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2012年6月26日 (火)

パルプ・フィクション

★★★★

 『キル・ビル』を観て、タランティーノ監督のことが気になり、少し調べてみました。彼はビデオ屋の店員から俳優を経て、映画監督になり、『パルプ・フィクション』という作品で、アカデミー脚本賞に輝き、一躍有名になったようです。
 そこでその出世作『パルプ・フィクション』とはいかなる作品だったのかと思い、ビデオ店の棚を探してレンタルしてきたわけです。

Palupu
 この作品のストーリーそのものは、それ程複雑でもなく、ステージも数少なく、わずか数日の出来事を会話部分を思い切り引き伸ばして、2時間30分もの長編に仕上げているのであります。
 従って単純にアクション映画を観たかった人は、『苦痛』に感じたかもしれません。ただこの映画の良いところは、基本的に3つのステージを用意し、それぞれのストーリーがある程度独立していながら、巧みに絡み合いエンディングでは、訳の分からなかったオープニングと見事に結合して、時間軸のゆがみを補正してしまいう構成だと思います。
 またブルース・ウィルス、ジョン・トラポルタ、サミュエル・L・ジャクソン、ユマ・サーマンと主演級の俳優がずら~と顔を揃えている超豪華なキャストも観応えがありました。
 またタランティーノ監督自身も、熱演しているシーンも一味違って楽しめました。

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