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2011年5月の記事

2011年5月28日 (土)

パイレーツ・オブ・カリビアン 生命の泉

★★★☆

 もうシリーズものの続編は観ないつもりだったのだが、ペネロペ・クルスが共演ということと人魚が出るということで、またまたこの続編を観てしまった。
 いままでのシリーズは全て繋がっていたのだが、本作は全く別の話になっていてなかなか楽しかったね。こんな感じでシリーズ化してゆけば、寅さんなみの超ロングシリーズ化も夢ではないだろう。

Pirates4
 と思ったのはおじさんだけで、若者たちには、キーラやオーランド抜きのパイレーツは物足りなかったようである。おじさんは逆にマンネリぎみだったキーラやオーランドがいないほうが、いろいろな俳優を見られるし、話に広がりが出来て面白かったけどね。
 とくに人魚のシーンは秀逸で、もっともっと彼等の生態などを見たかった気もする。人魚といえば愛らしいイメージだが、本作ではその愛らしさに恐ろしさをプラスして、まるで海のバンパイアという感があった。サブタイトルは、「生命の泉」よりも「人魚の恋」のほうがピンとくるよな。
 ただアンジェリカが、なぜあれほど父親である黒髭船長へ愛を注いだのかが納得出来ない。このあたリのサブストーリーがなかったのがちょいと不満だったね。それとエンドロールの途中で帰ってしまったので、次回へと繋がる映像を見逃したのが残念である。
 最近、やたらと長くなるエンディングクレジット。長いものは10分位あるものね。それで最近はエンドロールの途中で席を立つことにしているのだが、最後におまけがある場合は最初に字幕で教えてくれないかな。

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2011年5月27日 (金)

エクレール お菓子放浪記

★★★★

 お菓子の好きなパリ娘、ふたり揃えばいそいそと、角の菓子屋へポンジュール  よる間もおそしエクレール 腰も掛けずにむしゃむしゃと 食べて口拭くパリ娘」という懐かしい歌が流れると、なぜかとどめなく涙が落ちてきた。

Ekurea
 これは戦争中から終戦直後に亘って、施設などを転々としたある孤児のお話であり、原作者西村滋氏の自伝でもあるという。

 弧児院で辛い思いをした少年が、里親(いしだあゆみ)にひきとられるところから始まる。ところがこの里親は、いつも孤児を引き取っては労働者としてこき使う、悪名高い守銭奴ばあさんだった。
 それで少年も映画館のフィルム運び人として働かされることになる。だが弧児院で辛い日々を送っていた少年にとっては、充実して楽しい日々であった。ところが、少年のふとした不注意で、ケガを負ったことから、里親とケンカ別れしてしまう。

 その後少年は、旅芸人一座で働きながら全国を行脚するのだが、戦争のためにこの一座が解散することになってしまう。行きどころをなくした少年が頼りにしていた人々は、みんな戦争の犠牲になってしまったようである。そして少年は・・・。
 映画館や旅芸人一座でのストーリー展開は、『ニュー・シネマ・パラダイス』や『笑いの大学』などへのオマージュなのだろうか。実に良く似ていて微笑ましい。

 さて孤独な少年の心の中には、いつも心に抱いていた忘れられない人々がいた。弧児院でたった一人だけ優しかった陽子先生である。そして彼女がよく歌っていた「お菓子と娘」という冒頭の歌が心の支えだった。
 それから、万引をしたときに美味しい菓子パンをくれた遠山刑事。この人のくれた菓子パンの美味しさが、少年の未来を創ったといってもよいだろう。さらに映画館で一緒に働いていたおばさんや、旅芸人一座の親方や俳優たちも忘れられない。

 なにせテアトルの配給だし、製作費がかなり少ないのは確かである。だがそんな貧困な製作状況の中で、なかなか無駄のないツボを掴んだ創り方をしていた感があった。また撮影場所には、震災前の石巻の美しい風景が選ばれている。
 こういう話は暗くなりがちなのだが、戦争の理不尽さを訴えてはいるものの、敗戦にも負けずに、たくましく前向きに生きている人々の姿に心温まるものを感じた。なにか震災にも負けずに、たくましく生きてゆこうとする東北人たちの姿と重ってしまう。是非若い人たちにも、観てもらいたい一本でもある。

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2011年5月23日 (月)

アンノウン

★★★★

 べルリン空港からホテルに行くため、あわててタクシーに乗ったのが悪かった。タクシー乗り場に、パスポートや貴重品を入れたアタッシュケースを置き忘れてしまったのである。これが不幸の始まりであった。
 ホテルに妻を残して、トンボ返りで空港に引き返す途中で、大事故に逢い断片的に記憶を失ってしまうのだ。だが問題はそれだけではなく、やっと4日後に目が覚めて、無理やり退院し妻と再会したのだが、彼女には別の夫がいて、彼のことは全く知らないと言うのである。

Unknown
 パスポートを紛失してしまったため、自分自身の証明も出来ず、ホテルにも泊まれない。本当に自分は自分なのかと、自分自身のかすかな記憶さえ信じられなくなってしまう。そして彼はいつの間にかプロの殺し屋に狙われてしまうのだ。
 一体彼の身の上に何が起ったのか、ミステリアスな展開が続く中、今度はカーチェイス・陰謀・ハッキング・爆破などが次々と起り、いつの間にかアクション中心の映画になっていた。
 そのうえ、ぬかりなくラストのドンデン返しも用意されている。実に目まぐるしく盛り沢山なストーリー展開なのである。だから、一時もスクリーンから目が離せない。いろいろ突っ込みどころも多い作品なのだが、何せ予測不可能でそれなりに楽しめたので、あえてそのことには触れないことにしたい。

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2011年5月21日 (土)

鬼神伝

★★★

 平安時代には鬼と人間が戦っていたという。鬼たちは妖怪達を味方につけているため、人間たちのほうが旗色が悪い。そこで超能力を駆使する密教僧・源雲は現代より、スサノオの子孫でやまとのおろちを操れる天童純をタイムスリップさせる。

Onigami
 前半はなかなか興味深い展開だったのだが、鬼達の正体が分かってからは、なんとなくしらけてしまった。それは平安時代が魔術と超能力だけの世界に染まってしまったからである。

 人間にもそれほどの力があるのなら、そもそも純をタイムスリップさせる理由があったのか。鬼の仲間にさせないために、先手を打ったとも考えられるが、なにかすっきりしないんだなあ。
 平安京などの背景は、かなり丁寧に描かれていて、映像には全く文句のつけようがないのだが、あの滑稽な鬼一族の正体には、かなりボルテージが下がってしまったことも否めない。
 またタイムスリップそのものには、全く言及していないし、タイムパラドックスも皆無である。タイムスリップは、純を平安時代に運ぶための単なるアイテムに過ぎない。従ってこの作品は、正確にはタイムトラべルものとは言えないだろう。タイムトラべルものを期待していただけにちょっと残念だった。

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2011年5月18日 (水)

キラー・インサイド・ミー

★★★

 R16指定になっている通り、かなり残酷な映画である。男は射殺したり絞め殺したりするくせに、女に対しては徹底的に殴り続けて殺すのである。どうも底辺にサド・マゾという流れが見え隠れするのだが、常人には主人公の心情も全く理解出来ないだろう。

Kiraar
 だからといって保安官助手を勤める主人公のルーは、全く狂人には見えない。それどころか、普段は穏やかで冷静な好男子なのだ。ある意味ジギルとハイドなのだが、一体何が彼をハイドに変身させるのかがよく分からない。
 時折流される映像の中で、少年時代に何らかの原因があるようなのだが、ほとんど一瞬のフラッシュバックだけで、説明的な映像が全く写されないのである。これは観客に対してかなり不親切であり、この映画の質も下げているような気がする。一種の精神分裂者の犯罪映画と言えるのだが、『サイコ』のような恐怖感はなく、残酷さだけが残る余り後味の良くない映画だった。

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2011年5月16日 (月)

ある日どこかで

 映画のほうは、ご存知スーパーマンことクリストファー・リーブ主演で1980年に上映され好評だった。ところがリチャード・マシスンの原作本のほうは、世界幻想文学大賞を受賞したにもかかわらず、邦文翻訳されたのが2002年だというのである。
 従って私もこの本を手にするまでは、原作者がマシスンだとは思わなかった。マシスンといえば、ミステリーゾーンの脚本や『激突』、『縮みゆく人間』、『地獄の家』などで名を馳せており、まさか本書のようなラブファンタジーを書くとは思えない作風だからである。

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著者:リチャード マシスン
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 まずストーリーを簡単に紹介してみよう。
 脳腫瘍に冒され余命数ヶ月の主人公R・C・コリアは、あてのない旅の途中で立ち寄った古いホテルで、1896年にそのホテルの劇場の舞台に立った女優エリーズ・マッケナのポートレイトを見て一目惚れしてしまう。そして彼は、彼女のことやその時代のことをいろいろとと調べるうちに、75年前にこのホテルの宿泊者名簿に自分の名前を見つけるのだった。
 そのことがきっかけとなり、彼は必死で75年前に遡るように念じ、望み通りに過去にタイムスリップするのである。そしてついにホテルの近くにある海岸通リで、美貌の女優・エリーズに巡り合うことになるのだ。

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 もしタイムスリップという現象さえなければ、この作品は恥しいほどバリバリの恋愛小説といえよう。またR・C・コリアがエリーズを求め続ける心の葛藤や、エリーズの乙女心が少しずつ変化してゆき、完全燃焼してゆくまでの描き方も実に見事である。
 これらの心理描写は、映画ではなかなか表現出来ない。まさに本書は、美しい映像で映画を観たあとに、じっくりと読み返して再び感動を得るためのアイテムといえるだろう。この際もう一度映画のほうも観直しておこうと思う。

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2011年5月14日 (土)

八日目の蝉

★★★★

 自分は堕胎したため、子供の産めない体になってしまった希和子。そして捨てられた愛人の本妻には、可愛い女の子が産まれる。
 ある雨の日のことである。愛人の家に不法侵入した希和子は、赤ん坊を誘拐して自分の子供として育てながら、4年間の逃亡生活を送るのだった。

Youkame
 原作は直木賞作家の角田光代で、20年前、16年前、そして現代をパラレルに描く社会派ドラマである。私は原作も読んでいないし、TVドラマも観ていない。従って全く予備知識ゼロでこの映画を観たので、正確なレビューは出来ないかもしれない。
 なんといってもこの映画の焦点は、幼子の薫を連れた希和子の4年間の逃亡生活である。そして終盤の写真館での記念撮影と、逮捕時に「あの子はまだ食事をしていません」という言葉に、この物語の全てが凝縮していたのではないだろうか。
 希和子を演じた永作博美の凄いところは、薫に対する愛情の深さをそれとなく演じ切ったことだろう。そこにはわざとらしさが全くなく、自然に沸き出てくる本物の愛を感じてしまったからである。そうした彼女の演技を100%引き出したのは、とりもなおさず子役の女の子が素晴らしかったからに違いない。
 またいつもながら小池栄子の名助演ぶりにも感心してしまった。一体最近の彼女は、どうして演技派に変身してしまったのだろうか。大人になった薫を演じた井上真央が暗過ぎたので、小池の存在は一服の清涼剤になった感がある。
 なかなか完成度の高い映画だと思うのだが、原作を詰んでいないためか、次の3点が分かりづらかったことを付け加えておきたい。
1)タイトルの『八日目の蝉』という意味
2)希和子が他人の子供になぜあれだけの愛情が湧いたのか
3)薫がどうして16年間も実母とうまく行かなかったのか

 私の勝手な推測では、希和子が誘拐した赤ん坊のことを、自分が身ごもっていたときに考えていた「薫」という名で呼んでいたことから、彼女は自分自身にその子は自分が産んだ子だと「暗示」をかけていたのではないだろうか。
 また薫と実母がうまく行かなかったのは、希和子があれほど献身的だったのに対し、実母が余りにも自已中人間だったからだと思う。従って誘拐うんぬん以前の問題として、もともと実母のほうに問題があったのだと推測する。
 タイトルの真意だけは、全く分からなかった。こじつけ的にはいろいろ論じられてはいるのだが、もうひとつすっきりしないものばかりだ。こればかりは原作者に聞いてみなければ分からないだろうね。

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2011年5月11日 (水)

ミスター・ノーバディ

★★★☆

 21世紀末の近未来では、人は死なない存在になっていた。そこでは肉は食わず、タバコも吸わず、セックスさえしない。そんな世界で最後に死ぬ人間となったのが、ミスター・ノーバディ氏であった。
 彼は全ての記憶を失ってしまったのだが、死ぬ間際になって、催眠術により断片的な記憶を取り戻す。だがその記憶とは、もしあのときこうすれば、こうなっていたというパラレルワールドの世界だったのである。

Mrnobody_2 
 その原因となったのは、彼が5才のときに両親が離婚したことであり、そのときに彼が郊外に住む父親の元に残るか、母親と一緒に都会に出るかの厳しい選択だった。
 ここまでざっとあらすじを書いていると、あたかも分かり易い作品のようなのだが、実際にはかなり前衛的で難解な創り方をしているのである。従って最後までこの映画のメッセージを正確に受け止めることが出来なかった。
 だからといって決して駄作というわけではなく、それなりに面白いし、ヨーロッパ映画にしては製作費も使っているし映像も美しい。ただハリウッド風に時間の逆行やパラレルワールドという構成を意識し過ぎると、多少期待外れ感を抱くかもしれない。あくまでもヨーロッパ映画であることをお忘れなく。

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2011年5月 5日 (木)

エンジェル ウォーズ

★★★☆

 大富豪の母親が死に、その遺言により財産が自分と幼い妹に相続されるはずだった。だがそれに不満を持つ継父により、妹は殺害され、その罪を無理矢理きせられた姉のべイビードールは、精神病院に監禁されてしまう。

Angelwars
 彼女はその精神病院の中で、二重の想像世界を構築する。彼女が踊りだすたびに、異なる幻想世界が出現し、壮大で荒涼とした空間が大画面に映し出されるのであった。
 そしてべイビードールと4人の仲間たちは、5つのアイテムを集めるため、巨大サムライ、ドラゴン、ゾンビ、ロボットなどと壮絶なバーチャルバトルを繰り広げるのである。
 べイビードールは、小柄で色白のシルバーへアー、超ミニセーラー服のコスプレに日本刀を駆使する。なんとまあ、超オタクな映画なのだろうか。ここまで徹底すれば、タランティーノも真っ青になるはずだ。
 なんと言っても想像世界のCGとアクションが凄いのだが、僕的には現実世界での継父との戦いや、ロボトミー手術のほうが興味深かった。果して続編はあるのだろうか。

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2011年5月 2日 (月)

高校デビュー

★★★☆

 長年親しまれてきた池袋のテアトルダイヤが5月に閉館になるという。これでテアトル系の映画館は、新宿タイムズスクウェア、渋谷シネセゾンに続いて3館も閉鎖することになる。昔からの映画ファンとしては実に残念であり、さらに銀座テアトルや新宿テアトルも、続いて閉館されてしまうのではないかと心配でしょうがない。

Debu

 そんなわけで、閉館間近になったテアトルダイヤで、いまのうちにと映画を観ることにした。だからとくに何の下調べもなく、この作品を観たわけであるが、館内は女子高生一色で、おじさんは穴があったら入りたい気分だった。
 そしてこの作品の原作は少女コミックだという。また出演しているのも、全く知らない女の子と若者ばかりだし、内容のほうは恥ずかしくて死にそうになるほど、バリバリの女子高生ご用達なのである。余りにも幼稚でこっ恥ずかしいので、途中何度も映画館を出ようと思ったか知れない。
 『のだめ』とどことなく似てはいるが、スケールが小さいし、ヒロインも上野樹里ちゃんとは比べものにならないほど大根だ。ところが不思議なもので、後半になるとだんだん楽しくなってくるではないか。そしてラストも想像通りの単純な結末なのだが、なぜか年がいもなく胸キュンとなり、熱いものがこみあげてくるんだな。やっぱりヒロインのバ力正直で素直だが、熱い心が乗り移ってしまったのだろうか。

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