リアル・スティール
★★★★☆
リチャード・マシスンの原作を読んだのは、もうだいぶ前なので細かい内容は忘れてしまった。だがちょっと暗いイメージが残っている。映画のほうは、いかにも米国といった感じの「息子と父の話」と「アメリカンドリーム」を上手にブレンドして、華やかにそしてしみじみと描いている。
ロボット映画であるが、『トランスフォーマー』のようなど派手な演出はなく、ロボットがそれほど巨大化していないところが、この映画の素晴らしさかもしれない。またSFでありながら、オープニングの田園風景とオールドアメリカンなミュージックが、ノスタルジックな雰囲気を醸し出してなかなか味わい深かった。
ストーリー展開は、ほぼ予告編通りで先が見え見えなのだが、それでもなお非常に楽しめるところが、この映画の演出力が突出していた証と言ってもいいだろう。また主演のヒュー・ジャックマンの演技も素晴らしいが、マックス役の子役の演技もかなり光っていたよね。
それにしても、日本製のロボットやマックスの日本語、そして主役のロボットの名前が「アトム」というのも、日本人にはなかなか嬉しい設定であった。今後続編が出たら、是非また映画館に足を運びたいものである。
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コメント
KLYさんへ
ノイジー・ボーイはかっこ良かったし、日本製なのでもう少し活躍して欲しかったですね。(-_-;)
確かに、息子が本当に見たかったのは、父親の真摯な姿ですからね。
投稿: ケント | 2011年12月24日 (土) 12時28分
日本人でよかったですよ。マジでそう思いました。これ欧米人では漢字の面白さはともかく、ノイジー・ボーイが日本語しか通じないなんてところのクスッってな感覚は解らないでしょう。
リアルスティールそのものに興奮しつつ、息子の視線と重なる自分がいました。そりゃヒューが必死で戦う姿はたまりません。彼が欲しかったのは、観たかったのはそんな父親の姿なんですもん。
投稿: KLY | 2011年12月23日 (金) 00時49分