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2013年2月 5日 (火)

早春

★★★★

製作:1956年日本 上映時間:144分 監督:小津安二郎

 小津安二郎監督作品としては一風変っているせいか、余り評価されていない作品のようである。その証拠にネットで検索しても、同じタイトルのイギリス映画のほうが沢山ヒットしてしまうようだ。だが私にとっては、なかなか興味深く、ある意味では隠れた傑作なのではないかと感じてしまった。

 本作は昭和30年代のサラリーマンたちの生活パターンと、不倫に揺れる倦怠期の夫婦心理を、あっさりと流しながらも巧に描いている。またそれに加えて、元軍隊仲間の友情や、工場の煙突から立ち登る煙と通勤風景などに、戦後の復興をめざす日本の逞しい姿を垣間見ることが出来るだろう。
 ただこの作品の中で小津監督は、一面お気楽に見えるサラリーマン人生にも、いろいろな悲哀が内在しているということを描きたかったようである。それが同期の仲間の死、先輩たちの定年や転職などであろう。

 それにしても、不倫を扱いながらもちっともドロドロしていないところは小津監督らしい。大の大人が江ノ島へ遠足に行ったり、送別会で蛍の光を合唱したり、うどん大会をやったりと、実に子供ぽっいのである。なんとなく懐かしくもあり、またある意味では、古き良き時代だったのかもしれないね。

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