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2012年7月27日 (金)

プレイ‐獲物‐

★★★☆

 愛する妻と娘を猟奇殺人犯のモレルから守るため、主役のフランクは強引に脱獄する。だがモレルに先手・先手を打たれ、彼の罪まで着せられて、警察の大掛かりな追跡を受けるハメになってしまう。これこそフレンチ・サスペンス・アクションの傑作かもしれない。

Play_2

 前半のアクションシーンが実に小気味良い。ハリウッドのような超過激・ど派手アクションとは一味違ったアクション。高速道路を車に向かって走りまくる。走行中の列車に飛び乗り、窓を壊して列車の緊急停止ボタンを押して、列車から飛び降りる。
 というような現実的で身体を張った手作りアクションといった趣きなのである。それにしてもこの主人公は良く走る。一生懸命ひたすらに走るのは良いのだけれど、ただ手を横に振る女走りなのが、なんとも痛ましく笑えてしまうんだね。

 そして後半は、猟奇殺人犯のモレルとの心理戦が始まる。モレルは完全な狂人なのだが、その共犯者の妻は、それとなく良心の呵責に苦しんでいるようにも見えた。ただなぜ彼女がモレルと知り合い、彼の犯罪に手を貸すようになったのかは、いまひとつはっきりとしない。ここらあたりをもう少し突っ込んで描いていれば、もっともっと傑作に仕上がっていたに違いない。

 あと余りにも警察がだらしない。あれだけの人数を繰り出しても、スーパーマンでもない普通の男を逮捕出来ないのだから情ないよな。まあ、だからこそフランクは警察をあてにせず、強引に脱獄して自分自身の手で犯人を捕まえようと決意したのかもしれない。・・・と考えるととんでもないフランス警察批判の映画になってしまうのだろうか。

 それにしてもラストの締めくくりは、なんとなくホットしたような、人を食ったような、ハリウッド風のバカバカしいような、妙な締め方だったなあ。ちょっと全体の流れに沿わない無理な終わり方だったとも言えるよね。全体的にテンポが良くて面白い映画なのだけれど、もうあと一息という感は否めないだろう。

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» プレイ‐獲物‐ [だらだら無気力ブログ!]
個人的にはこじゃれたタイトルをつけて欲しかったな。でも面白かった。 [続きを読む]

受信: 2012年9月 6日 (木) 00時38分

» プレイ‐獲物‐ [銀幕大帝α]
−感想− 変態夫婦に浚われた愛娘を奪い返す為に刑務所から脱獄した男が疾走する! もうこのプロットだけでも面白そうでしょ? えぇ、期待通りの面白い作品でした。 フランス本国で大ヒットした傑作サスペンス映画『ラスト3デイズ 〜すべて彼女のために〜』や、同監督作...... [続きを読む]

受信: 2013年1月 8日 (火) 01時37分

» プレイ-獲物- [いやいやえん]
そうとは知らず先に出所した性犯罪者モレルを信じて家族の情報を渡してしまったため、脱獄を図り、女刑事の執拗な追撃をかわしながらも妻子を守ろうとする男を描いた作品です。フレンチ・サスペンスも最近いいのが増えてきたよね。監督さんは「ワン・ミス・コール」の人。 緊張感が途切れることなくテンポ良く展開が進むので、「おお」とか「うわ」とか思ってる暇もない、見せ場の多い捻りの効いた作品になってます。ビルからのガラス突き破って下の車への突き抜けジャンプや、走行中の電車へのダイブ、カーアクションなど、生身の... [続きを読む]

受信: 2013年1月27日 (日) 10時10分

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