セブン・デイズ・イン・ハバナ
★★★☆
キューバの首都ハバナの一週間を、7人の監督が綴ってゆくオムニバスである。あるときは、旅行や仕事でキューバを訪れた外国人が主役になり、またあるときは現地の若い女性や年配者が主役となる。いろいろな人々の日常などを断片的に描きながら、ハバナの街の顔をなぞってゆく。
普段全くと言ってよいほど縁のないハバナやキューバ人であるが、この映画を観ているとなんとなく街並みだけではなく、キューバ人たちの生活観が見えてくるから面白い。キューバだけではないが、暑い国の男性は総じて陽気だが楽天的で怠け者が多い。その反動なのか女性たちは気が強くて働き者である。
とにかく全編を通して、ラテン系のリズム感が漂うしっかりとした音楽が非常に良かったし、情熱的なダンスのノリもなかなかだったね。また7人の監督によるオムニバスではあるが、いくつかの作品が少しずつ繋がっているようだ。僕的には、7作の中では歌手のセシリアが恋人を捨ててスペインへ行くかどうかで悩む作品が一番面白かった。少し訳が分からなかったのが、『儀式』をテーマにした異様な作品だ。まだキューバには、このような前近代的な儀式が残っているということだろうか・・・。
いずれにせよ、ちょいと毛色の変わったフランス/スペインの合作映画であった。
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