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2012年9月11日 (火)

スローワルツの川

  作者はロバート・ジェームズ・ウォラーで、あの『マディソン郡の橋 』を書いた人である。 どちらも中年男女の不倫愛を描いたストーリーであるが、『マディソン郡の橋 』が家族のほうを選んだのに対して、本作のほうでは不倫相手のほうを選んでいる。

 また『マディソン郡の橋 』は、放浪のカメラマンと田舎住まいの主婦との切羽詰った不倫で、どちらかと言えば下層階級の人々の話である。ところが本作のほうは、大学教授とその同僚の妻との不倫であり、二人とも裕福な上流階級というイメージがするのだ。

 ストーリーの壮大さや、社会見識などについては本作のほうが『マディソン郡の橋 』より優れており、インドの細かい状況などの記述については、かなり綿密に調査している感があった。ただ残念ながら『マディソン郡の橋 』のように、ドックンドックと心臓が大きく鼓動し、心の中が燃えるような激しい恋心と感動を味わうことは出来なかった。

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