8 Mile
★★★☆
この映画を観て、デトロイトの貧民街には黒人よりも貧しい白人が住んでいることが初めて分かりましたし、その貧しい街並みは、イライラする様なリアリティーに溢れていました。そしてラッパーというのも黒人の特権ではなく、貧しき者達が這いあがるための叫び声なのだということも良く分かりました。
ただこの映画は、エミネムの自伝ということで多少割引いても、一体何を訴えたいのかが、今一つピンとこないストーリー展開ではありました。
このように貧しく、恵まれない家庭環境の中で、悪い奴等にラップで勝ち抜いて有名になるきっかけを作りました・・・というだけのストーリー展開しか感じられませんし、テンポが遅くて先が見え過ぎました。
なぜこの街で貧しくなったのか、何故父がいないのか、などのサイドストーリーが欲しかったですね。またもっとラップを歌う場面が多くても良かったと思いますし、エンディングも中途半端で、感情移入出来ないまま終ってしまったような気がします。
またこの作品で描かれている女性は、キム・べイシンガー演ずる子供を捨てても男とSEXしないと生きてゆけない母親。ブリタニー・マーフィ演ずる金のためなら誰とでもSEXする彼女の二人に象徴されるように、女性を卑下して描いています。 このような女性は僕の身近にもいるので、それほど驚くことではありませんが、逆にいえばエミネム自身が女性を蔑視しSEXマシーンと考えているのではないでしょうか。また元彼女役のタリン・マニングは何のために出演したのかも意味不明です。
つまらない映画ではないのですが、もう少し感動的な描き方は出来なかったのでしょうか。
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