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2011年12月の記事

2011年12月31日 (土)

マイティ・ソー

★★★☆

 北欧神話の世界から現代にワープしてきたという、一風変ったアメコミヒーローである。また武器がハンマーというのも、これまた変っている。そして神話の世界と現代の世界をパラレルに描いてゆく。

Mighty
 神話の世界は、『ロード・オブ・ザ・リング』のようなファンタジー世界で、それなりに楽しめるが、現代でのストーリー展開もなかなか面白かった。
 筋肉モリモリのヒーローを演じたクリス・へムズワースはカッコ良いし、ヒロインを演じたナタリー・ポートマンも可愛さ全開。ただヒーローの友人役を演じた浅野忠信が、余りパッとしなかったのが少し残念だったね。
 単純で分かり易いストーリー展開だが、たまにこうした超娯楽作品をみるのも楽しいものである。続編を期待したいね。

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2011年12月30日 (金)

エターナル・サンシャイン

★★★★

 アカデミー脚本賞を受賞した作品で、主演はジム・キャリーとケイト・ウィンスレットの演技抜群コンビです。とくに最近のケイトの演技力はとても素晴しく、完全に大女優への道を歩み始めた感がありますね。

Etarnal
 ストーリーは少し難解で、荒唐無稽な話なので、好き嫌いが分かれるかもしれませんが、私には大変面白かったです。
 過去とは『記録と記憶』だと考えていますが、恋人同士がそれぞれの記憶を消してしまえば、二人の過去も消失しまうのでしょうか。答は『否』でした。理由は簡単です。第3者の記憶までは消せないし、各人が持つこころの中味迄は変えられないからです。

 この映画は、タイトルが出る迄に非常に長い時間をかけていますが、ラストになってその理由が分かり、流石に『アカデミー脚本賞!』と、思わず唸ってしまいました。

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2011年12月29日 (木)

ブルース・オールマイティ

★★★★

 前半の約30分はジム・キャリーのお馬鹿映画そのものなのですが、モーガン・フリーマン扮する神様が出現してからは、味の薄いスープにピリッとした唐がらしを混ぜたように引き締まってしまったから不思議です。

Bluus

 ストーリーは、自分の出世しか頭になく、他人のことは全く無関心で、思いやりのないイヤ~な主人公ブルース(ジム・キャリー)が、ライバルにポストを奪われてイライラしているシーンから始まります。彼は恋人(ジェニファー・アニストン)が何を言っても、うわの空で自分のポストのことしか興味無し状況。。。あげくの果ては、自分の無能力を棚にあげ、『自分だけに不運をバラまく』と神に向かって悪態までつく仕末。

 すると神が現われて、『不満があるなら1週間お前が神になりなさい』と言い残してバカンスに行ってしまう。そうして急に神の力を得て、好き放題に勝手な事を始めるブルースですが、何でも手に入れることが出来た代わりに一番大切な彼女の愛情を失う羽目になるのでした。

 笑いあり、涙あり、ロマンスありで抜群に面白いヒューマン・ファンタジック・コメディーといえるでしょう。またジム・キャリーの干変自在の名演技に、モーガン・フリーマンの渋さ、そしてジェニファー・アニストンの可愛らしさが上手くブレンドされて素晴らしい作品に仕上がっていました。ただ神になったときに使った超能力が、余りにもつまらない事ばかりなのが減点対象かもしれません。もっとド派手にハチャメチャな力を見せつけても良かったのではないでしょうか。

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2011年12月28日 (水)

ロンドン・ブルバード -LAST BODYGUARD-  

★★★★

 3年間の刑期を務め上げ出所したミッチェルは、二度と刑務所には戻りたくないと固く決心する。町でチンピラに絡まれていた女性を助けたことが原因で、セレブ女優のシャーロット(キーラ・ナイトレイ) のボディーガードを引き受けることになる。

Scan10544

 だが友人のホームレスが、二人の青年に暴行を受けて死亡してしまったことが原因で、ギャングの世界に踏み込んでしまう。そしてボスに気に入られたのだが、仲間になることを拒んだため、命を狙われることになってしまう。

 もの凄く強く、頑固で一途な男であるミッチェル役を演じたのはコリン・ファレル。彼の渋みのある風貌と貫禄にはしびれてしまった。まさに高倉健とか菅原文太の世界を見ているようだった。
 それにしても久々にスタイリッシュでハードボイルドな映画を観た。さすがに007の英国である。音楽も良いしロンドンの街並みも、まさにハードボイルドな風景である。そしてラストの結末も皮肉たっぷりで、なかなか見応えのある作品に仕上がっていたと思う。

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2011年12月26日 (月)

私だけのハッピー・エンディング

★★★☆

 大腸がんを宣告され、余命いくばくかのキャリアウーマンにケイト・ハドソン。キュートな担当医師とのよくある悲恋物語。だが終盤に死を目前にして、多少イライラするものの、全く暗いイメージがなく、ラストまで終始明るい雰囲気だったのがよかったね。

Happy
 ただケイト・ハドソンがかなり老けていたのと、恋人役を演じたガエル・ガルシア・ベルナルが童顔で、なんとなく釣り合いが取れていなかったのが気になった。また父親と不仲になった原因もよく描かれていないので、仲直りしてもなにかピンとこなかったよね。結局余りにもいろいろなことを盛り込み過ぎた結果、全体のバランスを崩してしまったのだろうか。

 まあキャストはそれなりに豪華だし、余り難しく考えずに、デート用映画として楽しむのなら、まずまずのラブストーリーと言えるかもしれない。

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2011年12月24日 (土)

タイムトラベル さまよえる少年兵

作:内田 庶

 一也と未来は、児童館の「昭和」をふりかえる写真展で、年月の異なる何枚かの写真に、同じ青年の姿が写っているのを発見して不思議な気分になる。そしてなんと会場に、その青年が現れたのだった。はじめは合成写真ではないかと疑っていた二人だが、青年が行った「ある実証実験」を見て、彼がタイムトラベルをしていることを信じないわけにはいかなかった。

Scan10539
 青年の名前は西沢昭平といい、見知らぬ少女から貰った「時空大明神」のお守りによって、特攻機が墜落する寸前に、昭和天皇崩御の日にタイムスリップしたという。そしてその後にいろいろな時代にタイムトラベルをして、写真展の写真に写ったと言うのだ。
 そしてこれから、太平洋戦争の原因となった満州事変をくい止めるため、過去に戻って歴史を変えるつもりだという。それを聞いた一也と未来は、危険だからダメだという昭平を説得し、一緒に昭和6年6月26日の満州へ跳んで行くのだった。
 児童向けの小説なので、文字は大きいしページ数も少なく、分かり易い表現で記述されているため、凄く読み易くて嬉しかった。それで電車の行き帰りの一時間くらいで、あっという間に読破してしまった。

 太平洋戦争の原因について簡単に触れていることや、当時の天皇についての記述などは少年少女向けに優しく解説されていてなかなか良かった。ただどうして昭平が、はじめから空襲の東京へタイムスリップして母や弟を助けなかったのか疑問が残る。これはもしかすると、家族の安否という個人的な事情より、日本人全体に拘わる戦争そのものを重要視したからかもしれない。
 さて、それと未来の正体については、はじめからなんとなく判っていたが、彼女の役割が余りにもドライというか、マンガチックだったのはちょいと残念だった。もう少しパラドックスがらみで、ノスタルジックな展開を望んでいたのだが・・・。その辺りは児童書ということで割り引くしかないだろう。

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2011年12月23日 (金)

指輪をはめたい

★★☆

 山田孝之扮する営業マン片山輝彦は、抜群の販売成績をあげていた。ところがスケート場で転んで頭を打ち、記憶の一部を喪失してしまう。その記憶とは、持っていた結婚指輪を一体誰に渡すはずだったのかという、重大な記憶であった。彼のケータイには、三人の女性の電話番号が残っており、その三人のうちの誰が結婚相手だったのかを調べ始める、という面白そうなアイデアなのだが・・・。

Ubiwa
 余りにもドタバタ過ぎるのと、序盤の展開が夢なのか現実なのか区別がつかず、トンチンカンで訳がわからない。そうした退屈な展開が続いているうちに中盤に突入、という脚本のお粗末さにちょっと呆れてしまった。『モテキ』と似ているが、こちらの創り方はド素人並。山田孝之、小西真奈美・真木よう子・池脇千鶴と、そこそこの俳優を使っているのだが、彼等の良さを余り活かせなかったのも残念だったね。

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2011年12月22日 (木)

リアル・スティール

★★★★☆

 リチャード・マシスンの原作を読んだのは、もうだいぶ前なので細かい内容は忘れてしまった。だがちょっと暗いイメージが残っている。映画のほうは、いかにも米国といった感じの「息子と父の話」と「アメリカンドリーム」を上手にブレンドして、華やかにそしてしみじみと描いている。

Realsteel
 ロボット映画であるが、トランスフォーマー』のようなど派手な演出はなく、ロボットがそれほど巨大化していないところが、この映画の素晴らしさかもしれない。またSFでありながら、オープニングの田園風景とオールドアメリカンなミュージックが、ノスタルジックな雰囲気を醸し出してなかなか味わい深かった。

 ストーリー展開は、ほぼ予告編通りで先が見え見えなのだが、それでもなお非常に楽しめるところが、この映画の演出力が突出していた証と言ってもいいだろう。また主演のヒュー・ジャックマンの演技も素晴らしいが、マックス役の子役の演技もかなり光っていたよね。
 それにしても、日本製のロボットやマックスの日本語、そして主役のロボットの名前が「アトム」というのも、日本人にはなかなか嬉しい設定であった。今後続編が出たら、是非また映画館に足を運びたいものである。

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2011年12月21日 (水)

ケース39

★★★☆

 親から虐待を受けていた少女を助けて、自分の家に迎い入れたソーシャルワーカーに演技派女優のレニー・ゼルウィガー。最初は素直でおとなしかった少女だったが、一緒に生活し始めると、次第に本性を現し始める。ここまではあのホラー映画の名作『エスター』と全く同じ展開だ。

Case39
 ただエスターが、実は成長しない病を持つ大人だったのに対して、こちらの少女には悪魔が取り憑いているというオカルチックな側面がある。それがなんとなくうざったい。中盤以降にそのことがだんだんはっきりしてきてちょっとがっかりしてしまった。別段悪魔仕立てにする必要はなく、逆に少女のままのほうが恐ろしかったのではないだろうか。

 悪魔という安易な発想はいただけなかったが、レニー・ゼルウィガーがだんだん追い込まれてゆく様子は見事だし、子役の演技もなかなかのものであった。もう少し脚本にしつこさと捻りがあると良かったのだが、ラストもよくあるパターンであっさり終わってしまったのが残念である。序盤90点、中盤50点、終盤30点といったところか。

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2011年12月18日 (日)

RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ

★★★★☆

 主人公は富山地方鉄道の運転手。彼はあと1ヵ月で定年を迎えることになり、定年後に、久し振りに妻を誘って旅行に行こうと考えていた。ところが妻のほうは、夫の定年を待って看護士の仕事を始めようと、すでに病院の面接を受けていたのである。
 このすれ違いが基になって、二人は別居することになり、意地の張り合いで離婚話へと飛躍してしまうのだった。夫役を演じたのは、どこととなく顔つきが宇津井健に似てきた三浦友和、妻役には知性と色気が同居する余貴美子という異色のコンビ。この二人がなかなかサマになって味がよかったね。
 そして富山の美しい大自然と軽快な音楽でつむぎながら、ロー力ル線の魅力を十二分に引き出している。実に心が癒される映像ではないか。

Railways2
 主人公の場合は、好きで鉄道員になったわけではなく、本当はカメラマンになりたかったようだ・・・。そう昔は、ほとんどの人達が、生活のために夢を捨て、現実的な職業に就いたものである。そして例え好きでもない職業でも、ひとたび就職すれば一生懸命努力して、職人に成長していったのだ。それだからこそ、日本経済も急成長を成し得たのだろう。

 このことは私自身にも言えることで、マンガ家や小説家の夢を捨て、堅実な経理マンの道を歩み続けた。やはり好き嫌いは別にして、ひとたび仕事に就けば、死にもの狂いで頑張ったのも、本作の主人公と同じである。
 だから本作を観ているうちに、主人公と自分が重なって、かなりマジに感情移入してしまった。だからあらゆるシーンで、熱い涙が止まらなかったのである。
 人によっては、脚本がべタなことや、仁科亜希子の中途半端な役割、余貴美子が崖をよじ登るという過剰演出等を、批判の材料とするかもしれない。だが主人公と共鳴してしまったおじさんにとっては、そんな些細なことはどうでも良いのだ。とにかく「良い映画だった」と単純に繰り返すばかりである。

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2011年12月16日 (金)

アイズ・ワイド・シャット

★★★

『2001年宇宙の旅』『時計仕掛のオレンジ』『シャィニング』のスタンリー・キューブリック監督の遺作ということで期待していたのですが、黒沢明監督同様、初期の大胆さは影を潜めて、小さくまとまったつまらない作品に落ち着いていました。

Eis
 この作品では夫婦間の性の問題という日常的なテーマを実際の夫婦である(現在は離婚)トム・クルーズとニコール・キッドマンが演じています。
 ふと妻が「あの男性になら、全てを捨ててもSEXしたい」と漏らした言葉に嫉妬した夫が夜の街を彷徨い、乱交パーティーにまで参加して、自分自身のこころに開いた穴を埋めようとするのですが・・・・
 結局は想像と見学だけで何も起こらないのです。R18指定ではありますが、陰毛がはっきりと写っていたくらいで、それ程過激なシーンはありませんでした。
唯一想像の中で他人とSEXをするニコール・キッドマンだけが艶めかしく、ドキドキさせてくれた。その他大勢の女性達が束になってもニコール1人の『艶技』にかなわないのでしょうか。。。
 またピアノの旋律が所々で効果的に弾かれていましたが、時々眠気を払ってくれたので効果的でありました。
いずれにしても淡々とした展開で、2時間半もかかってしまいましたが、もう少しテンポを早くして2時間以内にまとめて欲しかったいます。

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2011年12月15日 (木)

東京大学物語

江川達也  小学館 全34巻Tokyodai_3

  第6巻までは東大の受験日迄の学園ラブストーリーで、明るく清純な遥かちゃんと、秀才だが要領が悪い村上の一直線の恋愛が楽しく描かれている。特に函館山での衝撃のファーストキッスシーンと、雪だるまの中で凍死寸前まで村上を待つ、けなげな遥ちゃんの心を描いたシーンには心を打たれるはずである。

 その後真紀に翻弄され、堕落し続ける村上に失望しながらストーリーは進んでゆくが、雪山で遭難した遥ちゃんを救出しに山小屋へと向かう村上の燃え上がる愛情と奇跡の再会・・・・ここで第10巻である。実はその辺でこの物語を終了していればよかったのだと思う。

 その後ストーリーは、だらだらイライラを続けながら、なんと第34巻まで無理に話を引き延ばしていくのだ。ことに『山崎』とか『吉野』という不愉快極まりない男達の登場と、彼らに惹かれる遥ちゃんの気持には理解出来ない。そして掟破りのエンディングにはガッカリしてしまった。

  江川達也の作品はいつも前半魅力的、中盤引き延ばし、エンディングは中途半端というパターンが多いが、第34巻まで引っ張っておいてこのざまはないだろうと腹が立った。何度も上手に終わらせるタイミングがあったので非常に残念である。

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2011年12月14日 (水)

キル・ビル

★★★☆

 これは映画というより、マンガと呼んだほうが良いかもしれない。とにかく荒唐無稽で、ド派手で、ハチャメチャで、B級低予算で、オタクだが、とにかく面白いことは確かである。
 但し・・・日本刀で腕は飛ぶし、首も飛ぶし、血の海と死体の山である。タランティーノ監督は深作監督の大ファンだったというが、『バトルロワイヤル』どころではない。

Killbill

 もちろんR15指定で、子供は入場出来ないが、気の弱い女性には耐えられないかもしれないので要注意!
 ストーリーは、ある組織によって瀕死の重症を負わされた妊婦(ユマ・サーマン)の復讐劇なのだ。その組織のボスが『ビル』であり、一諸に自分をなぶりものにし、お腹の子供迄殺した5人衆を、主人公が1人ずつ抹殺してゆくのである。

 今回は主に日本編で、日本の女ドンである「ルーシー・リュー」を斬りに行くのだが・・・堂々と飛行機の座席やバイクに日本刀を置いたり、ヤクザ達は拳銃を一切使用せず、全員が日本刀を使うのだから、もうハチャメチャである。
 また途中「ルーシー・リュー」の生立ちを紹介するシーンは、完全にアニメの世界一色に染まってしまうのだ。
 音楽はオールドアメリカンロック、マカロニウエスタンに果ては日本の古い演歌まで出て、思わず失笑してしまった。そして2時間はあっという間に過ぎてしまい、第1部が終わり、次回作の第2部へと続く仕組みになっていた。

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2011年12月12日 (月)

エリザベス

★★★★

 エリザベス1世はヘンリー8世とその2番目の妃となったアン=ブーリンとの間に生まれましたが、母は男子を生まなかったという理由で、夫の不興をかい処刑されています。その後エリザベス1世自体も異母姉のメアリ1世によって、謀反を疑われロンドン塔に何度か幽閉されているようです。ところがメアリ1世の早逝により25歳で王座に付くと、宗教を始め様々な改革を行い当時の大国スペインをも打ち破り、スコットランドも統合してしまったのです。

Eriza

 当時弱小国だったイングランドを今日の大英帝国にまで巨大化した礎を作ったのも彼女の功績であります。大衆の心をとらえる非凡な才能をもち、自分の威光を神がかりにまで高めて、全国民の服従を勝ち取ろうとしたと同時に、彼等とのあいだに親密感や一体感をも築こうとしたのが彼女の凄いところです。また諸国の王族などから数々の結婚を申し込まれましたが、政策的な結婚を嫌う彼女は一生結婚をせず「ヴァージン・クイーン」といわれたそうです。

 日本の歴史でいえば徳川家康とか、豊臣秀吉のような存在なので、英国においては彼女の生い立ちをこと細かく説明しなくとも、誰でも知っているのでしょう。従ってこの映画においてもそういった歴史的な背景についての細かい説明は省略されていますが、それは当然のことであり批判の対象にするべきではありません。

 映画ではケイト・ブランシェットがエリザベス1世を演じていますが、ぴったりとはまりきった知的な風貌とその佇まいに、女王の役をさせたらこの人の右に出る人はいないのではないかと思い込んでしまいそうです。
またその華麗な衣装の数々を自然に着こなし、一介の姫から女王になるに従い、少しずつ威厳をましてゆく変わり様の演技は見事なものでした。この映画は「大英帝国の映画」であるとともに「ケイト・ブランシェットの映画」でもあるような気がしたのは僕だけではないはずです。

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2011年12月 8日 (木)

リピーターズ

★★☆

 毎日が何回も繰り返されるお話で、『恋はデジャブ』、『タイムアクセル12:01』と同じパターンである。だが本作は全体的に暗いイメージで、タイトルが複数形になっている通り、時間を繰り返すのが三人の男女になっているのだ。

Repeaters
 なぜ彼等三人が時間ループに巻き込まれてしまったのか。その原因として考えられるのは、三人とも問題を起こしていて、それを解決出来ない状況にあるということだろう。
 ただそれだけの理由では、ちょっと単純だし、物語の背景やストーリー展開にも深みが感じられない。また三人のうち一人だけが、急に殺人鬼に変貌してしまったのも納得出来ないよね。
 どうせ時間が繰り返して、翌朝になれば全てがチャラになるからと言っても、ただ無意味な殺人を繰り返す必然性がない。このあたりの描き方が安易過ぎて、なかなかストーリーにのめり込めなかった。大好きなテーマだけに、非常に残念である。

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2011年12月 6日 (火)

アイリス

★★★☆

 アイリス・マードックは実在の人物で、アイルランドで生まれ、一家は彼女が幼いときにロンドンに移り住んだようです。そして彼女は1938年にオックスフォード大学に入学し、古典と哲学を学び大蔵省に入り、国連救済復興機関に加わり、第二次世界大戦後はベルギーやオーストリアの難民救済キャンプで働いています。
 またサルトルにも会い、実存主義への関心を深め、1948年から1963年までオックスフォード大学で哲学の特別研究員として研究指導にあたるかたわら、小説や哲学書を著し1978年に「海よ、海」でブッカー賞を獲得しています。そして晩年はアルツハイマー症に冒されてしまうという、英国を代表する偉大な女流作家であります。

Airis

 映画のほうは、そのアイリス女史と夫ジョン・ベイリーの若き日と晩年の愛をパラレルに描いてゆくシリアスなラブストーリー仕立てになっています。
 キャスティングは若き日のアイリスに、タイタニックのケイト・ウィンスレット、ジョンにはヒュー・ボナヴィル。晩年のアイリスにはジュディ・デンチ、同じくジョン役には本作でオスカー助演男優賞を獲得したジム・ブロードベントと同一人物に2人ずつの配役です。この4人のうちジョン役の男性2人は同一人物ではないかと勘違いするほど風貌も性格も似通っています。しかし主役のアイリスのほうは若いケイトが自由奔放で明るいのに、晩年のジュディのほうは暗くて怖くて無表情な感じがしました。たぶんアルツハイマー症の患者である部分が中心であったので、そちらのほうの演技とイメージを考えてのキャスティングだったのではないかと勝手に想像しています。

 四人とも素晴しい演技で、知らず知らずに何度も感動の涙を誘われましたが、ちょっと気になることがいくつかありました。ひとつは晩年のまだアルツハイマー症に冒される前のアイリスの講演が「抽象的な言葉の羅列」だけで、余り感動的な演説でなかったことです。これは翻訳上の問題とか、慣習の違いなどによるのかもしれませんが、字幕の中には僕のこころに響くような素晴らしい言葉は見つけられませんでした。

 それからこれは重大なことかもしれませんが、この作品ではアイリスよりも夫のジョンのほうにスポットが当てられているような気がしてなりませんでした。。ジョンは若い日からアイリスの男出入りの激しさにも、気まぐれで我儘な性格にもよく我慢していました。
 またそれにも拘わらず晩年に子供のようなアイリスに対しても自ら老体に鞭打ちながらも、よくあれだけ優しく辛抱強く介護を続けたと思います。こんな「奇跡的な献身」が出来る人は、アイリスのような「才女で有名で偉い人だけの人」よりも遥かに立派で素晴らしい人なのではと思ってしまいました。
 助演が主演を喰ってしまったのか、それとも初めからそれを意識したシナリオだったのかは不明ですが、この映画の原作がアイリスの夫ジョン・ベイリーが書いた回想録であることを知ってなんとなく何かが分かったような気がしました。
 ちょっとひねた発想だと非難されるかもしれませんが、もしかすると、これは夫ジョンの妻アイリスに対する「ある種の復讐」だったのかもしれないと・・・・・

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2011年12月 5日 (月)

HERO/英雄

★★★★

 監督は『初恋のきた道』のチャン・イーモウ、主演はアクション俳優のジェット・リーの中国映画なのですが、桁外れのスケールと超美麗な映像だけを選りすぐったような驚くほど美しい作品に仕上がっていました。
 ただ剣舞劇を思わせるような舞踊的アクションが多いので、ジェットリーのスピーディーなアクションだけを期待して観に来た人にはちょっと期待外れだったかもしれません。それにしても最初の敵長空と無名(ジェットリー)の戦いだけは、思わず息を呑むほどスピード感のある素晴らしいアクションシーンでした。さらに秦軍の空から降り注ぐ巨大な雨のような大量の弓攻撃には、度肝を抜かされるとともに激しい恐怖感を抱かされました。

Hero

 実はこの映画はアクション映画ではなく、秦の始皇帝と暗殺者との葛藤を描いた壮大な叙事詩だったのではとも思われます。それは「書」の中に潜む宗教観と、始皇帝と無名との話に黒沢明の「羅生門」を思わせるような文学的展開を感じたからです。
 この作品は映像、スケール、キャスト、ストーリーとどれをとっても満点なのですが、余りに完璧さにこだわりすぎて、整形美人のように現実と乖離し過ぎてバランスを壊した結果、感情移入が出来なくなってしまったような気がします。それが心からの感動を引き出せなかった大きな理由ではないでしょうか。
 いずれにしても壮大なスケール、美しい風景や建築物、華麗な衣装など芸術的なくらいに見事な映像は、ビデオではなく絶対に映画館で観なくては、その本来の美しさを体感することが出来ないと思いました。

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2011年12月 3日 (土)

エデンより彼方に

★★★☆

 この映画は東京では日比谷スカラ座2というミニシアターでしか上映されませんでしたが、好評のためかなりロングランを続けていました。しかし劇場の正面には、いよいよ来月初旬に終演となることが表示されているではありませんか。
 あんなに大好評なのに何故終ってしまうのだろうかと考えながら、既に予告編が始まっている薄暗い劇場の中に入って、その理由がすぐに判りました。
 週末にもかかわらず観客は、わずかに15%の座席を理めているだけだったのです。あれだけ長い間上映していたので、観るべき人はもうほとんど足を運んだのでしょう。「どうもご苦労様でした」

Photo_2
 さてこの作品のテーマですが、ジュリアン・ムーア主演の秋色メロドラマ』とでも呼んでください。
 二人の可愛い子供達、お金持ちで優しい旦那さまと、美しい庭のある素適な家には、羨望の眼差しの女友達が絶えず多勢集ってきます。
 この様にヒロインは、何ひとつ不自由のない恵まれた上流家庭の主婦なのであります。そのうえ地元では、理想の主婦として雑誌にも紹介され、まるで『エデンの園』に住む女神のような存在なのでした。
 ところがところが、『夫の忌まわしい秘密』が暴かれてからは、あんなに明るかった彼女の心にも、次弟に暗雲がまとわり始めるのです。。。さらにたった1人の理解者だった黒人の庭師との淡い想いや友情も、狭い田舎町の誤解が悪い噂を呼び始めます。

 そしてヒロインは、いつの間にか何もかも失ってゆくのです。あの鮮やかで華やいでいた『秋色の美しい景色』さえも、もの悲しく『淋しい秋色』へと変貌してゆくではありませんか。
 オールドアメリカンをフレンチ風にアレンジすると、こんな味の女性映画に仕上がるのでしょうか。それにしてもジュリアン・ムーアの衣装と庭の風景の美しさの競演には、うっとりしましたね。ラストがもう少し盛り上がらなかったのが非常に残念でした。
評価については、この作品を観た人の心の中に閉まっておきましょう。

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2011年12月 1日 (木)

サイドウェイ

★★★★

 小説家志望の中年教師マイルスと、売れない俳優のジャックが、1週間の旅に出て、ワインと女性を堪能するというコメディー風のお話です。

Sideway
 マイルスはハゲで、2年前に離婚した女房をいつまでも忘れられない陰気な堅物男。一方のジャックは、女たらしで陽気なハンサム男。
 この対象的な二人と、旅先で知り合った二人の女性との恋愛。そして常にワインのウンチクが絡む珍しい展開に、知らず知らずストーリーに惹き込まれてしまいました。
 最初はイヤ味な感じがしたマイルスでしたが、後半になると、だんだん人の好さと誠実さが見えてきて、とても好感を持てるようになるから不思議です。
 またマイルスと恋に落ちるワイン通のマヤも、とても落ちついた雰囲気で、良質なワインのような、しっとりとした味のする魅力的な女性でした。
 この映画を一言で表現すると、『大人の味のする、おしゃれな映画』といえるでしょう。また見終わった後に、ワインが飲みたくなる映画でもあります。

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