鬼神伝
★★★
平安時代には鬼と人間が戦っていたという。鬼たちは妖怪達を味方につけているため、人間たちのほうが旗色が悪い。そこで超能力を駆使する密教僧・源雲は現代より、スサノオの子孫でやまとのおろちを操れる天童純をタイムスリップさせる。
前半はなかなか興味深い展開だったのだが、鬼達の正体が分かってからは、なんとなくしらけてしまった。それは平安時代が魔術と超能力だけの世界に染まってしまったからである。
人間にもそれほどの力があるのなら、そもそも純をタイムスリップさせる理由があったのか。鬼の仲間にさせないために、先手を打ったとも考えられるが、なにかすっきりしないんだなあ。
平安京などの背景は、かなり丁寧に描かれていて、映像には全く文句のつけようがないのだが、あの滑稽な鬼一族の正体には、かなりボルテージが下がってしまったことも否めない。
またタイムスリップそのものには、全く言及していないし、タイムパラドックスも皆無である。タイムスリップは、純を平安時代に運ぶための単なるアイテムに過ぎない。従ってこの作品は、正確にはタイムトラべルものとは言えないだろう。タイムトラべルものを期待していただけにちょっと残念だった。
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