マリリン 7日間の恋
★★★★
どちらかと言うと、主人公はマリリン・モンローではなく、マリリンに気に入られて、1週間だけ彼女のきまぐれな恋に付き合った青年・コリンのほうだったような気がしないでもない。
マリリンは一見我ままで、ほとんどリハーサルもやらない大根役者のようだが、実は嘘の演技が出来ず、ありのままの自分を表現する力は卓越していたようである。
したがって、常に誰かに恋していないと、映画の中でも恋を表現出来なかったようだ。それでいつも、臨時の恋人を創って、ゴシップネタになってしまったというのである。
マリリンはそれでいいかもしれないが、臨時の恋人にされてしまった男の方はたまったものではなかっただろう。なにしろ天下の人気スターに恋されるのだから、いつの間にか何もかにもほうり出して、彼女の虜になってしまうのである。そのひとりが、ロンドンで『王子と踊子』のロケで知り合った、サード(第三助監督という名称の雑用孫)コリン・クラークだったのである。
マリリンを演じたのは、『スピーシーズ/種の起源』のミッシェル・ウィリアムズで、素顏はマリリンとは、ほど遠いのだが、メイクと演技で、かなりマリリンに近づいていたと思う。さすがべテラン女優である。2012年のアカデミー主演女優賞は『マーガレット・サッチャー』のメリル・ストリ一プに譲ったものの、もうひと息というところであった。
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