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2012年3月14日 (水)

ゴジラ映画は復活するか

 1954年に第1作が発表されてから、2004年に完結するまで延50年間半世紀の中で、実に28作も製作されたゴジラ映画。あの『男はつらいよ』が、49作だったことを考えると、ゴジラもある意味で国民的映画だったといえるだろう。
 延50年間と書いたが、実際には1954年~1975年の第1期に15作製作され、9年間のブランク期間のあと、1984年から新・ゴジラシリーズが始まっている。その新・ゴジラシリーズも、1995年まで7作をもって再び休止期間に入ってしまう。その後、1999年より第3期にあたるミレニアムシリーズが開始されたが僅か6作で完結し、東宝はもうゴジラ映画は創らないと宣言して現在に至っている。

Gozira

 ゴジラシリーズのイメージは、3期に渡って変化していった。(正確には第1作と2作だけを第1期とすれば、全4期と考えることも出来る)
 第1期は第1作と2作は別格として、7年振りに復活した第3作『キングコング対ゴジラ』が大ヒットしたため、その後は怪獣同志の対決がメインとなり、途中からお子様向けのコミカル仕様のゴジラに成り下がってしまった。

ゴジラファンなら誰でも知っているが、ゴジラに「シェー」や「幸わせだなあ~」をやらせたり、赤ちゃんゴジラのミニラが登場し、ゴジラファンが大人になるに従ってだんだん振り向かれなくなってしまったのである。

 その後9年間の沈黙を破って、1984年に大人向けの新・ゴジラシリーズが発進。VFXの進化もあり、これまでにない迫力のある怖いゴジラが登場することになった。だがゴジラが余りにも強くなり過ぎて、地球には敵がいなくなり、宇宙怪獣だけが敵になるため、だんだん脚本作りが難しくなって第22作目の『ゴジラvsデストロイア』でまたまた休止期間に入ってしまう。

 そして4年後に21世紀を目前にして、第23作『ゴジラ2000 ミレニアム』が上映され、ここから第3期が開始されることになった。本作では、背びれが大きく鋭く強調され斬新なデザインに一新されたゴジラが登場、さらに宇宙人ミレニアンとそれが怪獣化したオルガが登場する。だがその後はとくに新しい怪獣は登場せず、メカゴジラが何度か登場したり、今までのゴジラ映画の総括的な作品が続き、とうとうネタ切れになったのか、2004年に公開された第28作目の『ゴジラ FINAL WARS』で、とうとうこのシリーズは幕を閉じることになる。

 栄枯盛衰の理、これだけ長期に亘ってシリーズ化したゴジラ映画は、なぜ終わってしまったのだろうか。そもそもこうした怪獣映画が28作まで続いた事が奇跡だったのであり、なぜ終わってしまったのかというよりも、よくもまあ28作も創られたものだと感心したほうが筋が通っている。このシリーズで一番長く続いたのが第1期であるが、これはたぶんTVドラマの『ウルトラQ』や『ウルトラマン』の影響があり、映画でもっとスケールの大きな怪獣を観たいという観客心理と共鳴したからではないだろうか。だから対決ものが多かったし、子供向けの作品に転化していったのではないかと推測している。

 そして第2期以降は、ゴジラファンだった少年達が大人になり、大人向けの怖いゴジラの復活を観たくて映画館に足を運んだに違いない。だが余りにもゴジラが強くなり過ぎて、怪獣というよりはすでに神か悪魔かという存在までに昇華してしまい、呆れた普通の大人達はゴジラを卒業してしまった。そして残ったのはゴジラオタクだけとなってしまった。だから1998年にハリウッドが創ったゴジラ映画『GODZILLA』は余りにも現実的な怪獣だったせいか、こんなのはゴジラじゃないというゴジラオタクの酷評を受けてしまったのである。私自身はゴジラ映画はこのハリウッドのGODZILLAこそ、これからのゴジラだと絶賛したのだが、あのときの酷評の嵐をみて、これでもうゴジラ映画は終わりだなと察知してしまった。そして数年後に日本のゴジラシリーズも終焉を迎えることになったのである。映画という大きなキャパを持つ世界は、一部の熱狂的なファンの存在だけでは支えられないのである。

 ところでこれでもうゴジラは絶対に復活しないのだろうか。いやそんなことはない。あの『ALWAYS 三丁目の夕日』の第二作で、夢の中の出来事とは言え特別出演したではないか。まあそれはご愛嬌としても、本作のゴジラも必ず復活すると信じている。ただ復活するのは、あと10年以上先のほうが良さそうな気がする。

 つまり従来のゴジラオタクが絶滅し、ゴジラを知らない世代が育ってきたころに、今までのシリーズは全て御破算にして、もう一度あの一番凄まじかった第1作からはじめて三部作くらいで終了させるストーリーで復活させることである。そしてもう着ぐるみはやめてCGを使ったもっと小さくて弱いゴジラにして欲しい、だが怖さは今までで一番怖いゴジラに仕立て上げることも条件である。だからすぐに都会に進出する必要はなく、離れ弧島か辺鄙な場所の洞窟の中などが中心となってもよい。つまり自衛隊の最新兵器で死なない怪獣なんて在りえないのだから、自衛隊や最新兵器などが簡単に侵入出来ない場所がよいのだ。また大魔人のように時代劇にするという設定も面白いかもしれない。そして何作も続けるから強すぎるゴジラにせざるを得ないのだから、三部作くらいでお終いにしてしまうのである。もちろん東宝だけの製作では製作費不足でチンケな映画になってしまうので、東宝とハリウッドが提携して製作し、全世界で上映することになるだろう。

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