127時間 壮絶な結末だね
★★★★
誰にも行き先を知らせない勝手気ままな一人旅。ところが岩山の狭間に転落し、岩に腕が挟まったまま身動き出来なくなってしまう。食料はほとんどなく数日分の水があるだけ。そしてこんな山奥には誰も訪れない。夜は寒いし、空腹と渇きでクラクラし、このままでは数日後に確実に死んでしまうだろう。さあ、貴方ならどうする?
監督はあの『スラムドッグ$ミリオネア』のダニー・ボイル、主演は『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』のジェームズ・フランコである。大自然の映像はなかなか美しく、時々スクリーンを三分割にした凝った撮影方法も魅力的だ。またジェームズ・フランコの軽快かつ迫真の演技も見ものである。
本作はこの恐怖と絶望の5日間を克明に描いているため、登場人物も少ないし、過去の回想が所々に散りばめられている。結局は自分の我儘な性格が招いた悲劇なのだが、このような事態になるまでは、全くそれに気付かなかったのである。
最後は半分やけくそになり、切れないナイフで無理やり自分の腕を切断する。そして主人公は自らが気絶しないよう祈りながら、文字通り命がけの作業を続けるのだが、そのシーンを観ているこちらのほうが気分が悪くなり気絶しそうだった。今でも思い出すとクラクラしてくる。気の弱い人は、このシーンだけはパスしたほうがよいかもしれない。
それにしてもこの話は実話だというから、まさに事実は小説より奇なりである。
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