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2012年1月 9日 (月)

アバウト・シュミット

★★★☆

 この映画は本当にアメリカ映画なの? と疑ってしまうほどシュミットさんのような日本人のオヤジが多いことか・・・・・
 会社人間で、自分がいないと会社は動かないと信じ、家族のことには無関心で、休日も仕事をしているか、会社の仲間や上司たちとゴルフ、麻雀、酒びたりの日々。
 たまに家に居ても、何にもしないでビールを飲んで、テレビを観るだけなので、定年後の人生設計どころか、家族に粗大ゴミ扱いされて嫌われてしまう。

About

 ところがこうした輩たちは、会社ではそこそこの地位についているため、回わりの人達は、表立っては批判をしません。それどころか『ハイそうですね』などと適当な相槌を打たれるので、自分の意見や価値感が正しいのだと、つい錯覚してしまうようです。そんな事情もあってか、会社に居ることが非常に心地良くなるのでしょうね。

 事実元取締役のかたで、退任後に『自分の机を用意してくれれば、交通費だけで良いので働かせてくれ』と会社に懇願した人を3人知っています。 在職中はさしたる仕事もせずに、ふんずり反っていたくせに、全く情けないやら、悲しいやら、ムカつくやら、『自分はこうした馬鹿げたオヤジには、死んでもならないぞ!』
  そう宣言して十数年が経ち、自分もとうに50を越え、ゴールが見え隠れしてくる年代になってしまいました。もちろん自分は既に転職し、次の人生への設計は、ある程度描いているいつもりでいます。(若者から見れば同じオヤジかもしれませんね。)

 ところが・・・相変わらず同年代、いやもっと下の年代の人にも、時々『粗大ゴミ候補』の人を見かけてうんざりしますが、以前と違うのはそうした人々をただ貶すのではなく、『同情』するようになった気持ちの変化でしょうか。
 ・・・という訳で、自分にとってこの映画は別段目新しいことも無く、参考にすべきこともありませんでした。ただ未だに社会の仕組みも理解せず会社人間を、まっとうに演じているおじさん達には、目からうろこかもしれませんが・・・・。

 そのことを除いたとしても、この映画の脚本には余り共鳴出来ません。
 もう少し旅行の中でいろいろな出来事に遭遇し、自分を見つめなおして新しく生きる道を探し出すのかと思っていました。ところが彼は相変わらず娘の結婚に反対することしか出来ないのです。また映画の中のことといえ、NGOを利用して自分のウップン晴しをするという展開もいかがなものか。

 唯一の見所は、どうにもならないバカオヤジを演じた、主役のジャック・ニコルソンの大怪演でしょう。・・・というよりもこの作品は彼の1人芝居であり、彼の主演でなければ暗く胡散臭いだけのつまらない映画で終わっていたと思います。
 彼が演ずる似たような作品に、『恋愛小説家』がありますが、ストーリー的にはそちらのほうがずっと面白かったと思いました。

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