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2012年10月の記事

2012年10月27日 (土)

映画は劇場で観たいね

 今までいったい何本の映画を観たでしょう。実際に数えたこともないし、記録もない。従って、自分の乏しい記憶だけが、唯一の証明手段なのですが、今となっては一番多く観たのが年間300本位だったことだけ覚えているだけであります。通算本数は、かなりいい加減に数えて4000本以上ということにしておきましょう。
 生れて初めて観た映画は、たぶん初代の『ゴジラ』だったと思います・・・というのは、祖母に連れられて、明大前にあった明正館という映画館に行った記憶が残っているからであります。僕は小学校に入る迄、おばぁちゃん子だったため、当時は小学生以下だったと思われます。
 とにかく子供の僕には『ゴジラ』は強烈な印象を残しました。祖母から中に人が入っていると聞いても、50人以上の人が肩車をして入っているのだと信じていたくらいです。当事の特撮映画としては、それくらいリアルで恐かったのです。最近になってビデオで見直しましたが、当然技術的には稚拙ではあるものの、それ程違和感なくドキドキしながら観ることが出来ました。ということは、当時から映画としても、かなりの完成度があったのだろうと思います。

 その後アメリカの怪獣映画を観て、特撮技術の高さに感動し、僕は増々怪獣映画とSF映画の虜になっていくのでありました。その頂点を極めた映画が『エイリアン』であります。怪獣とSFと恐怖とギガーの、あのおどろおどろしいデザインには驚きを超えて感動すら覚えました。
 レンタルビデオが世に出る前は、週末になるとよく高田馬場、新宿、渋谷、飯田橋、八重州、銀座などの名画座によく通いました。それらの名画座は、レンタルビデオの台頭とともにいつの間にか姿を消して、今残っているのは飯田橋の『ギンレイホール』と高田馬場の『早稲田松竹』ぐらいになってしまいました。(T.T)

 その後僕自身も静岡の片田舎へ転勤となり、一時期映画鑑賞といえば、TVで放映されるものだけになってしまいました。暫くして田舎にもレンタルビデオが進出してきましたが、車で片道30分もかけて借りにいかねばならず、そのうえ1本のレンタル料が2000円もしたのです!それでも嬉しくて時々借りに行ったのですから、今考えると大変貴重なお客さんだったのかもしれませんね。
 そして東京に戻って来るとレンタル料金は400円と大幅に下がっていたのであります!僕はこれに大感激し、レンタルビデオ屋の常連となったわけで、その後10数年間はほとんどレンタルビデオオンリーでした。しかしそれから12年後に転職し、上司が映画好きなことに触発され、いつの間にかまた映画館に足を運ぶようになったのです。それで今では、その上司を凌ぐ映画好きになってしまったのであります。

 映画館の素晴しいところは、当然のこととして、最近ことにスケールアップした大作群のように、大画面大音饗でなくては、充分に堪能することが出来なくなったことがあげられるでしょう。しかし大作でなくとも、映画館でなければ味えないことがあります。
 それはまず大勢の観客との一体感と、哀愁の思いを味えること。そして閉ざされた箱の中に拘束されることによって、虚構の世界の中に溶け込むような臨場感に包みこまれること。などが最大の魅力なのだと最近になってつくづく感じるようになりました。
 ということで・・・・僕もやっと本当の映画ファンの入口をくぐることが出来たのです。そういう意味では、まだ真の映画ファンとしては若葉マークであります。これから少しずつ上達してゆきたいと思う今日このごろであります。

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2012年10月26日 (金)

バック・トゥ・ザ・フューチャー

★★★★★

製作: 1985年 米国 上映時間: 116分 監督: ロバート・ゼメキス

 27年前に劇場で観て以来、DVDでも2~3回見直しているのだが、何度観ても飽きない超面白い映画である。この映画こそまさにアメリカンムービーの大傑作であり、ただ面白いだけではなく、笑いあり・涙あり・ハラハラドキドキし、そしてラストはスカッと爽やか逆転満塁サヨナラホームランなのだ。

 まさに体内にある溜まったストレスが、全て発散されてしまうという元気の出る映画でもある。そのうえ、タイムトラベルにつきものの親子間のパラドックスなどについても、実に楽しくかつ見事に描ききっている。そして27年経過した現在でも全く陳腐化していないし、いまだにこの作品を超えるタイムトラベル映画も出現していない。とにもかくにも、誰が観ても全く文句のつけようがないほど完成度の高い超エンターテインメント作品なのである。

 この映画を知らない人はほとんどないと思うので、あえてあらすじやキャストについては省略したが、もしまだ未見の人がいたのなら、是非DVDをレンタルして観ていただきたい。三部作であり、第一部だけは完結して観ることが出来るものの、時間があれば是非全作品を楽しんで欲しい。とは言っても、やはり第一作が一番完成度が高いのは言うまでもないだろう。

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2012年10月22日 (月)

恋愛適齢期

★★★★

製作: 2003年米国 上映時間: 128分 監督:ナンシー・マイヤーズ

 ジャック・ニコルソン扮する63才の大金持ちオヤジは、大の女好きですが、孫のような超若いピチピチ女性としか付き合わないのです。なぜかというと、後くされなく気軽に楽しめるし、自分が主導権を握れるからなのです。

 ある日、付き合い始めたばかりの若い娘の実家で、ダイアン・キートン扮する母親とバッタリ顔を合わせてしまいます。彼女は劇作家で、旅に出ていたのですが、予定を変えて急拠帰ってきたのでした。そして彼女は、ニコルソンの年がいもない荒唐無稽な振るまいに、飽きれ果ててしまいます。
 しかしある出来事を境に、自分を理解してくれるニコルソンに、だんだん惹かれてゆくのでした。一方のニコルソンも同じような気持ちになってゆくのですが、何せ彼は同年配の女性と付き合ったことがなく、本気で恋愛をした経験もなかったのです。そこに医者で若くハンサムなキアヌ・リーブスが、20も年上のダイアンを好きになってしまうので、話はややっこしくなってきます。

 笑いあり、涙あり、ちょっとエッチで、ドキドキ・ハラハラする四角関係風の熟年ラブコメでありました。とても楽しく、相変わらずニコルソンの演技が光っていましたが、何といってもダイアン・キートンが素晴らしかったですね。
 55才を過ぎて、ちょっと皺がふえているものの、とても笑顔が似合う可愛い女性だと思いました。ただキアヌの役柄が中途半端で、ちょっともったいない気がしました。そして、ラストが余りにも単純であっけないのも、非常に残念だったと思います。

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2012年10月20日 (土)

ツナグ

★★★★

製作: 2012年日本 上映時間: 129分 監督: 平川雄一朗

 直木賞作家である辻村深月の小説を原作にしたファンタジー・ドラマ。「ツナグ」とは死者と生きている人の再会を仲介役のことで、本作ではその「ツナグ見習い」を努める高校生が、依頼者と死者との様々な感情に触れて成長していく姿を描いてゆく。

Tunagu

 その主人公である高校生・渋谷歩美役は、NHK朝ドラ『梅ちゃん先生』で有名になった松坂桃李くんが好演している。また歩美の祖母でツナグ師匠でもある渋谷アイ子役を樹木希林が珍しく抑え目の演技を披露。これがなかなか渋くて良かったね。さらには佐藤隆太、遠藤憲一 、八千草薫、仲代達矢などの芸達者やベテランが、しっかりと脇を固めている。

 原作では4組の話が挿入されているらしいが、映画では時間制限のためか、遠藤憲一と八千草薫の話、橋本愛と大野いとの話、佐藤隆太と桐谷美玲の話という三話構成になっているのが、やや物足りなかった。個人的には遠藤憲一と八千草薫が演じた息子と死んだ母の話に一番泣かされてしまったが、全体的に涙が止まらなくなるシーンが多かったね。
 テーマとしては、かなり荒唐無稽であり、所々に突っ込みどころ満載ではあるが、アイデア的には素晴らしいし、心温まる良作邦画と言い切っても間違いないだろう。

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2012年10月16日 (火)

時砂の王

 西暦248年、邪馬台国の女王卑弥呼は、突然おぞましい「物の怪」に襲われるのだが、「使いの王」と呼ばれる未知の人物に助けられる。実は「使いの王」とは、遥かな未来から時空を超えてやって来たメッセンジャーと呼ばれる人工生命体であり、オーヴィルの頭文字Oを王と聞き違えて、この時代では「使いの王」と呼ばれることになったのである。

 邪馬台国の時代より遥か2300年後の未来においては、謎の増殖型戦闘機械群により地球は壊滅してしまい、さらに人類の完全殱滅を防ごうとその機械群を追って来たのがメッセンジャーたちであった。またその邪悪な機械軍が、邪馬台国の時代には物の怪と呼ばれる存在であった。

 邪馬台国の時代を中核に描きながらも、オーヴィルたちが戦い続けてきた別の時代やパラレルワールドを交錯させながら、この壮大なストーリーは紡がれてゆく。この大作を僅か300ページ足らずの文章にまとめた技巧は実に見事である。ただそのためか、状況説明的な文章が多くなり過ぎて、登場人物の背景や心理描写などが希薄になってしまった感が否めない。

 このあたりが最近のSF小説の特徴で、データー量の多さや精密な論理については申し分ないのだが、ジンジンと心に響き渡ってくるような熱い感情が湧かないのだ。ただこれが小説ではなく、映画やアニメやゲームの原作となると、小説では見えなかった映像や音源などとの融合により、迫力ある素晴らしい作品となるのだろう。事実この作品もハリウッドで映画化されることが決定されたようである。

 もし若者たちから、「それが現代SFなんだよ、おっさん!」と叱られれば、「さようでございますか、勉強不足で申し訳ございませんでした。」と応えるしかないだろう。ただ良い悪いは別にして、星新一や小松左京たちが活躍していた頃のSFと比べると、もう全く別ものと言って良いほど、最近のSF小説は変わってしまったのだろうか。

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2012年10月14日 (日)

天地明察

★★★★

 予告編を観た限りでは、余り興味の湧かない作品だったのだが、これがかなり完成度の高い映画だった。メガホンを取ったのは、『おくりびと』で第81回アカデミー賞外国語映画賞を受賞した滝田洋二郎監督であり、原作は本作で第7回本屋大賞を受賞した冲方丁である。

Meisatu

 本作は江戸時代前期に、800年にも亘って日本国内で使用されてきた暦のズレを正し、日本独自の暦作りに専念した実在の人物である安井算哲の半生を描いている。彼は幼時より囲碁を学び、算砂の弟子とも伝えられているように、もともとは碁打ちだった。ところが彼は、算術や星の研究にも秀でており、それを会津藩主の保科正之に認められて、全国各地を行脚して、北極星の高度を測りながら、その土地の緯度を計測するという作業を命ぜられる。それが新しい暦作りに繋がって行くのであった。

 それにしてもキャスト陣が豪華である。主役の安井算哲には岡田准一、その妻えんには宮崎あおい、そして中井貴一、松本幸四郎、市川染五郎、市川猿之助、佐藤隆太と主役級の俳優が続く。さらに笹野高史と岸部一徳の個性派が脇を固めているのだ。
 そして驚いたことに、時代考証もかなり正確である。ことに碁盤が長方形をしていたのには驚かされた。碁盤は大昔にさかのぼれば、ほとんど正方形に近かったのだが、江戸時代に本因坊三世道悦が、一寸だけタテ長の碁盤を規格化したという。そしていつから変化したのかは知らないが、現代ではほぼ正方形の碁盤に戻っている。また当時の測量計や地球儀などもかなり正確に復元しているのである。とにかく時代考証には、相当なこだわりが感じられた。

 これだれ格調高く、壮大な物語に仕上げてしまうと、かなり退屈感を禁じえないのだが、上映時間141分もさほど気にならなかいほどスクリーンに熱中することが出来たことが素晴らしい。本作が今年の日本アカデミー賞を受賞する可能性はかなり高いだろう。また外人受けする部分も多いため、もしかするとハリウッドで二回目のアカデミー賞外国語映画賞を受賞という快挙もあるかもしれない。

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2012年10月12日 (金)

死刑台のエレベーター

★★★★☆

 2010年にリメイク公開された阿部寛主演の邦画は不評であったが、1957年に製作されたこのオリジナルのフランス映画は実に完成度の高い名作といえよう。邦画のほうを観ていないので比較は出来ないが、おそらく単純に想像するところでは、監督とキャストの違いなのではないだろうか。

 社長夫人のフロランスと不倫関係にあったジュリアンは、彼女に頼まれて社長を自殺に見せかけて殺害し、二人で逃亡する計画であった。ところがジュリアンは、現場に致命的なミスを残してしまったことに気付く。彼はそれを消すために急遽現場に戻るのだが、途中でエレベーターが故障して、その中に閉じ込められてしまうのである。
 さらに不都合なことに、逃亡するために用意しておいた車が、若いカップルに盗まれてしまい、彼等によってとんでもない事件を引き起こされてしまうのであった。さあ一体ジュリアンの運命はどうなるのか。そして雨の降る夜を徹してジュリアンを探し続けるフロランスは、彼にめぐり合うことが出来るのだろうか・・・。

 このような流れで、ハラハラ・ドキドキしながら、ジャズの音楽と甘美なモノクロ映像によって、クライム・ミステリー・ロマンスとも言えるこの映画は紡がれて行くのである。実に見事な脚本と演出の連続であり、映像も音楽も非の打ちどころがない。そしてフロランスを演じたジャンヌ・モローの魅せる哀愁の佇まいがなんともいえないのだ。もしかしたらこの作品は、ミステリーではなくラブストーリーだったのだろうか。それにしても、半世紀以上前に製作された映画とは、とても信じられないほどスタイリッシュで魅力的な作品である。

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2012年10月10日 (水)

夢売るふたり

★★★☆

 『ゆれる』『ディア・ドクター』などで高評価を得た西川美和監督が、久々にメガホンを取った作品である。それにしても、今まで男性心理を巧に描いていた同監督にしては、珍しく女性を主人公に仕立てたうえ、取巻く女性たちの心理も執拗に描いているじゃないか。

Umemilu

 小料理屋を営む板前夫婦が、火事で全財産を失い、ひょんなことから、再起のための資金造りに「結婚詐欺」をはじめることになる。通して、複雑で深遠な男と女の関係を描き出す。 騙される女たちを演じるのは、田中麗奈、鈴木砂羽、木村多江、安藤玉恵、江原由夏などであるが、ウエイトリフターを演じた江原由夏が一番印象的だったね。
 また一瞬の出来事だったが、お嬢様女優・松たか子のオナニーシーンやヘアヌードは、ビッグサブライズだったなあ。これで女優として一皮むけたという気がするが、それにしても余り意味のないシーンだったような気もする。
 また阿部サダヲと松たか子のコンビは、上手く絡み合っていたのだが、その他の女優たちとは、余り波長が合っていないような感があったな。他にも豪華キャストを組みながら、彼等を十分に生かし切っていなかったのではないだろうか。西川監督には、『ゆれる』を超える名作の登場を期待しているのだが、なかなか難しいね。

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2012年10月 7日 (日)

エージェント・マロリー

★★★

 アメリカ女子総合格闘技界のジーナ・カラーノが主役の女スパイ映画である。確かにスタントを一切使わず本作に挑んだジーナのリアルなアクションは見応えがあるのだが、テンポが良くないし時間軸がズレ放しのストーリー展開も分かり辛い。

Maloly

 てっきりB級映画かと思っていたら、 ユアン・マクレガー、 アントニオ・バンデラス、マイケル・ダグラス と、大物俳優がズラリと出演していたので驚いてしまった。もしかすると、シリーズ化を狙っているのかもしれないが、もう少しド派手なアクションと演出が必要かもしれない。

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2012年10月 4日 (木)

神に選ばれし無敵の男

★★★☆

 主役の怪力男とピアノ弾きの女はいずれも役者としてはど素人であることが一目で判りました。従ってラブシーンもぎこちなく、カチンカチンのキスだけでしたね。
 その代わり男の筋肉と女のピアノは本物そのものでした。演技より実技能力のほうをを選択したのでしょうか。。。

 原題は『無敵の男』らしいのですが、どうしてそれが『神に選ばれし無敵の男』になってしまったのかは不明であります。たぶん『無敵の男』では余りにも単純すぎるので、それとなく付け加えたという感じがします。
 でもその『神に選ばれし』が付いていたために僕自身もこの作品に興味を持ったわけですから、かなりの集客効果があったかもしれません。しかしそうなると、一種の詐欺かもしれませんね。

 3人の主役のもう1人である霊能力者の男は、さすがに演技派で神秘的かつ迫力満点でした。もしかすると、この男を指して『神に選ばれし無敵の男』と言ったのかもしれないと思ったくらいです。
 ミニシアター系の魔化不思議な雰囲気を発散する面白い映画でしたが、結局何を言いたかったのか今だに良く判りません。
 また実在した人物達を上手に組合わせた作品でしたが、最後の終り方にはちょっと不満が残りました。 

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