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2011年7月26日 (火)

コクリコ坂から

★★★★

 序盤はやや分かり辛かったが、中盤からは俄然面白くなってきた。そして感動の終盤には、知らぬ間に熱い水が私の頬を濡らし始めたのである。

Kokuriko
 ジブリの作品としては、珍しく主人公が高校生であり、ストーリーもファンタジックな要素を排した現実的な展開であった。また時代背景は昭和30年代だし、テーマは学園闘争とひたむきで爽やかな恋である。そしてその恋の中には、朝鮮戦争という傷を背負った重さが潜んでいるのだ。したがって従来のジブリ作品のように、お子様や若年層の大喝采を受けることはないだろう。

 だが年配の観客にとっては、つつましやかな時代背景や懐かしい音楽などに心を打たれるに違いない。ただそうした年代の方々がアニメを受け入れる余地は少ないと思われる。従って興行的にはかなり厳しいかもしれないね。
 終盤に登場する学園理事長は、初代徳間書店社長の徳間康快氏そのものであり、ジブリの創設者でもある。また学園闘争の舞台となったカルチュラタンは、ジブリの礎なのだという。
 最近のジブリ作品の映像は、人物は淡く細い線のマンガ、無機質の背景は写真風、自然の描写は油絵といった感じで使い分けているようだ。これがまた、なかなか印象的で美しく、うっとりとしてしまうのである。

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» 『コクリコ坂から』 [京の昼寝〜♪]
□作品オフィシャルサイト 「コクリコ坂から」 □監督 宮崎吾朗□脚本 宮崎 駿□原作 高橋千鶴□キャスト(声) 長澤まさみ(メル:松崎 海)、岡田准一(風間 俊)、竹下景子(松崎 花)、石田ゆり子(北斗美樹)、風吹ジュン(松崎良子)、内藤剛志(小野寺善雄)、...... [続きを読む]

受信: 2011年7月26日 (火) 17時19分

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1980年に「なかよし」に連載された同名漫画を『ゲド戦記』の宮崎吾朗監督が映画化。企画・脚本を父親の宮崎駿が務めている。60年代に生きる高校生の男女の青春物語だ。主人公の少女の声をを長澤まさみ、少年の声を岡田准一が演じる。共演にも竹下景子、石田ゆり子、風吹ジュン、内藤剛志、風間俊介、大森南朋、香川照之と実写映画も真っ青の名優が揃った。... [続きを読む]

受信: 2011年7月26日 (火) 23時32分

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映画「コクリコ坂から」観に行ってきました。1963年の横浜の港町を舞台に繰り広げられる青春ドラマ系のスタジオジプリ作品。この映画、当初観に行く予定はなかったのですが、映... [続きを読む]

受信: 2011年7月27日 (水) 00時29分

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映画「コクリコ坂から」についてのレビューをトラックバックで募集しています。 *キャラクター(声優):松崎海(長澤まさみ)、風間俊(岡田准一)、松崎花(竹下景子)、北斗美樹(石田ゆり子)、松崎良子(風吹ジュン)、小野寺善雄(内藤剛志)、水沼史郎(風間俊介)…... [続きを読む]

受信: 2011年7月27日 (水) 01時46分

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当ブログにご訪問の皆様、こんばんは!!今日は、曇り空が広がり、湿度が高く蒸し暑かったですね。時間が経つにつれ、太陽が顔をだし、私を干し柿にするような強い日差しのジリジ ... [続きを読む]

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受信: 2011年7月28日 (木) 10時08分

» コクリコ坂から [食はすべての源なり。]
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受信: 2011年7月28日 (木) 16時56分

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受信: 2011年7月28日 (木) 21時42分

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受信: 2011年7月30日 (土) 12時39分

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受信: 2011年8月 1日 (月) 17時55分

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受信: 2011年8月 2日 (火) 23時15分

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受信: 2011年8月 3日 (水) 04時18分

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 「ゲド戦記」の宮崎吾朗第2回監督作品。1980年代に「なかよし」で連載された少女漫画(高橋千鶴・作画)、佐山哲郎・原作)をスタジオジブリ制作でアニメ映画化。    ちなみに「コクリコ」とは、フランス語で「ひなげし」の意味なんだそうな。ずっと鶏の鳴き声だと思... [続きを読む]

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昨年『アリエッティ』でガッカリしてしまったので、 ジブリだからといって絶対面白いかどうかはわからないし、 映画館に足を運ぶことさえかなり迷っていました。 なので、あんまり事前にいろんな情報を見る...... [続きを読む]

受信: 2011年8月 5日 (金) 23時41分

» 映画「コクリコ坂から」ノスタルジーに今は浸る時じゃない [soramove]
「コクリコ坂から」★★★ 岡田准一、長澤まさみ、風間俊介、 大森南朋、竹下景子、石田ゆり子、 柊瑠美、風吹ジュン、内藤剛志、声の出演 宮崎吾朗監督 91分、2011年7月16日より全国公開, 2011,日本,東宝 (原作:原題:漫画:コクリコ坂から ) ←                     →  ★映画のブログ★                      どんなブログが人気なのか知りたい← 「見る予定に無かったが 上映時間が丁度良く ポイントで無料で見れたので鑑賞、 描かれる... [続きを読む]

受信: 2011年8月 6日 (土) 00時23分

» コクリコ坂から [映画的・絵画的・音楽的]
 『コクリコ坂から』を、新装なったTOHOシネマズ渋谷で見てきました。 (1)この映画は、1963年の横浜を舞台に、男女の高校生の清々しい恋愛を描いた作品と言えるでしょう。ですが、下記の前田有一氏が述べるように、「話にも、絵にも、演出にも目を見張るものがない。こ...... [続きを読む]

受信: 2011年8月 8日 (月) 05時57分

» シネトーク71『コクリコ坂から』●良くも悪くないんだけど・・・・何かが足りない [ブルーレイ&シネマ一直線]
三度のメシぐらい映画が好きな てるおとたくおの ぶっちゃけシネトーク ●今日のてるたくのちょい気になることシネ言 「レディースデーがあるのにメンズデーがないのは男女差別じゃね?」 シネトーク71 『コクリコ坂から』 監督:宮崎吾... [続きを読む]

受信: 2011年8月 9日 (火) 13時05分

» 『コクリコ坂から』 忘れ去られたモデルとなった事件 [映画のブログ]
 【ネタバレ注意】  なぜ1963年なのだろう?  マンガ『コクリコ坂から』が少女マンガ誌『なかよし』に連載されたのは、1980年である。もちろん、その時代を背景に、その時代の少女たちを対象に描かれた...... [続きを読む]

受信: 2011年8月10日 (水) 02時20分

» コクリコ坂から [青いblog]
スタジオジブリ・プロデュース「コクリコ坂から歌集」 コクリコ坂から サウンドト [続きを読む]

受信: 2011年8月10日 (水) 18時53分

» コクリコ坂から [パピ子と一緒にケ・セ・ラ・セラ]
高橋千鶴・佐山哲郎の同名コミックを原作に、「崖の上のポニョ」の宮崎駿が企画・脚本、「ゲド戦記」の宮崎吾朗が監督を担当するスタジオジブリ作品。1963年の横浜を舞台に、16歳の ... [続きを読む]

受信: 2011年8月12日 (金) 17時26分

» 『コクリコ坂から』 忘れ去られたモデルとなった事件 [映画のブログ]
 【ネタバレ注意】  なぜ1963年なのだろう?  マンガ『コクリコ坂から』が少女マンガ誌『なかよし』に連載されたのは、1980年である。もちろん、その時代を背景に、その時代の少女たちを対象に描かれた...... [続きを読む]

受信: 2011年8月13日 (土) 09時09分

» 映画:コクリコ坂から [よしなしごと]
 個人的にはゲド戦記が微妙だったので見ようかやめようか迷っていたのですが、ネットでも今回の作品はおもしろい!との評判。と言うことでコクリコ坂からを見てきました。 [続きを読む]

受信: 2011年9月10日 (土) 03時47分

» コクリコ坂 朝鮮戦争の日本への影響、光と影 [もっきぃの映画館でみよう(もっきぃの映画館で見よう)]
【序】 もっきぃです。(映画は)約1ヶ月ぶり、元気ですかーっ。 昨日、久々に映画をみてきました。今年の56本目「コクリコ坂」です。 会社の「ALWAYS三丁目の夕日」が大好きな同僚(60年代生れ)が 『同監督の「ゲド戦記」の1000倍よかった』というのを聞き、 「...... [続きを読む]

受信: 2011年9月19日 (月) 02時16分

» コクリコ坂から [銀幕大帝α]
11年/日本/91分/青春ロマンス/劇場公開(2011/07/16) −監督− 宮崎吾朗 過去監督作:『ゲド戦記』 −プロデューサー− 鈴木敏夫 −企画− 宮崎駿 −脚本− 宮崎駿 −主題歌− 手嶌葵『さよならの夏〜コクリコ坂から〜』 −制作− スタジオジブリ −挿入歌− 坂本九『上を向い...... [続きを読む]

受信: 2012年6月20日 (水) 23時44分

» コクリコ坂から [いやいやえん]
少女漫画が元になっているようなので、少女漫画として観ませう。 いやーそれにしても、ジブリの描くヒーロー(ヒロインの相手役)の男の子ってどうしてみんなこうカッコイイんでしょうね!ヒロインの海、ヒーローの俊の甘酸っぱくも爽やかな青春の物語に、胸がキュン。恋のような感情はとても淡いですがはっきりとしてる。でもそこがたまらん感じなんですよね。告白シーンよりも兄妹ではと疑惑を打ち明けたときの傘をぐっと引っ張る所作がとてもせつなくて良かったです。 実は海と俊の間には、同じ父親ではないかといった出生の... [続きを読む]

受信: 2012年6月21日 (木) 10時26分

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