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2011年1月26日 (水)

僕と妻の1778の物語

★★★★

 ガンで余命1年の宣告を受けた妻と愛妻家の夫とのラブストーリーである。この類の物話は、捨てるほど手垢のついたお話なので、簡単に先読み出来てしまう。ただ僕の好きなSF作家の眉村卓氏の実話だということで映画館に足を運んだわけである。

Bokuto
 彼は妻の悦子さんを元気づけようと、毎日楽しいショートショートを1日1話書き続けた。そのせいもあってか、悦子さんは余命1年と宣告されてから、5年間も生き続けたという。

 眉村卓氏が妻の悦子さんを亡くしたのは、67才のときだが、映画では30代として描かれている。また主人公の名前は、眉村ではなく牧村になり、奥さんの名も節子に変わり、それぞれ草薙剛、竹内結子が、まさにハマリ役の好演をしていた。
 それにしても、いくらプロの作家といえども、5年間にわたって毎日一話を書くのはしんどかったろう。もしかすると、ガンで苦しんでいる妻の痛みを、少しでも分かち合おうとしたのであろうか。実に心温まる夫婦愛だ。
 普通なら、妻が死ぬシーンで泣けてくるのであるが、本作では生きているときの夫婦愛のほうに涙してしまった。

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コメント

KLYさんこんにちは
そうでしょ、1778話を毎日書くのは辛いですよね。それにその頃の眉村さんは、かなりお年だしね。
仰る通り単なる難病ものなら私も観なかったとおもいます。

投稿: ケント | 2011年1月29日 (土) 11時15分

いくらプロの作家でもきついでしょうねぇ。しかし書き続けることしか彼には出来なかったし、そうすることで逆に自分自身を保っていた部分もあったんだと思いました。
単なる難病ものなら奥さんが死んでそれで終わりですが、そうではないところが、この2人の夫婦愛を良くあらわしていたンだと思います^^

投稿: KLY | 2011年1月26日 (水) 22時36分

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