パンチドラング・ラブ
★★★★
一応ラブコメに分類されているようですが、とにかくタイトル同様、魔可不思議な作品です。オープニングは、だだっ広い倉庫の中にある事務所から、主役のアダム・サンドラーが意味不明の電話をかけているシーンからスタートします。
そして道路で車が横転し、別の車から小さなピアノが捨てられるシーンが続きます。
これらの出来事も最後まで意味不明なのですが、その後もその意図が良くつかめないシーンが続いてゆきます。だからといって、難解な前衛劇とも少し違いました。
あらすじは、7人の姉達に過保護に育てられ、自分の意思をきちっと表現出来ない男が、初めて自分を理解してくれる女性にめぐり合い、力強く生きてゆくようになるというお話です。
主人公の奇妙な心の変化を、色と音を使って表現していたのは新趣向かもしれません。
恋人役は『奇跡の海』のエミリー・ワトソンで、主人公のおかしな行動にも動揺しない包容力を持ち、かつ積極的に自己表現が出来る大人の女性を、見事に演じていました。
全般的に淡々とした展開でストーリーが進み、主人公のハッキリしない態度にも少しいらつきますが、ある出来事に遭遇してから急に胸がスカット晴れ渡りますよ。
決して100点満点の映画ではありませんが、いつまでも心に残る作品といえるでしょう。
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