戦場のピアニスト
★★★★☆
この映画は、9年前に日比谷スバル座という有楽町駅前の映画館で観ました。さすがアカデミー賞主演男優賞に輝いただけあって仲々見応えのある素晴しい映画でした。
この映画を観ると、戦争の悲惨さと無意味さ、そしてナチのユダヤ人迫害の恐ろしさと卑劣さを再認識させられることでしょう。ただ全編に亘って眼を覆いたくなるような凄惨な殺戮シーンが多いので、子供や気の弱い人にはお勧めできないかもしれません。しかし戦争の本質を語るためには、どうしてもこうした残酷なシーンの挿入もある程度致し方なかったかもしれません。
なおこの映画の最大の見せ場は、敵の将校の前で必死にピアノを弾くシーンとその将校との淡い友情シーンです。ドイツ兵の中にも人間の心を持つ人もいるし、皆好き好んで戦場に来ているわけではないという事実。
そして文字通り、最後で最大のハイライトシーンは、エンディング・クレジットの流れる中で、水を得た魚のように、生き生きとそして華麗にピアノを弾く主人公の手の動きと、陶酔するような素晴しい旋律の数々・・・この映画はこのシーンを観るためにあったと言っても決して過言ではないと思いました。
それなのに、クレジットが流れるとすぐに席を立った人が2~3人いました。一体この人達にこの名画を観る資格があるのだろうかと、ちょっぴりあきれてしまう、「おまけ付き」でありました。
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