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2011年12月14日 (水)

キル・ビル

★★★☆

 これは映画というより、マンガと呼んだほうが良いかもしれない。とにかく荒唐無稽で、ド派手で、ハチャメチャで、B級低予算で、オタクだが、とにかく面白いことは確かである。
 但し・・・日本刀で腕は飛ぶし、首も飛ぶし、血の海と死体の山である。タランティーノ監督は深作監督の大ファンだったというが、『バトルロワイヤル』どころではない。

Killbill

 もちろんR15指定で、子供は入場出来ないが、気の弱い女性には耐えられないかもしれないので要注意!
 ストーリーは、ある組織によって瀕死の重症を負わされた妊婦(ユマ・サーマン)の復讐劇なのだ。その組織のボスが『ビル』であり、一諸に自分をなぶりものにし、お腹の子供迄殺した5人衆を、主人公が1人ずつ抹殺してゆくのである。

 今回は主に日本編で、日本の女ドンである「ルーシー・リュー」を斬りに行くのだが・・・堂々と飛行機の座席やバイクに日本刀を置いたり、ヤクザ達は拳銃を一切使用せず、全員が日本刀を使うのだから、もうハチャメチャである。
 また途中「ルーシー・リュー」の生立ちを紹介するシーンは、完全にアニメの世界一色に染まってしまうのだ。
 音楽はオールドアメリカンロック、マカロニウエスタンに果ては日本の古い演歌まで出て、思わず失笑してしまった。そして2時間はあっという間に過ぎてしまい、第1部が終わり、次回作の第2部へと続く仕組みになっていた。

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