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2012年9月の記事

2012年9月30日 (日)

ハンガー・ゲーム

★★★

 なんと米国で2,000万部以上の超ベストセラーとなった、スーザン・コリンズの小説が原作なのだという。
 ランダムに選ばれた24人の少年少女たちが、最後の一人になるまで森の中で戦い続けるという、『ハリウッド版のバトル・ロワイヤル』である。

Hangar

 サバイバルホラーということになっているが、血生臭い殺しのシーンはほとんどないし、恐怖感が湧くような脚本でもなかった。この映画の見どころは、戦いに至るまでのいろいろな準備のシーンであり、実際のバトルはどちらかというとソフトタッチで、とうとう最後までギラギラ・ドキドキすることがなかった。また主人公は弓の名手なのだが、その見せ場がかなり少なかったのも不満である。せめて心理的な駆け引きくらいはあっても良さそうなものだが、ストーリーも単調であった。

 ただネットでの大不評ほどつまらない映画でもなかったし、美人ではないのだが、主役の女優がなかなか印象的で魅力的だったね。近未来での富裕層と貧困層の差別を、荒唐無稽に描いているという意味では、『TIME/タイム』という映画とも共通する部分があるかもしれない。まあ期待しないで、時間つぶしに観るくらいの気分で観ることをお奨めしたい。それにしても主人公の恋人が気の毒で、ラストも中途半端な気がしたが、どうも続編が出るらしいね。

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2012年9月28日 (金)

永遠のマリアカラス

   9年前に劇場で上映されたときは、連日の好評につき、小劇場の日比谷シャンテから、座席数の多いみゆき座へ格上げされたようでした。その日は女性デーも重なり、宝塚の前まで続く大変な行列でした。

 マリアカラスを演じたのは、『8人の女たち』にも出演しているファニー・アルダンですが、54歳には見えない美しさと華麗さに加え、神がかり的な熱演にも感動しました。
 またこの映画を観て初めてオペラの素晴らしさを、ちょぴりだけ実感しました。この映画はミュージカルとはちょっと違いますが、劇中劇「カルメン」の迫力と躍動感において、当時アカデミー賞を受賞した『シカゴ』などは足元にも及ばないと思いました。

 ただエンディングで「この話はマリアカラスの実話ではなく想像して作られたもの」だというコメントが表示されましたが、実在の人物を扱いながら史実をゆがめてまでもフィクションにこだわった理由は一体何だったのでしょうか。その辺りは異論のある方もいると思いますが、いずれにしても素晴らしい作品であることは確かでしょうね。

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2012年9月25日 (火)

タイム・アフター・タイム

★★★★

 1979年製作なので30年以上昔の映画です。従って今流行りのCGもなければ、大した特撮も使っていない低予算映画でしたが、なかなか味のある良い作品だと思いました。

 ストーリーは、小説『タイムマシン』の著者であるH・G・ウェルズが、本当にタイムマシンを作って、50年後の現代へやって来るというお話です。 そして過去から逃げて来た「切り裂きジャック」を追いかけながら、現代のキャリアウーマンと恋に落ちるという荒唐無稽な設定でした。

 もうこれはSFというよりは、ラブコメといったほうが良いでしょう。それにしても、史実を上手に繋ぎ合わせた展開は見事でした。H・G・ウェルズ作の「タイムマシン」よリもずっと面白いと思いました。

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2012年9月23日 (日)

カンダハール

★★★★

 これはイランの映画で、妹を探してイランからアフガンの力ンダハールまで1人旅をする女性の話なのですが・・・・。この映画には、ストーリーなどほとんどなく、アフガンの人々の貧困を描いたドキュメンタリーといった感じの作品でした。

 内容的にお面白いわけではなく、場所も砂漠の中が多く、低予算の映画でしたが、なにかじわりじわりと心につきささるような感じが残りました。貧困の国では、いつも子供と女性達が最大の被害者になりますし、悪いことが罪の意識もなく平然と行われるようになるのだと、改めてつくづく思い知らされる映画でありました。いずれにしても映画として評価するのに困まってしまう作品です。この映画を観ると北朝鮮さえ豊かな国に思えてきます。日本などは全く「別の星」のようでさえあります。

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2012年9月22日 (土)

スパイキッズ4 

★★★

 2001年~2003年にかけて三作製作されたシリーズの新生シリーズとなる。もちろん主役のキッズたちは入れ替わっているのだが、初代キッズの二人も大人のスパイとして登場している。まあ本シリーズをはじめて観た私には、どうでもいいことなのだが・・・。

 お子様ランチ過ぎて、大人にはバカバカしいB級映画なのであるが、テーマが時間を操作するということで、タイムトラベルファンとしては、見逃す訳には行かなかった。しかしやっぱり余りの幼稚さに、かなり辟易してしまったことも確かである。
 ただママ役のジェシカ・アルバは、なかなか魅力的だったし、オープニングでの、出産間近の太鼓腹を抱えてのアクションはかなり笑えたな。

 あとロボット犬も面白かったし、キッズたちもなかなか頑張っていたのだが、なにせ悪人達のオバカぶりが、余りにも酷過ぎて観るに耐えなかった。まあもともとオバカ映画なのだと割り切って観るしかないのだろう。ただ期待していたタイムトラベル部分が、ただ時間を止めたり、速く進めるというだけで、その他何の工夫もなく、そのうえタイムパラドックスも生じないのが残念であった。

 本作は4D、つまり3D+臭い付きという売りであるが、DVDなのでそれは全く体験出来なかった。気になるのは、劇場で配布されたカードの番号を、スクリーンに表示されたNOに合わせてこすると臭いが出るという部分。薄暗い観客席で、そんなにうまく指示されたNOをこすれるのか。またあの赤ちゃんの臭~いおならの臭いも、嗅がされてしまうのだろうか。

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2012年9月20日 (木)

踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望

★★★☆

  本作はもともと、1997年にフジテレビ系で放映された連続テレビドラマだった。その後シリーズ化されて、テレビドラマ・映画・舞台へと展開されている。映画のほうは本作で5本目(外伝を除く)だが、いずれも大ヒットし、興行的には大成功を収めいている。本作を観たのもかなり大きな劇場だったが、ほぼ満員というありがたい状況であった。

Odolu

 それにしてもなぜ、これほどの超ヒット商品を、これで終了させてしまうのだろうか。その理由としては、主演の織田裕二をはじめとして、15年間も同一メンバーで続けているということで、年齢などの整合性に無理が出てきたということらしい。それは分かるのだが、これだけのヒット商品を手放すのは、実にもったいないよね。
 といいつつも、TV局主導の映画が嫌いで、この映画を観たのははじめてなのだが、その始めが最後になってしまった。本作をはじめて観た感想は、可もなく不可もなくといったところであろうか。やっぱりTVドラマというイメージだね。

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2012年9月18日 (火)

グランド・ツアー

★★★

 かなり評価の高いタイムトラベル映画だということで、期待していろいろなレンタルビデオ店を探し続け、やっと観ることが出来ました。

Grand

 あらすじは、完璧世界から来た未来人が、退屈感から過去の大災害見物のツアーにやってくるという設定になっています。
 ただ未来社会についての説明不足、製作資金不足もあり、肝心のタイムパラドックについても安易な設定なので、安もののTVドラマを観ている気がしました。

 また死んだ妻の設定にも必然性がないまま終わってしまったのも、納得出来ませんでした。せめて過去に遡って、妻の死因を取り除いて、妻が死ななかった世界に変えてしまうくらいの展開があっても良かったと思います。
 期待が大きかったせいか、かなり拍子抜けしてしまいました。

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2012年9月16日 (日)

鍵泥棒のメソッド

★★★★

 殺し屋のコンドウ(香川照之)が銭湯で頭を打ち、記憶を無くしてしまう。それを見ていたヘタレ男の桜井(堺雅人)は、衝動的に彼の荷物をくすねて、コンドウに成り済ますことになる。ところがヤクザから次ぎの殺しの依頼があり、途方に暮れてしまう。

Kagi
 一方コンドウのほうは、計画的婚活実施者である編集長の香苗(広末涼子)と偶然知り合うことになり、いきなり彼女に結婚を申し込まれてドギマギしてしまうのだった。

 それにしても、コンドウが銭湯で石鹸に足を滑らせて、スッポンポンで転倒するシーンは実によく出来ていたし面白かった。また記憶を失う前と、記憶を失った後の、全く異なる人格を演じた香川照之の演技力も流石としか言いようがない。あと久し振りに観た広末涼子がいやに色っぽくて可愛かった。まあ彼女も二児の母であり、すでに32歳になるものね・・・。 ただ堺雅人に関しては、いつもニヤニヤしているような雰囲気で、演技が上手いのか下手なのか、相変わらずつかみ所がないよな。
 
 いずれにせよ、わざわざ映画館で観なくてはならない映画だとは思わないが、とにかくキャストが皆ハマり役だったことと、アイデアが非常に面白いということは断言出来るだろう。それとラストでの「胸キューン!」には笑っちゃうよね。

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2012年9月14日 (金)

めぐりあう時間たち

★★★☆

 「時間」という題名がつくので、もしかして時間そのものを意識した作品なのかと、ある種の期待を持ってこの映画を観たのですが、その意味では全く期待外れでした。この映画は男性には「ちょっと不可解な女性心理」を描いた、超文学作品だったのです。従って一緒に観た家内にとっては、かなり納得出来る映画ようでしたが、正直言って僕には理解し難い内容でした。

 またニコール・キッドマンが、この映画で主演女優賞をとったため、メジャーな作品として興行されましたが、本来はミニシアターで上映されるはずのマイナーな映画だと思います。
 それとニコール・キッドマンのストーリーは削除して、ジュリアン・ムーアとメリル・ストリーブのストーリーを、その分もう少し丁寧に描いたほうが分かり易かったのではと思いました。余りにも文学という名にこだわりすぎたのでは・・・・・。

 ただし僕は、この映画のモチーフとなった「ダロウェイ夫人」を読んでいないので、この作品の持つ本当の味が分かっていないかもしれません。近々この本にも挑戦したと考えております。そのうえで再評価をくだしたいと思っています。
 いずれにせよ確実に言えることは、ニコール・キッドマン、ジュリアン・ムーア、メリル・ストリーブの3女優とエド・ハリスの演技が素晴しかったということですね。

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2012年9月11日 (火)

スローワルツの川

  作者はロバート・ジェームズ・ウォラーで、あの『マディソン郡の橋 』を書いた人である。 どちらも中年男女の不倫愛を描いたストーリーであるが、『マディソン郡の橋 』が家族のほうを選んだのに対して、本作のほうでは不倫相手のほうを選んでいる。

 また『マディソン郡の橋 』は、放浪のカメラマンと田舎住まいの主婦との切羽詰った不倫で、どちらかと言えば下層階級の人々の話である。ところが本作のほうは、大学教授とその同僚の妻との不倫であり、二人とも裕福な上流階級というイメージがするのだ。

 ストーリーの壮大さや、社会見識などについては本作のほうが『マディソン郡の橋 』より優れており、インドの細かい状況などの記述については、かなり綿密に調査している感があった。ただ残念ながら『マディソン郡の橋 』のように、ドックンドックと心臓が大きく鼓動し、心の中が燃えるような激しい恋心と感動を味わうことは出来なかった。

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2012年9月 8日 (土)

壬生義士伝

★★★★☆

 当初は、たかが新選組の映画じゃないかと思っていたのだが、これが全く嬉しい誤算であった。
 明治時代にある医者を訪れ、そこにあったある人物の写真を見ながら幕末を回想する老人。彼は元新選組の達人剣士だった斎藤一である。そしてその写真の人物は、斎藤一が一番嫌っていた男であり、剣でも最後まで勝てなかった男だった。それがこの映画の主人公である「吉村寛一郎」その人なのである。

 中井貴一演ずる吉村は、家族を守るため、名を捨て、友を捨て、故郷を捨て、新選組隊員として生きることを決意する。そして結局は最後に、「義」を貫き通すという、名もなき南部藩士の生きざまを描いた力作であった。また最後のドンデン返しもなかなか、粋な計らいではないか・・・。
 またまた、父子の愛と、日本人が忘れかけている「義」に感動し、例によってティシュ2袋を消費してしまった。
 ただ主人公の最後の行動に、納得出来なかった人が多いようだが、主人公とて弱い人間である。監督はは主人公の揺れ動くこころの葛藤を、はっきりした形ではなく、ぼんやりと描きたかったのだろうと解釈したい。

 それにしても、最近の日本映画は、なかなか、たいしたものである。中井貴一バンザイ、佐藤浩一バンザイ。そして、そして、今は亡き僕の親父よ、「命を捨てて、僕らを育ててくれてありがとうございました!」。僕も「義」のために命を張って、仕事に打ち込んでみよう・・・と久し振りに仕事に対する情熱を燃やした一日であった。

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2012年9月 7日 (金)

プロメテウス

★★★☆

プロメテウスとは、ギリシア神話に登場する神で「先見の明を持つ者」「熟慮する者」の意である。さらに一説によると、人間を創造したのはプロメテウスだったという。
 本作では宇宙船の名前に使われているが、「人類はどこから来たのか?」という副題と、人間を創造したと言われるプロメテウスを絡めているようだ。

Prome

 製作総指揮と監督は、『エイリアン』『ブレードランナー』『グラディエーター』などの超大作を手がけているリドリー・スコットである。だが彼はすでに74歳になってしまった。過去の栄光はともかくとして、次々にSF超大作が製作されている現代で、果たしてその真価が発揮されるのだろうか。・・・と多少心配しながらこの作品を観ることになった。
 そしてどうやらその杞憂が当たってしまい、いまひとつピントの外れた作品という感が否めない。というのも、タイトルや副題、また壮大なるオープニングなどで、人類起源の謎と神秘を散々煽りながら、実は『エイリアン・ビギンズ』だったという、詐欺まがいの展開に失望した観客が多いのではないかと思われるからである。

 ただ映像は超美麗だし、個人的には『エイリアン』の世界観が大好きなので、かなり楽しめたと思っている。またエンディングを観ても、さらに続編が製作されそうな雰囲気があった。従って次回作でいろいろな謎が解明されるのかもしれないし、いまのところまだ本当の評価は出来ないような気がする。
 また主役のエリザベス・ショウが、恋人との性交によって体内に宿したエイリアンを、自動手術装置で取り出すシーンは、もの凄い迫力だったな。ただ本来この役を演じるはずだったシャーリーズ・セロンが、いろいろな事情から悪役のほうに回ってしまったのは非常に残念である。ましてや続編が創られるとすれば、存在感抜群の彼女なら、まさに第二のリプリーに相応しかったのだが・・・。

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2012年9月 5日 (水)

あなたへ

★★★★

 7年振りにスクリーンに登場した健さんこと高倉健も、すでに81歳になってしまった。本作は先立ってしまった妻(田中裕子)の遺言である「故郷の海への散骨」を遂行するために、富山から長崎の平戸まで、手作りのキャンピングカーで旅に出るというほのぼのロードムービーである。

Anata
 監督は、『鉄道員(ぽっぽや)』『ホタル』など、高倉健を主演にした映画を20本も撮っている降旗康男監督だ。そして佐藤浩市をはじめとして、草なぎ剛、ビートたけし、浅野忠信、余貴美子、綾瀬はるか、長塚京三、原田美枝子、大滝秀治などの主役級の大物俳優たちが、ほとんどチョイ役同然で出演しているのには驚かされた。

 とにかく景色が美しい。海と橋、そして夕日や朝日が実に素晴らしい。さらには旅の先々で、妻との想い出を綴り、あるときは、出会った人々との人間ドラマを紡いでゆくという創り方も見事である。実に清々しく心洗われる良い映画に仕上がっているではないか。ただ時々ヨロヨロする健さん、風貌はまだまだ若作りであるものの、誤魔化せない手の甲のシミを観ていると、さすがの健さんも年には敵わなかったなと、余計な心配ばかりが脳裏をかすめる。残念だが、もしかすると、これが健さんの最後の映画になるかもしれないな・・・。

 あとで気が付いたのだが、2010年に製作され、本年6月頃日本で上映されたスペイン映画『星の旅人たち』と、なんとなく似ている映画だと思った。気になる方は、是非こちらもご覧あれ。

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2012年9月 2日 (日)

海を飛ぶ夢

★★★★

 ちょっと変わったタイトルですが、全身麻痺で27年間寝たきりの主人公が、『尊厳死』を国家に望む、という重いテーマのスペイン映画なのです。そして人が生きるのは、『権利』なのか『義務』なのかを問い続けます。

 このテーマでありながら、ちっとも暗さを感じないのは、情熱の国スペインということもありますが、笑顔と会話の絶えない、主人公の明かるさのお陰かもしれません。
 またストーリーの大半は、主人公のべットの周辺で進行してゆきますが、ほとんど退屈感が起こらないのが不思議でした。
 主人公はもちろんのこと、多分その登場人物の全てが個性的で、主人公に対して、心から惜しみない愛を注いでいたからだと思います。このようなテーマを引きずりながらも、決して後味の悪くない、すっきりとした良い作品に仕上がっていました。

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