがはっきりしない。そんなところに、やや物足りなさを感じてしまったことも否めない。
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