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2012年1月12日 (木)

真珠の耳飾りの少女

★★★★☆

 この作品では、オランダの画家フェルメールの『青いターバンの女』という肖像画に秘められた謎の解明と、この絵が完成されるまでの過程を驚くほど丁寧に描いています。
 ストーリーは貧しいタイル職人の家に生まれた少女グリートが、父の失明によりフェルメールの家に、使用人として働きに出るところからスタートします。

Photo

 彼女がアトリエの窓を拭いているとき、フェルメールは窓から射す光に浮かぶ少女の神々しい姿に心を打たれます。
 また彼女の持つ色彩感覚の鋭さは、フェルメールに創造力とエネルギーを与え、二人は次第に密かなる想いを募らせてゆくのですが・・・
 この作品は、ほとんどがフェルメールの家の周辺でのロケで、ストーリーも淡々と展開し、過激なシーンもほとんどないのですが、なぜか心に迫るものがあり、最後までスクリーンに没頭してしまいました。

 ロスト・イン・トランスレーションでも、ヒロインを演じていた主演のスカーレット・ヨハンソンは寡黙で清楚でミステリアスなムードがたまらなく印象的でした。
 またまるで絵画そのもののような超美麗な映像と、精密な時代考証とパーフェクトキャストに加え、全篇に染み渡るような優しさに、ピーター・ウェーバー監督の人格と技量の深みをみつけました。

 一番心に染みたのはヒロインが、フェルメールの描いた自分の肖像画を観たときに、『貴方は人の心の中まで描くのですね!』と言うシーンです。
 このときに二人の心は一つとなり、至高の愛が完成したのでしょう。そしてラストで初めて大写しされる本物の『青いターバンの女』( 『真珠の耳飾りの少女』)の肖像画の美しいこと!
 まるでこの世のものとは思えない崇高な女神のような美しさに、僕は思わず涙を流してしまいました。

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