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2012年10月20日 (土)

ツナグ

★★★★

製作: 2012年日本 上映時間: 129分 監督: 平川雄一朗

 直木賞作家である辻村深月の小説を原作にしたファンタジー・ドラマ。「ツナグ」とは死者と生きている人の再会を仲介役のことで、本作ではその「ツナグ見習い」を努める高校生が、依頼者と死者との様々な感情に触れて成長していく姿を描いてゆく。

Tunagu

 その主人公である高校生・渋谷歩美役は、NHK朝ドラ『梅ちゃん先生』で有名になった松坂桃李くんが好演している。また歩美の祖母でツナグ師匠でもある渋谷アイ子役を樹木希林が珍しく抑え目の演技を披露。これがなかなか渋くて良かったね。さらには佐藤隆太、遠藤憲一 、八千草薫、仲代達矢などの芸達者やベテランが、しっかりと脇を固めている。

 原作では4組の話が挿入されているらしいが、映画では時間制限のためか、遠藤憲一と八千草薫の話、橋本愛と大野いとの話、佐藤隆太と桐谷美玲の話という三話構成になっているのが、やや物足りなかった。個人的には遠藤憲一と八千草薫が演じた息子と死んだ母の話に一番泣かされてしまったが、全体的に涙が止まらなくなるシーンが多かったね。
 テーマとしては、かなり荒唐無稽であり、所々に突っ込みどころ満載ではあるが、アイデア的には素晴らしいし、心温まる良作邦画と言い切っても間違いないだろう。

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受信: 2012年10月20日 (土) 13時08分

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