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2011年11月18日 (金)

恋の罪

★★★

 『冷たい熱帯魚』で、大ブレイクした園子温監督作品。舞台が渋谷の円山町ということもあり、この作品を渋谷の映画館で観ると、かなり現実味が沸いてくる。
 今回は『冷たい熱帯魚』のようなグロイシーンはほとんどなく、セックスシーンと女優たちの恥毛にまみれたヒワイな映画であった。渋谷の街角でたちんぼうをする女助教授と、人気作家の妻、そして浮気をやめられない女警察官。彼女たちは金に困っている訳ではないが、どこか精神が病んでいる。

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 「無料のセックスは愛する人と、愛のないセックスは1000円でもいいから金をとる」というポリシーを貫く助教授。だが本当に愛している人は、なかなか振り向いてくれない。そして愛を捧げたい人は、近寄り難い『城』のような存在だという
 なにか気違いじみたプロットだが、すでに桐野夏生が全く同じテーマで、『グロテスク』という小説を発表している。その小説を読んだときは、ショックで呆然とし、いつまでも脳裏にこびりついて放れなかった。
 だがこうしたある種のキワモノ的作品は、一度目は新鮮な驚きから、異常な破壊力を発揮するのだが、二度目のパンチはもう通用しないものだ。だから惑々ドキドキ感も得られず、感情移入も出来ないまま、144分間という上映時間が、異常に長く感じてしまった。

 それにしても園子温監督は、マゾなのかサドなのか、そしてかなりしつこいし、粘着的な執念深さを感ずる。この監督にはなにかがとりついているようで、とても怖いよなあ。
 主なキャストは水野美紀、冨樫真、神楽坂恵だが、全員が恥毛完全丸出し。ことに冨樫真と神楽坂恵の体当り演技には脱帽。あと大方斐紗子バアさんの狂気の演技が凄いよね。もしかすると、そのど迫力が本作中ピカイチだったかもしれない。

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» 映画「恋の罪」みんな城の入り口を探して歩き回っている [soramove]
「恋の罪」★★★☆水野美紀、冨樫真、神楽坂恵、 児嶋一哉(アンジャッシュ)、二階堂智、 小林竜樹、五辻真吾、深水元基、 内田慈、町田マリー、岩松了、 大方斐紗子、津田寛治 出演 園子温 監督、 144分、 2011年11月12日公開 2011,日本,日活 (原題:恋の罪 ) 人気ブログランキングへ">>→  ★映画のブログ★どんなブログが人気なのか知りたい← 「『冷たい熱帯魚』(2... [続きを読む]

受信: 2011年11月24日 (木) 07時12分

» No.282 恋の罪 [気ままな映画生活]
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受信: 2011年12月 1日 (木) 22時45分

» 恋の罪 [パピ子と一緒にケ・セ・ラ・セラ]
1990年代、渋谷区円山町ラブホテル街で起きた実在の殺人事件からインスパイアされた禁断の世界を描く「冷たい熱帯魚」の園子温監督作。出演は「花子の日記」の水野美紀、「凍える鏡 ... [続きを読む]

受信: 2012年1月 5日 (木) 09時12分

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受信: 2012年1月 8日 (日) 18時57分

» 恋の罪 [いやいやえん]
園子温監督作品。これは女性の性、欲望を描いた作品でした。 男とは違って女には期限がある。「女」として見られる期限だ。心と体の乾きを感じている女性たち。堕ちていく女の恍惚と狂気が、ねっとりと絡みつく。実に淫靡で見終わった後の脱力感、そして安堵感が大きい。 奔放な美津子に惹かれ、困惑しつつもその世界に足を踏み入れる事になるいずみ、事件を追う和子、この3人の背景にあるものも、一種の孤独だ。でも孤独は男のためだけれど、性は男のためではない。女の性には自虐性と快楽が眠っている。 言葉には体がとも... [続きを読む]

受信: 2012年6月 4日 (月) 13時29分

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