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2012年3月の記事

2012年3月30日 (金)

ヒューゴの不思議な発明 3D

★★★☆

 予告編を観たときは、少年が主役だし、時計と機械人形がクローズアップされていたため、タイムトラべルを絡めたハリーポッターもどきのファンタジーかと思い込んでいた。ところがその予想は全く的外れであり、本作は時代を遡った人間ドラマであった。また主役のヒューゴそのものも、主役というよりは、ある意味「狂言回し」的な役割を演じていたような気がする。本作の本当の主役は、『映画の歴史』なのではなかったか。

Photo

 その意味では、本作がアカデミー賞にノミネートされたのも頷けるのである。だが原題は『HUGO』であり、邦題に付く「不思議な発明」は一種のめくらましではなかったか。ヒューゴは単なる孤児であり、何の発明もしていないからである。良い映画なのだが、そのあたりの営業的な粉飾が気に入らない。

 それはそれとして、少なくとも3D映像はなかなか見応えが合った。昨今の3Dは奥行きだけで、余り立体感を感じないものが多いが、本作はまさに3Dのために創られた映像であり、美しいパリの風景とともに、充分満足できる立体感を創りあげていたことだけは賞賛したい。

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2012年3月26日 (月)

127時間  壮絶な結末だね

★★★★

 誰にも行き先を知らせない勝手気ままな一人旅。ところが岩山の狭間に転落し、岩に腕が挟まったまま身動き出来なくなってしまう。食料はほとんどなく数日分の水があるだけ。そしてこんな山奥には誰も訪れない。夜は寒いし、空腹と渇きでクラクラし、このままでは数日後に確実に死んでしまうだろう。さあ、貴方ならどうする?

127

 監督はあの『スラムドッグ$ミリオネア』のダニー・ボイル、主演は『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』のジェームズ・フランコである。大自然の映像はなかなか美しく、時々スクリーンを三分割にした凝った撮影方法も魅力的だ。またジェームズ・フランコの軽快かつ迫真の演技も見ものである。

 本作はこの恐怖と絶望の5日間を克明に描いているため、登場人物も少ないし、過去の回想が所々に散りばめられている。結局は自分の我儘な性格が招いた悲劇なのだが、このような事態になるまでは、全くそれに気付かなかったのである。

 最後は半分やけくそになり、切れないナイフで無理やり自分の腕を切断する。そして主人公は自らが気絶しないよう祈りながら、文字通り命がけの作業を続けるのだが、そのシーンを観ているこちらのほうが気分が悪くなり気絶しそうだった。今でも思い出すとクラクラしてくる。気の弱い人は、このシーンだけはパスしたほうがよいかもしれない。
 それにしてもこの話は実話だというから、まさに事実は小説より奇なりである。

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2012年3月23日 (金)

修善寺温泉への小旅行

 西伊豆に行くときに、この近くは何度も車で通っているのだが、修善寺温泉に宿泊するのは、多分はじめてだと思う。
 今夜の宿は湯回廊『菊屋』という老舗旅館で、創業360年という伝統と歴史が息づく由緒ある宿泊処である。かの文豪夏目漱石も時々泊っていたという。また以前はここで、将棋や囲碁のタイトル戦も行われていたらしい。

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 温泉旅行と言えば、風呂と食事が目的であるが、風呂は内風呂と露天風呂をはじめ、無料で入れる貸切風呂が4つもある。そして、その名の通り池を挟んで、ぐるりとまわる迷路のような渡り廊下の所々に、これらの風呂が配置されているのだ。なんと風情のあることか。
 また食事は伊豆の海と、天城の山中で採った素材を使った山海懐石料理がとても美味であった。これを個室の食事処でいただくのだから、とても贅肉な気分になってしまう。
 そして部屋のほうは、二部屋をぶち抜いてリフォームし、居間とべッドのある寝室に分割されていて、トイレも二つ用意されているのである。
 もちろん従業員のマナーもしっかりと教育されており、宿泊客への心遣いも全く文句がない。さらには趣きあるラウンジでは、コーヒーや牛乳が飲み放題であり、おまけに夜食のラーメンも無料と、至れり尽くせりのサービス体制に驚きを通り越して呆れてしまったくらいである。

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 さて宿のほうは、十分満足・堪能して、翌日は近くの修善寺にお参りしたあと、桂川沿いの散策コースを歩いてみた。このコースは、河原にあるどっこの湯という足湯、源頼家の墓、朱色の桂橋や楓橋、そして美しく落ちついた佇いの竹林の小怪と続く。途中に昔ながらの手作りべーカリーなどもあり、小1時間程度の優雅な散策を楽しむことが出来て嬉しかった。

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 そのあと、約30年ぶりに天城にある日本百名瀑の『浄蓮の滝』を訪れ、滝を見ながら名物わさびアイスを食べてみた。辛味と甘味がほどよくミックスされた珍味である。それにしても、30年前に訪れたときよりかなり混雑していたのは、やはり石川さゆリの『天城越え』のお蔭であろうか。

Img_1153
 そして仕上げは、沼津に戻る途中にある『江間のいちご狩り』である。前回きたときには、かなり大粒のいちごが食ベられたのだが、今年は不作ということで、少し小粒だったのが残念であった。連休中だったこともあり、どこもかしこも道路が混雑しており、家に着いたのは日が暮れた午後6時頃。楽しかったけれど、ちょっと疲れたかな…。

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2012年3月22日 (木)

戦場のピアニスト

★★★★☆

 この映画は、9年前に日比谷スバル座という有楽町駅前の映画館で観ました。さすがアカデミー賞主演男優賞に輝いただけあって仲々見応えのある素晴しい映画でした。
 この映画を観ると、戦争の悲惨さと無意味さ、そしてナチのユダヤ人迫害の恐ろしさと卑劣さを再認識させられることでしょう。ただ全編に亘って眼を覆いたくなるような凄惨な殺戮シーンが多いので、子供や気の弱い人にはお勧めできないかもしれません。しかし戦争の本質を語るためには、どうしてもこうした残酷なシーンの挿入もある程度致し方なかったかもしれません。

Piano

 なおこの映画の最大の見せ場は、敵の将校の前で必死にピアノを弾くシーンとその将校との淡い友情シーンです。ドイツ兵の中にも人間の心を持つ人もいるし、皆好き好んで戦場に来ているわけではないという事実。
 そして文字通り、最後で最大のハイライトシーンは、エンディング・クレジットの流れる中で、水を得た魚のように、生き生きとそして華麗にピアノを弾く主人公の手の動きと、陶酔するような素晴しい旋律の数々・・・この映画はこのシーンを観るためにあったと言っても決して過言ではないと思いました。
 それなのに、クレジットが流れるとすぐに席を立った人が2~3人いました。一体この人達にこの名画を観る資格があるのだろうかと、ちょっぴりあきれてしまう、「おまけ付き」でありました。

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2012年3月20日 (火)

ラブ・レター

★★★★

 浅田次朗原作の同名短編小説を森崎東監督のメガホンで映画化した作品です。中井貴一紛する新宿のチンピラ吾郎と中国から不法入国し吾郎と偽装結婚した白蘭の恋愛物語。といっても彼等は偽装結婚するときに1度逢っただけの関係なのです。
 そんなある日、吾郎の元に警察から白蘭が死亡したという連絡が入ります。早速吾郎と弟分が千葉の千倉にある病院まで死体を受け取りに行くのですが・・・。そこで彼女が吾郎宛に書いた『つたない日本語で書かれたラブレター』が発見されるのわけです。吾郎がそれを読んで感動のため大泣するシーンがこの作品の唯一かつ最大のハイライトとなっています。当然僕もここで一緒になって大泣することになりました。

Love

  真面目な中井貴一にチンピラ役はミスキャストとけなす人がいましたが、僕はむしろヤクザになりきれず便利屋に徹し、どことなく人の良い吾郎役にはピッタリのキャスティングだったと思います。原作は映画で描いたラスト30分が全てで、吾郎と白蘭は一度も逢ったことがないという設定になっていました。従って見ず知らずの人からの手紙を見て大泣きすることに多少疑問を感じました。

 一方映画の二人は一緒に法務局へ出向いて結婚申請の面接も受けますし、吾郎は白蘭に結婚指輪迄送ります。その点では映画のほうが説得力があったと思います。ところが映画のほうは最低でも90分程度の上映時間がないと興行が成り立たないため、前半部分にどうでもよいシーンを入れ過ぎてしまったようです。これが退屈だったのと、ラストの感性とうまく繋がらなかったのが非常に残念だったと思いましたが、なかなか良い映画でした。

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2012年3月17日 (土)

ドッグヴィル

 この映画の舞台はドッグヴィルというアメリカの閉鎖的な田舎村なのですが・・・演劇を意識したのか、背景は全てがスケルトンで、ドアも屋根も壁もないチョークで描かれただけの小さな家が10軒ばかり並んでいるだけなのです。
 そしてストーリーは始めから終りまで、この舞台仕立ての田舎村の中だけで展開し、パントマイムとナレーションが延々と続く一種の実験的心理劇のようでした。 こうした設定と知らずに観たため、前半は退屈で退屈で、もう少しで居眠りしそうで参りました。

Dog

 しかしギャングに追われたニコールが登場するあたりから、少しずつ目が覚め始めて、終盤はスクリーンに釘漬けになってしまったのです。 その後、村の人々がよそ者のニコールに対して友人づらをしてみたり、奴隷扱いをしてみたりするシーンは、よくホラー映画でも使われる展開ではありましたが、その先が全く読めませんでした。
 そしてラストのドンデン返しと、奇妙なエンディング・クレジットとデビットボウイのミュージックには、はっとさせられる何かがありました。 少なくとも僕はいままでこんな変わった映画を観た記憶がありませんし、ジャンル分けも正確な評点も不可能でしょう。

 このへんてこりんな同一背景と、ナレーションだけで3時間も引っ張れたのは、1にも2にもニコール・キッドマンの「存在感」以外の何物でもないでしょうね。 またこの作品の監督は、村人たちの中に潜む『人間の欲望と残酷さ』を描くと同時に、この映画を観ている観客自身の残酷さを、嘲笑しているような気がしたのは私の思い過ごしでしょうか。

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2012年3月16日 (金)

父と暮らせば

★★★★

 原作は井上ひさしで、広島原爆投下3年後、ある4日間の、被爆した父娘の会話を描いたお話です。そしてそのストーリーのほとんどが、父親役の原田芳雄と、娘役の宮沢りえの二人芝居で、舞台も自宅だけという、超シンプルな映画でした。

Papato
 父親は原爆で死んでいるので、幽霊と言うことになるのですが、実は娘の苦悩から生まれた虚像だったのかもしれません。それに父娘は、全く普通の人と同じように会話を続けているので、初めのうちは、実在の人物かと勘違いしてしまいます。
 時折回想シーンが少し挿入されているものの、このような変化のないストーリーでは、退屈して居眠りしても当然でしょう。

 ところがスタートから15分ほど過ぎると、不思議とスクリーンに吸いこまれてしまいました。それはきっと、原田芳雄の抜群の演技力と、宮沢りえの透き通るような清楚さといじらしさに、感銘を受けたからだと思います。
 ただ家庭でDVDなどを観る場合は、かなり忍耐強い人でないと、途中で飽きて、観るのを辞めてしまうかもしれませんね。

 またこのような二人芝居仕立ての演劇を、映画として作る必要があったのか否かについても、疑問が残るところですが・・・少なくとも、ラストシーンでのドンデン返しだけは、映画でしか表現出来なかったと思います。
 このラストシーンで、それまで想像していた話の展開が、ガラガラと音をたてて崩れてしまい、実は~だったのかと、急にせつなく悲しい気分になってしまいました。

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2012年3月14日 (水)

ゴジラ映画は復活するか

 1954年に第1作が発表されてから、2004年に完結するまで延50年間半世紀の中で、実に28作も製作されたゴジラ映画。あの『男はつらいよ』が、49作だったことを考えると、ゴジラもある意味で国民的映画だったといえるだろう。
 延50年間と書いたが、実際には1954年~1975年の第1期に15作製作され、9年間のブランク期間のあと、1984年から新・ゴジラシリーズが始まっている。その新・ゴジラシリーズも、1995年まで7作をもって再び休止期間に入ってしまう。その後、1999年より第3期にあたるミレニアムシリーズが開始されたが僅か6作で完結し、東宝はもうゴジラ映画は創らないと宣言して現在に至っている。

Gozira

 ゴジラシリーズのイメージは、3期に渡って変化していった。(正確には第1作と2作だけを第1期とすれば、全4期と考えることも出来る)
 第1期は第1作と2作は別格として、7年振りに復活した第3作『キングコング対ゴジラ』が大ヒットしたため、その後は怪獣同志の対決がメインとなり、途中からお子様向けのコミカル仕様のゴジラに成り下がってしまった。

ゴジラファンなら誰でも知っているが、ゴジラに「シェー」や「幸わせだなあ~」をやらせたり、赤ちゃんゴジラのミニラが登場し、ゴジラファンが大人になるに従ってだんだん振り向かれなくなってしまったのである。

 その後9年間の沈黙を破って、1984年に大人向けの新・ゴジラシリーズが発進。VFXの進化もあり、これまでにない迫力のある怖いゴジラが登場することになった。だがゴジラが余りにも強くなり過ぎて、地球には敵がいなくなり、宇宙怪獣だけが敵になるため、だんだん脚本作りが難しくなって第22作目の『ゴジラvsデストロイア』でまたまた休止期間に入ってしまう。

 そして4年後に21世紀を目前にして、第23作『ゴジラ2000 ミレニアム』が上映され、ここから第3期が開始されることになった。本作では、背びれが大きく鋭く強調され斬新なデザインに一新されたゴジラが登場、さらに宇宙人ミレニアンとそれが怪獣化したオルガが登場する。だがその後はとくに新しい怪獣は登場せず、メカゴジラが何度か登場したり、今までのゴジラ映画の総括的な作品が続き、とうとうネタ切れになったのか、2004年に公開された第28作目の『ゴジラ FINAL WARS』で、とうとうこのシリーズは幕を閉じることになる。

 栄枯盛衰の理、これだけ長期に亘ってシリーズ化したゴジラ映画は、なぜ終わってしまったのだろうか。そもそもこうした怪獣映画が28作まで続いた事が奇跡だったのであり、なぜ終わってしまったのかというよりも、よくもまあ28作も創られたものだと感心したほうが筋が通っている。このシリーズで一番長く続いたのが第1期であるが、これはたぶんTVドラマの『ウルトラQ』や『ウルトラマン』の影響があり、映画でもっとスケールの大きな怪獣を観たいという観客心理と共鳴したからではないだろうか。だから対決ものが多かったし、子供向けの作品に転化していったのではないかと推測している。

 そして第2期以降は、ゴジラファンだった少年達が大人になり、大人向けの怖いゴジラの復活を観たくて映画館に足を運んだに違いない。だが余りにもゴジラが強くなり過ぎて、怪獣というよりはすでに神か悪魔かという存在までに昇華してしまい、呆れた普通の大人達はゴジラを卒業してしまった。そして残ったのはゴジラオタクだけとなってしまった。だから1998年にハリウッドが創ったゴジラ映画『GODZILLA』は余りにも現実的な怪獣だったせいか、こんなのはゴジラじゃないというゴジラオタクの酷評を受けてしまったのである。私自身はゴジラ映画はこのハリウッドのGODZILLAこそ、これからのゴジラだと絶賛したのだが、あのときの酷評の嵐をみて、これでもうゴジラ映画は終わりだなと察知してしまった。そして数年後に日本のゴジラシリーズも終焉を迎えることになったのである。映画という大きなキャパを持つ世界は、一部の熱狂的なファンの存在だけでは支えられないのである。

 ところでこれでもうゴジラは絶対に復活しないのだろうか。いやそんなことはない。あの『ALWAYS 三丁目の夕日』の第二作で、夢の中の出来事とは言え特別出演したではないか。まあそれはご愛嬌としても、本作のゴジラも必ず復活すると信じている。ただ復活するのは、あと10年以上先のほうが良さそうな気がする。

 つまり従来のゴジラオタクが絶滅し、ゴジラを知らない世代が育ってきたころに、今までのシリーズは全て御破算にして、もう一度あの一番凄まじかった第1作からはじめて三部作くらいで終了させるストーリーで復活させることである。そしてもう着ぐるみはやめてCGを使ったもっと小さくて弱いゴジラにして欲しい、だが怖さは今までで一番怖いゴジラに仕立て上げることも条件である。だからすぐに都会に進出する必要はなく、離れ弧島か辺鄙な場所の洞窟の中などが中心となってもよい。つまり自衛隊の最新兵器で死なない怪獣なんて在りえないのだから、自衛隊や最新兵器などが簡単に侵入出来ない場所がよいのだ。また大魔人のように時代劇にするという設定も面白いかもしれない。そして何作も続けるから強すぎるゴジラにせざるを得ないのだから、三部作くらいでお終いにしてしまうのである。もちろん東宝だけの製作では製作費不足でチンケな映画になってしまうので、東宝とハリウッドが提携して製作し、全世界で上映することになるだろう。

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2012年3月12日 (月)

戦火の馬 というより奇跡の馬だね

★★★★☆

 マイケル・モーパーゴの原作をS・スピルバーグによって映画化された。背景は第ー次世界の英国。小作農の子アルバートと、愛馬ジョーイとのかけがえのない絆を描いたお話である。
 序盤はよくある少年と小馬の愛情物語なのだが、戦争が始まり、運悪く嵐により作物が壊滅してしまった農家は、ジョーイを手放すしか生活を凌ぐ手段がなかった。

Senka

 そしてここからジョーイの数奇な旅がはじまるのである。まず英国の騎馬隊、ドイツ軍、フランス農家、そしてまたドイツ軍と転々と持ち主が代わってゆくのだ。

 さらに終盤は、まさに奇跡としか思えない生命力をジョーイが発揮して、さらにこれまた奇跡の巡り合いを果たすのである。その終盤はちょっとやり過ぎの感もあるが、敵も味方も超越したあの行動に、スピルバーグらしい心温まる人生観を感じた。

 この映画は単なる愛馬物語ではない。ジョーイというたくましいサラブレットを通して、戦争とは何だったのか、人間の本質は戦うことではない。本当は敵も味方もなく、お瓦いが共通認識を持って理解し合うことなのだというメッセージが全編に漂っていた。

 配役は主人公自体が新人であり、エミリー・ワトソン以外はほとんど無名の俳優なのであるが、物語の紡ぎ方が素晴らしいため、全く気にならなかった。そして大叙事的な超美麗映像と、流れるような音楽にもうっとりした。

 また馬のジョーイは、何頭もの馬と多分CGを巧みに組み合わせているのだが、全く不自然さを感じない。これもスピルバーグの新骨頂発揮といったところである。
 そして『シェーン』を思わせる感動のラストシーンも、スピルバーグのサービス精神の証なのであろうか。

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2012年3月10日 (土)

モールス  これはユニークなバンパイア映画だ

★★★★

  『クローバーフィールド/HAKAISHA』のマット・リーヴス監督がメガホンをとったホラー映画で、あのスティーヴン・キングが絶賛した作品らしい。そして主演は『キック・アス』のクロエ・モレッツちゃんとくれば、映画好きならすぐに飛びつきたくなる映画である。

Morse
 モールスというタイトルは、クロエ・モレッツちゃん扮するミステリアスな少女アビーと、隣家に住む孤独でいじめられっ子のひ弱な少年オーウェンが、壁越しにモールス信号で会話するシーンをもじって付けたのだろう。ただそんなシーンは極僅かであり、当然のことながら原題の『LET ME IN (私を入れてください)』のほうがぴったしだ。
 というのも、この映画はスウェーデン映画『ぼくのエリ 200歳の少女』のリメイク版で、一風変わったバンパイア映画なのだ。バンパイアは他人の家に招かれなければ入れない、それで原題が『LET ME IN (私を入れてください)』なのである。

 バンパイア映画ではあるが、バンパイアとしての超能力シーンは余りなく、少年と少女の切ないラブストーリーを中心に展開してゆく。そしてそれがこの作品の見どころとなっているのだ。さらに少女と父親らしき人物との関係と、ラストの結末が見事に絡みあってゆくところが実に面白い。ホラーファンなら決して観て損のない映画であろう。

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2012年3月 8日 (木)

スーパーマン映画は、なぜ長続きしないのか

 スーパーマン映画と言えば、1978年~1987年の間に、亡クリストファー・リーブが演じたものが4本、さらに2006年にブランドン・ラウスが演じたものが1本の合計5本だけである。もっともTVシリーズやアニメを含めれば、かなりの本数になるのだが、大作で一話完結方式の映画のほうは、いまだかつてこの5本だけなのだ。

Superman

 それに対してバットマンのほうは、すでに10本以上が映画化されている。同じ超人気アメコミヒーローなのに、この差は一体どういうことなのだろうか。
 ひとつには、スーパーマンのほうがスケールが大き過ぎて製作費がかさむということもあるが、何と言ってもスーパーマンが不死身で無敵と言うところがネックなのかもしれない。彼はガスの大爆発であろうと、マグマの中であろうとも、眼球にマシンガンを叩き込まれてもビクともしない。それどころか大気圏外から墜落しても、気を失う程度で死ぬことはないのである。

 だから地球には敵がいない。唯一の弱点は、生まれたクリプトン星から持ってきたクリプトナイトという鉱石だけである。従って、敵はいつもこのクリプトナイトを利用することになってしまう。
 またスーパーマン映画で一番スカッとするのは大空を猛スピードで飛び続けること、悪人たちを一網打尽に征伐すること、そして恋人のロイス・レインや善良な市民の危機を救うことである。
 しかしながら、天下無敵でいつもこの同一パターンの繰り返しだけでは、幾つのもストーリーを紡ぐことが難しいのだ。それがスーパーマン映画を量産出来ない真の理由かもしれない。

 私はアメコミヒーローの中では、いつも優しく誠実で、正義感に溢れる強いスーパーマンが一番好きである。だから何としてもまたスーパーマンの勇姿を拝みたいと祈り続けてきた。そんな中、やっと来年の2013年にスーパーマン映画の新作である『マン・オブ・スチール』の上映が予定されているようである。あと一年も先の話だが、待ち遠しくて堪らない。

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2012年3月 7日 (水)

タイム Time

★★★

 近未来のお話である。遺伝子操作により、人は25才までしか生きられない。だが時間の売買が可能であり、一部のセレブたちは時間をたっぶり保有しているため、25才の容貌のまま何百年でも生き続けているのである。
 時間がお金の代わりという設定はなかなか面白い。ただ寿命が短い人種は、フィリップ・K・ディックの『未来医師』の中でも描かれている。ただしその小説に登場する種族は、15才までしか生きられない。映画のほうに登場する超セレブの男性の名が、フィリップというところがなかなか微妙である。

Time
 この映画は近未来を描いているのだが、建物も車も現代そのままで、余りSFという感覚が沸かない。また25才の容貌にしては、おじさんぽい人も登場しているし、ちょっと安っぽい感がある。
 そしてスラム生まれの主人公が、セレブから時間を強奪する方法もいやに簡単過ぎるよね。どうも腑に落ちないことが多いのである。予告編では大作のような雰囲気があったが、どう見てもB級映画だな。

 それから奪った時間を、石川五衛門よろしく、貧民たちにバラまくのもどうだろうか。セレブのフィリップが言うように、百万年あっても、百万人にバラまけば、一人につきたった1年寿命が伸びるに過ぎない。良い悪いは別にして、単に秩序を乱して人々を混乱に導いているだけではないのか。
 まあ、『赤ずきん』で主役を演じたシルビア・ワイスが可愛いし、余り深く考えずにマンガだて思って気楽に観れば、それなりに楽しめるだろう。

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2012年3月 4日 (日)

トライアングル 超面白いループ映画だ

★★★★

 ヨットクルーズを楽しんでいた男女六人のグループに、突然嵐が襲い掛かってヨットが転覆し女性1人が遭難してしまう。この絶望的な状況の中で、運良く豪華客船が通りかかり、彼等は助かったと安堵するのだが・・・。この豪華客船は誰も乗っていない幽霊船だったのである。そして彼等が広い船内をウロウロしていると、不気味な覆面を被った者によって次々に殺されて行くのだった。

Triangle

 ここまでは良くありそうなホラー話なのだが、このあとからストーリーが急転回してゆく。つまり全員が死亡すると、また時間が戻ってヨットで漂流しているシーンからはじまるのである。これが何度も果てしなく続いてゆく。一体何のために、どうしてこんなことが起きるのか、観客の興味を嘲笑うかのように、またシーンが一転してオープニングでヒロインが息子を叱っているシーンにたどり着く。そして当然のようにラストは存在しない。

 まるでメビウスの輪のような展開である。これまでにもタイムループを描いた映画は、『恋はデジャブ』、『タイムアクセル』、『ターン』 、『リピーターズ』、『NEXT -ネクスト-』、『ミッション: 8ミニッツ』 など数多くあるが、本作のようにホラー仕立てのものははじめてである。

 やや理解しがたい部分もあるが、低予算映画としてはかなり完成度の高い作品だと感じた。また主演のメリッサ・ジョージの抜群のプロポーションと、情緒不安定ママという役割とのアンバランスさが、この作品にはぴったりと染み込んでいてとても良かった。
 本作をDVDで観るときは、余り予備知識がないほうが楽しめると思うので、ネタバレレビューは読まないこと。また一度観ただけでは良く分からないシーンもあるので、あとで二度三度とDVDを戻して確認するのもいいだろう。

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