銀色の雨
★★☆
原作は浅田次郎の短編小説である。再婚した母に反抗する高校生の和也、バーで働きながらひとりぼっちで生活する菊枝、そしてリングで対戦相手を殺して悩むプロボクサー岩井章次。この三人が偶然同居することになり、それぞれの人生を見つめ直すというお話である。
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原作は未読なので正確な批評は出来ないが、短編をかなり引き伸してしまったため、そこに無理が生じて中途半端な脚本になってしまったのではないだろうか。主役三人の心情が全く表現されていないし、テンポがゆるい割にはストーリー展開に納得性がない。それに加えて、余りにも意味のないシーンが多過ぎるのだ。また中村獅童の役柄が、彼の個性とかけ離れ過ぎていてすっきりしない。
唯一の見所は、岩井が殺してしまったボクサーの息子が和也であったということ。ただ余りにもいろいろと偶然が重なり過ぎる。それが取って付けたような感覚を呼び込んでしまうため、余り観客の共感を得られないだろう。
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