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2012年11月の記事

2012年11月27日 (火)

コーリング

★★★★

製作:2002年米国 上映時間:105分 監督:トム・シャドヤック

 ケビン・コスナー主演の「コーリング」を観ました。この映画のキャッチフレーズはオカルト・ファンタジー・ロマンスでこわ~い展開というふれこみでした・・・しかしこの映画はホラーではありませんし、ちっとも怖くありませんので、ホラー嫌いの人も心配しないでください。

 まず医者である主人公の妻が事故死するシーンからスタートするのです。その妻も医者であり、南米の僻地の診療に出掛けた際の事故でした。夫のケビンは妻の遺体も見つからず、いらいらした毎日を送ることになります。
 その後臨死体験をした2人の子供から、妻が自分を呼んでいることを知らされるのですが・・・・。彼等が夢で見たと言って描く「曲がった十字架」のような絵!この絵の謎が解けたとき、ケビンは妻が事故にあった南米へ飛ぶのです。

 そしてそこで見た大河に浮かぶ『オンボロバス』!これこそ妻が亊故にあったとき乗っていたあのバスでありました。そのバスの中でケビンは何を見るのか?そして全く予期せぬエンディングに、観客の驚きの声が聞こえました。
 そうこの意外なエンディングには嵐のような賛否両論があるでしょう。僕は賛成論者であり、おもわず流れ出した涙がとまりませんでした。ただホラーでもないのに、2流ホラーによくある、「いきなり大きな音を立てる」脅しが何回かあり、ちょっと白けました。またポスターに見られる男女が抱き合っている映像も、回想シーンとしてちょこっと出るだけなので、余り期待しないようにお願いします。

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2012年11月24日 (土)

ノートルダムのせむし男

★★★★

製作:1956年フランス  監督:ジャン・ドラノワ

 この作品はディズニーも含め、何度も映画化されましたが、今回観たのは、アンソニー・クインとジーナ・ロロブリジーダ主演の1956年製作のフランス映画であります。一応カラー作品なのですが、昔の総天然色といった雰囲気の、どぎつい色彩に目が疲れました。

Semushi_3

 この映画での、ノートルダム寺院の大がかりなセットを観る限り、フランス映画としては破格の製作費をかけたのではないでしょうか。前半はやゝ退屈な展開でしたが、中盤になって、せむし男のカジモドが、ムチ打ちの刑を受けるあたりから俄然面白くなります。
 そして後半、寺院の中での美女と野獣のやりとりでは、カジモドのピュアで優しい心に、誰もがきっと胸を打たれることでしょう。さらにラストの感動的なシーンを迎えるわけですが、「Fin」で終わるエンディングは、ちょっともの足りない気がしました。『サウンド・オブ・ミュージック』もそうでしたが、これが昔の映画の泣き所なのでしょうか。

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2012年11月23日 (金)

時間のおとしもの

著者:入間人間

 時間をテーマにした作品四作をまとめた短編集である。作者は入間人間(いるま ひとま)という珍しい名前の20代男性である。本編に収録されている四作は次の通り。

1.携帯電波
 封印されていた古い携帯電話を手にしたため、パラレルワールドに跳ばされてしまった少女の悲しいお話。メルヘンチックで、メビウスの輪のようにエンドレスなお話に仕上がっている。

2.未来を待った男
 タイムマシンを開発して、未来からやってくる私を、過去の私と一緒に待っている男と私の関係とは・・・。はじめは良く分からなかったが、あとで全てが繋がってくるなかなか凝っている作品である。

3.ベストオーダー
 古ぼけたバッティングセンターで、四人の俺が偶然出会ってしまう。なにかの拍子に時空が歪んで、別のパラレルワールドの俺が重なってしまったのだろうか。この状態を利用して犯罪を犯せば、完璧なアリバイを持つ完全犯罪が可能なのではないだろうか・・・。収録されている四作の中では、一番面白かった気がする。

4.時間のおとしもの
 本書のタイトルとなっている書き下ろし短編であるが、SFというよりは哲学的な話のようでもあり、私にはいまひとつ理解し難い作品であった。

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2012年11月20日 (火)

七年後の恋人

スーザン・ブロックマン・著

 科学者のチャックは、自らが発明したタイムマシンに乗って七年前の過去に遡る。それは七年後に起こる大規模テロを阻止し、愛する女性マギーを救うためであった。だがテログループたちも、別のタイムマシンを駆使して追いかけて来るのだった。

 七年後に起こるテロを撲滅させるには、まず自分自身がタイムマシンを発明しないことが必要であり、それを過去の自分自身に伝えて実行させるには、どうしてもマギーの愛が必要であった。というより、それよりほかに方法が無かったのである。そのためにはもちろんマギーの理解と協力が必要であり、彼女を危険に晒してしまうリスクも覚悟しなければならないという、矛盾の渦の中で計画は実行されるのだった。

 本作では未来の自分と過去の自分が並存して、お互いに顔を合わせる訳であるが、未来から来た主人公をチャックと愛称で呼び、過去の主人公の方をチャールズと呼ぶことによって二人を区別している。苦し紛れかもしれないが、この方法はなかなか見事で、面白いとも思った。自分がこの手の小説を書く場合の参考にしたいね。また二人の自分と恋人との三角関係という設定や、過去の自分が新たに経験したことでも、未来の自分にの記憶として引き継がれると言う理論もなかなか面白かった。

 約300ページの長編であるが、テンポが良く二人の主人公とマギーの愛し合うシーンが、とても巧妙かつエキサイティングに描かれているため、あっという間に読了してしまった。そしてSFとサスペンス、アクションとロマンスが見事に絡み合った楽しい作品に仕上がっている。まさに映画向けの小説であり、是非近いうちに映画化して欲しいものである。

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2012年11月17日 (土)

アザーズ

★★★★

 久し振りにしっかりしたゴシックホラーを観て満足しました。主な登場人物は、古い大きな洋館に住む母親と、光アレルギーの娘と息子、使用人が3人という少人数なのですが、なかなか見応えのある良い作品でした。

 またこの映画の評価を高めた一番の原因は、主演のニコール・キッドマンと、2人の子役達の素晴しい演技ではないでしょうか。 それから、いきなりのどんでん返しで奇をてらうのも悪くはありませんが、いかにもB級ホラーという感じが残るのも否めません。ところがこの作品では、どんでん返しに当たる「謎の部分」を少しずつ解明してゆくという手法を使っています。
そのためにラストシーンでは、どんでん返しの印象より「やるせない悲哀」のような気持が心に残り、より文学性を高めたような気がしました。

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2012年11月16日 (金)

ラスト・サムライ

★★★★

製作: 2003年 米国  上映時間: 154分  監督:エドワード・ズウィック

 トム・クルーズ主演のハリウッド版時代劇映画であるが、映像良し、音楽良し、そして肝心の殺陣も実に見事だ。武士に渡辺謙、真田広之など日本の一流俳優を起用したせいか、外国人が描いた時代劇としては、日本人にも納得出来る、まずまずの仕上がりを見せてくれた。

 それから、反逆者で最後迄『武士道』を貫く待側の親分である勝元(渡辺謙)は、あの西郷隆盛がモデルになっているとのこと。それにしても、『表通りは明治維新』であり、山上に生活するサムライ達は『戦国武士』そのもの、おまけに忍者まで出現するという『時代錯誤』にだけは、ちょっとついていけなかったな。ここだけがハリウッドのハリウッドたるゆえんか・・・。

 エドワード・ズウィック監督は黒沢明監督の信奉者であり、待といえば『戦国武士』というイメージが強いのだろうか。それで無理に明治維新に戦国武士を出現させたのかもしれない。
 まあ結果的には日米双方の興行成績は、かなり良かったようであり、この映画の成功を機に、日本の俳優達が続々とハリウッドに進出することになったという。そう言う意味では記念すべき映画だと思う。ただどうしても、『時代感覚のズレ』だけには、最後まで私の心がスウィング出来なかった。

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2012年11月12日 (月)

アルゴ

★★★★☆

製作: 2012年 米国  上映時間: 120分  監督: ベン・アフレック

 監督のベン・アフレックが、主役のCIAエージェント・トニー・メンデスを演じるサスペンス映画である。この作品は1979年にイランの首都テヘランで実際に起きた「アメリカ大使館人質事件」と、その裏で敢行されたCIAによる救出作戦を克明に追って行くのだ。

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 イラン革命が激しさを募らせ、その果てに過激派グループがアメリカ大使館を占拠し、52人の人質を取るという事件が勃発してしまう。そんな中で、6名のアメリカ人が大使館から脱出してカナダ大使の自宅に潜伏するのだが、大使館勤務員の名簿が暴かれ、彼等の行方が発見されるのは時間の問題となってくる。そしてもし彼等が見つかれば、彼等6名が処刑されるだけではなく、彼等をかくまったカナダ大使夫妻をはじめ、人質となっている52人の命も危なくなるのだ。

 まずカナダ大使宅に潜伏している6名を早急に救出する必要があるのだが、一体どのような方法で極秘に救出出来るのだろうか。救出作戦のエキスパートであるCIAのトニー・メンデスは、息子がTVで『猿の惑星』を観ているのをヒントにして、大胆不敵で前代未聞、かつ危険がいっぱいの救出作戦を上司に立案し、自らが実行することになる。
 
 彼がテヘラン空港に到着してからは、とにかくドキドキハラハラ、最後の最後まで気を緩めることが出来ない展開が続いてゆく。そして土壇場でひっくり返り、さらにまたどんでん返しの逆転があるのだが・・・。果たして彼と6名の運命はいかに・・・。
 決して派手な映画ではない。むしろ地味な映画かもしれないが、この心の高揚感はなんだろう。実に上手い演出である。そしていつも実話ものには外れがないよね。

 ところが、ラストの一番良い場面で、突然スクリーンが真っ暗になってしまったのである。原因は不明とアナウンスがあった切り、約15分間も座席に放置されてしまった。ロードショウ館で、いまどきフイルムが切れるということはあり得ないし、一体どうしたのだろうかと不安になってくる。大昔なら観客たちが「金返せ~!!」と大声を上げていたのだが、今の観客たちはみな紳士淑女ばかりだ。皆さんじっと我慢の子を決め込んでいる。

 私はその間に、隣の席にいた若いカップルと、遥かなる年齢の差を超えて話をする機会を得た。やはり人間は窮地に陥れば、皆仲間意識を持つんだな、また年代の違いより趣味の一致のほうが親密さを産むのかもしれない。そうこうしているうちに15分間はあっという間に過ぎて、再びスクリーンに映像が戻っていた。
 途中迷惑をかけたということで、終映後に映画館側から無料映画鑑賞券をプレゼントされた。結局のところ、若い人と会話も出来たし、映画の無料券も戴いて、私にとっては楽しいハプニングだったということになるのかな・・・。

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2012年11月 9日 (金)

希望の国

★★★☆

製作: 2012年 日本  上映時間: 133分  監督: 園子温

 最近絶好調の園子温監督作品であるが、従来のような過激な作品ではなく、主役の老夫婦をベテランの夏八木勲と大谷直子が演じ、大震災による原発崩壊によって離れ離れになってしまう家族の悲哀をしみじみと描いている。これを園子温監督らしくないと観るか、そうか本当はこういう作品を描きたかったんだと観るかで、この作品に対する評価もだいぶ違ってくるだろう。

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 私は後者のほうであり、園子温監督の引き出しの多さに感心し、心置きなくこの映画を堪能することが出来た。監督の妻である神楽坂恵だって、いつもすっぽんぽんで犯される役ばかりやりたくないだろうしね・・・。

 夏八木勲の頑固な古武士のような演技が、一番印象的でまさにハマり役だったと思うのだが、息子を演じた村上淳もなかなか良い味を出していたね。まさに父と息子の愛情がヒシヒシと伝わってきて思わず涙がこぼれてしまった。
 それにしても、津波と原発事故という壮大なテーマなのかと思っていたら、実は父母と息子夫婦の惜別と、心の中をかけめぐる郷愁がテーマだったのであろうか。またラストシーンでは、狭い日本では何処に逃げても、絶対に放射能からは逃れられないよ、という皮肉もたっぷり含まれているところが、園子温監督らしい部分だったかもしれない。

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2012年11月 5日 (月)

のぼうの城

★★★☆

 和田竜のデビュー作であり、第29回城戸賞(2003年)を受賞した脚本『忍ぶの城』が映画化されたわけだが、『のぼうの城』というタイトルで書いた小説が大ベストセラーとなり、直木賞候補にまでなってしまったため、映画のタイトルも『のぼうの城』に変更したといういわく付きの作品である。

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 うたい文句としては、石田三成勢の2万人の大軍に屈せず、たった500名の兵で抗戦、勝利した実在の武将・成田長親の姿を描く時代劇ということになっているが、映画の内容も含めてかなり誇張している気がする。実際には約1/10の2000名位で対抗したようである。

 主役の城代家老嫡男である成田長親は、あまりにもうつけ者であり、でくのぼうを略して「のぼう様」と呼ばれていたが、気さくで平和主義者の彼は、農民たちにはとても好かれていた。そしてそれが最終的には最大の武器になって行くのである。この風変わりな主人公役を、狂言師の野村萬斎が実に見事に演じている。それはまさに狂言の中の「太郎冠者」そのものであった。

 それにしても、城や水攻めのシーンなど、邦画とは思えないダイナミックな映像にも驚かされた。さすが特撮の東宝だ!。ついに邦画もここまでやれるようになったか・・・。改めて新作『ゴジラ』を製作して欲しいものだと願う。ただストーリー的には、少しばかり面白さが足りないと感じたことも事実である。いずれにせよ、一度小説のほうも読んでみようと思った。

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2012年11月 4日 (日)

天草・雲仙・平戸への旅

 九州を訪れたのは、実に15年振りである。前回は天候に恵まれず、霧で何も見えなかった『草千里』や傘を片手に回った『高千穂峡』という苦い記憶だけしか残っていない。幸い今回は晴れ時々曇りという、まずまずの天候でホット胸をなでおろす。まあ旅行の良し悪しなんて、その日の体調と天候で決まるようなものだからね。

 前回は九州の東側を回ったのだが、今回は正反対の西側巡り4日間の旅である。ゆったり出発のため、初日は阿蘇にある内牧温泉に泊まっただけであるが、翌日は熊本駅から三角駅までの約40分間、貸切特急『A列車』に乗車し、ジャズの流れる中でカクテルを飲みながら、ゆったりとした気分を味わうことが出来た。ちなみにA列車のAはアダルトのAであり、豪華な大人の列車という意味だそうである。

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 このあと天草五橋を渡って、昼食を摂った後に天草湾クルージングを楽しむ訳であるが、どこもかしこも天草四郎の像ばかりが目につく。一番大きいのが、あるお土産屋さんの駐車場脇に建てられた像で、建設費に一千万円かかったと言うのだが、その像が評判になり、とっくの昔に建設費は回収したらしい。なかなか商売上手なお土産屋だよな。それでこの像は金太りしたのかな。

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 その日は雲仙に泊まったのだが、旅館はBクラス以下だったものの、白濁の温泉がとても素晴らしく冷え切った心と身体を温めることが出来た。また夕食前に硫黄の匂いと、湯気のたちこもる『雲仙地獄』を一回りしてみた。ここには天然記念物に指定されたシロドウダンの群落もあり、キリシタン殉教の舞台ともなったところで、約30種類の地獄が点在している。また昭和29年に大ヒットした映画『君の名は』のロケ地でもある。そしてそのヒロイン真知子役の岸惠子が手を付いた岩だという『真知子岩』がおばさんたちの人気を煽ったともいう。

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 さて翌日は、1990年からなんと約5年間も噴火し続けたという雲仙普賢岳の近くまで行き、目前でその荒涼とした勇姿を眺めたが、いまだに火口から中央にかけての溶岩流痕が痛々しく、当時恐怖におののいた人々の姿が見えてくるようであった。幸い市長の好判断で、市民たちは事前に撤去していたため住民の死亡者はいなかったらしいが、消防団員や報道関係者ら43名の人々の犠牲は防ぎ切れなかったという。私は目前の普賢岳を見上げながら、心の中で43名の方々の冥福を祈った。

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 そして今回の旅のハイライトともいえる『九十九島クルージング』へと向かう。そして松浦港から海賊船のような観光船に乗り、約40分程度の海遊がはじまった。九十九島と言っても、島の数は208もあるらしい。またその中の4島には人が住んでいるという。船に乗って、輝く太陽と潮風を浴びながら沢山の島を巡っていると、なんだか仙台の松島を思い出してしまった。どちらが美しいかは、人それぞれだと思うが、島の数では松島のほうに軍配があがるようである。

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 今日の泊まりは平戸温泉なのだが、ここでまたまた松浦駅から、松浦鉄道に乗って、たびら平戸口駅まで約25分のローカル線の旅を楽しむ。今度は昨日乗ったA列車と違って、地元の人が利用している普通の電車である。だがこれもなかなか風情があって良かったね。

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 平戸で『ザビエル記念聖堂』をみたり、わざわざ生月島まで渡って『塩俵の断崖』なども巡った。だがせっかく平戸まで来て、つい最近上映された高倉健主演の『あなたへ』のロケ地だった平戸・薄香港に行けなかったのが残念である。そこに行くには道が狭くて観光バスが入れないというのだ。そうしたところがツアー旅行の欠点かもしれないな。などと考えているうちに、あっという間に四日間の九州旅行も終わりを告げてしまった。今回いけなかったところも含めて、また是非九州を訪れたいものである。

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2012年11月 1日 (木)

卒業

★★★★

 その昔同名の名作洋画がありましたね。その先入観があって全くパスしていた邦画なのですが、ネットでストーリーを読んでからは、俄然観たくなり決算で忙しいにも拘らず、とうとう日比谷シャンテまで足を運んでしまった記憶があります。

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 過去愛した女性の影を消し去れない心理学の講師役の堤真一と、彼を執拗に追い回わす女学生役の内山理名。実はその女学生こそ、彼が過去に愛した彼女の娘であるのだが・・・・彼は全く気づかない。そして過去にこだわる彼にだんだん失望してゆく恋人役の夏川結布との葛藤・・・と3つのせつない愛を淡々と描いた珠玉の名作と言ってもよいでしょう。

 雨に始まり、雨で終わるこのメンタルラブストーリー。綺麗な映像とロマンチックなミュージックをブレンドして、いやにやるせなく、それでいて心のときめきを感じずにはいられません。
 僕の瞳も、スクリーンの中の雨に濡れたかのように、しっとりと潤んでしまいました。また堤・内山・夏川の主役3人はべストキャストで、それぞれが、ぴったりと役にはまっていたと思います。
 また謎のまま終結するエンディングについては、賛否両論あると思いますが、僕は娘役の内山が告白するつもりで書いた手紙を抜いたように、この映画では「曖昧なまま」にして正解だったのではないかと思いました。

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