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2010年10月の記事

2010年10月30日 (土)

君に届け

★★★★

 予告編を観たときから涙が止まらなかったのだが、やはり本編を観ても涙は尽きなかった。池袋は若者が多い。そしてなぜか高校生がうじゃうじゃ生息している。ここテアトルダイヤも、観客は学校帰りの高校生だらけだ。

Kiminitodoke
 友情あり恋ありのこの青春映画は、まさに高校生のための映画である。感動の嵐が吹きあれて、みんな目がうさぎになっていた。いいなあ!おじさんだって、昔は青春時代があったんだぞ。だからおじさんが泣いたっておかしくないのだ。
 主人公の黒沼爽子は、ホラー映画『リング』の貞子のような髪型をして、自己主張が出来ず暗い感じの女の子なのだが、今どき天然記念物のような真面目で優しく素直な良い子なのである。もうそれだけで、おじさんはウルウルしてしまうのだ。
 よくある青春ドラマと言ってしまえばおしまいだが、とにかくおじさんは感動してしまったのだから仕方がないじゃないか。文句がある奴はおじさんが許さんぞ。爽子に恋人が出来て、がっくり肩を落としているお父さんの気持ちが痛いほど伝ってきたな。どんなに良い子でも、いずれは家を出て一人立ちする時が必ず来るのだよ。
 いずれにしても、素直で優しい爽子役を演じた多部未華子と、爽やかで明るい人気者の風早翔太を演じた 三浦春馬の二人が、ぴったし役にハマっていたのが好印象であった。

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2010年10月28日 (木)

伊勢・熊野・秘境大縦断の旅

 最近よくツアー旅行を利用するようになった。ツアーの良いところは、当日まで全く無計画で良いこと。それでいてくまなく、びっしりと旅程がスケジューリングされていること。そしてなんと言っても費用が安いことである。
 ただ問題点としては、時間制限があり、ゆったりとしたい場所でも、決められた時間内で戻ってこなくてはならないこと。お土産ばかり無理やり買わされて、美味しいものを余り食べられない。またゾロゾロと蟻のように移動するので、しんみりと風情を味わうことが出来ないこと。
 ツアーはこのような長所と短所を合わせ持つが、これだけツアーが流行っている事実をみれば、やはり長所が短所を上回っているのだろう。さてツアー談義が長くなってしまったが、今回のツアーコースは大むね次の通りである。
1日目)伊勢神宮参拝とおかげ横丁めぐりをして、伊勢志摩の的矢泊
2日目)瀞峡船めぐり、熊野速玉大社、熊野古道から那智の滝を観て、熊野那智大社・青岸渡寺を参拝し、勝浦温泉泊
3日目)熊野本宮大社を参拝し、十津川上流に掛かる「谷瀬の吊り橋」を渡る。そして龍神スカイラインから高野山・奥の院へ
 とまあこんな旅の予定であった。

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 初日の伊勢神宮参拝とおかげ横丁めぐリは、これで2度目になるのだが、かなり昔のことなので、伊勢神宮の玉砂利以外は何も覚えていない。おかげ横丁の「おかげ座」で江戸時代の人形パノラマを観て、赤福本店で名物赤福を食ベた。赤福のあんこが波うっているのは、近くを流れる五十鈴川の流れを表現したものらしい。

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 宿は的矢では一応Aクラスの伊勢志摩ロイヤルホテルで、部屋の窓から眺める的矢湾の風景はまさに絶景であった。ただこのホテルの問題点はエレべーターが超遅い事だ。そんなに古いエレべーターではなく、3台並んでいるのだが、なにせ13階建で各駅停車になるのがネックなのであろう。

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 さて2日目は一番ハードなスケジュールであるが、一番楽しみな旅程でもある。ことに瀞峡船めぐりと、熊野古道から那智の滝への旅は楽しかったね。
 瀞峡船めぐりはウォータージェット船で岩壁をすり抜けてゆくのだが、これが実に爽快である。昔はプロペラ船だったが、速度が遅いことと騒音により、ウォータージェット船に切り替えられたらしい。どちらにせよ浅瀬を走るため、スクリューを使わないためのアイデアのようである。げいび追分を歌いながら手こぎの船でめぐる岩手の猊鼻渓のような粋な雰囲気はないものの、大自然のスケールでは、あきらかにこちらに軍配があがるだろう。

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 このあとの神社めぐりはもう満腹の感があったが、約500段の石段を登る熊野那智大社からの眺望は圧巻である。どことなく四国のコンピラさんに似ている気配があった。熊野古道は、ほんの20分間のさわりだけだったが、沢山ある熊野古道入口の中では最も人気のあるスポットらしい。

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 ギッシリと中味の詰まった2日目であったが、今宵の宿は勝浦温泉・ホテル浦島である。ここは宿まで亀型の船で渡って、6種類の風呂を堪能することが出来るのだ。まさに龍宮に訪れた浦島太郎の気分になれる訳である。これで本日の疲れを癒すという仕組みなのね。

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 6種ある風呂のうちでも、自然の洞屈を利用した「忘帰洞」という風呂はとてつもなく凄い。風呂のまん前まで波が打ち寄せて、岩に砕けて散る風景は、まるで東映のシンボルのようであった。
 さて泣いても笑っても最終日である。ここまでは晴天に恵まれて、とても良い旅気分であった。十津川の流れに沿って山奥にバスを走らせ、谷瀬の吊り橋へ向かう。

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 この吊り橋は昭和29年に、生活用のためのつり橋として村落の住民が大金を出して造ったと言う。長さ297m・高さ54mで、生活用の吊り橋としては日本一の長さだと言う。それで危険なので、一度に20人以上渡らないようと注意書きもあった。
 ところが時間の都合もあってか、いつの間にか添乗員が一度に50人位渡らせているではないか。実際に渡ってみると、大きく揺れるし、薄い渡し板がメリメリと音を立てるのである。それで真ん中まで行ったところで引き返えしてしまった。こんなことを繰り返していたら、きっといつかは事故が起きるのではないだろうか・・・。さてそんな訳で早めにバスに帰ると、すでに添乗員が昼のお弁当を配っていた。これがとても可愛いのだ。とにかく見て見て。

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 そていよいよ最終目的地の高野山へ向かうことになったが、龍神スカイラインの工事渋滞を避けるため、狭い山道を迂回したのが裏目に出てしまった。迂回山道を延々と走り、峠を越えたところで「工事中で通行止」の立札が立っていたのである。
 高野山奥の院まであと一歩の場所であったが、通行止では戻るしかない。4台のバスが連なって、今来た道を戻ってゆく姿は実に悲惨であった。分岐点から一番近い道の駅で旅行会社の本社に連絡した結果、結局高野山奥の院行きは中止となり、急遽奈良の法隆寺行きに変更になってしまったのである。
 乗客はもちろんの事、バスガイドも添乗員もガックリと肩を落としている。それまで明かるかった車内は、急に暗い雰囲気が充満し始めた。通行止の情報は、バス会社にも最寄りのお土産屋さんにもなかったという。また県境のためか、手前の分岐点にも通行止の表示がなかった。などなど言い訳けばかりしている。
 しかし本質的にこのルートに無理があったことは否めない。「谷瀬の吊り橋」を経由するルートはかなり厳しいのだ。それでなくても、狭くて蛇行している道路上で、ジャリトラとすれ違うたびにバスがバックして、ギリギリの通行を繰り返していたのである・・・。

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 そして代替策の法隆寺に着いたのは、秘宝展終了間際の4時10分前だった。このハラハラドキドキの綱渡りを乗り切り、新大阪駅19時40分発の新幹線に無事乗ることが出来た。まずは、めでたしめでたし。添乗員さんご苦労様でした。後日、旅行会社からコース変更のお詫びの手紙があり、一人当たり5000円返却するとのこと。薄利多売でこんなリスクを背負っている旅行会社も大変だよね。

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2010年10月25日 (月)

インシテミル

★★★ 

 ヤフーの映画欄では最悪の評価である。どれほど酷い映画なのかと思ったが、そこそこ面白かったので、なんだか逆に拍子抜けしてしまった。
 ストーリーのほうは、1週間をある場所で過ごせば、時給約11万円の日当が出るという荒唐無稽な設定で始まる。実はそんな美味しい話がある訳がなく、あとで判るのだが、その代わりに命の保証はないのだった。

Incitemill
 そしてこのデスゲームに集った10人は、1人死に2人死にと何者かに次々と殺害されてゆく。というより疑心暗鬼からパニックを引き起こして、互いに殺し合うという展開なのだ。そして探偵役をこなして犯人を見つけると二倍のボーナスがつくのである。
 主演はまたしても藤原竜也であり、彼はデスノート以来こうした奇想天外コミックの主役ばかり努めているよね。その他のキャストは、綾瀬はるか、北大路欣也、片平なぎさなどだが、よく大御所・北大路欣也が出演OKしたものだと驚いている。
 構想自体は奇想天外なのだが、最初の殺人がアレのせいだと、なぜ誰も気が付かなかったのか不思議なくらいだ。判らなかったのは、吊天井のスイッチを押した人物だけで、あとは素直に考えれば何ということもなかった。ここらあたりの展開が気に入らない人が多くて、ネットでの評価が悪かったのかもしれないね。

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2010年10月23日 (土)

おまえうまそうだな

★★★★☆

 ポプラ社から発行されている子供向けの絵本をアニメ化した作品で、恐竜時代のお話である。草食系恐竜が肉食系恐竜の卵を拾って育て、やがて大人になった肉食系恐竜が、今度は草食系恐竜の赤ちゃんを育てるという一風変わった発想が面白い。

Umaso
 怪獣たちの姿は、絵本そのものであり単純な絵柄であるが、風景は実に精細に描き込まれている。声の出演のほうも、母親草食系恐竜の原田知世をはじめ、みなとても雰囲気がぴったし合っていたね。

おまえうまそうだな (絵本の時間) Book おまえうまそうだな (絵本の時間)

著者:宮西 達也
販売元:ポプラ社
Amazon.co.jpで詳細を確認する


 子供向けの作品とはいえ、母と子の愛、父と息子の関係、そして兄弟愛といろいろな形の愛が散りばめられており、実にハートフルで大人が観ても十分に感動出来る作品に仕上がっている。事実私も、幾度となく涙が落ちてきて止まらなかった。この映画を観ればきっと誰でも心が癒されるに違いない。都会で仕事に疲れているサラリーマン諸君も、一度このオアシスのような映画を観て心の中を洗い流して欲しいものである。

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2010年10月16日 (土)

乱暴と待機

★★★

 登場人物は約4名、場所はほとんどが古い市営住宅の中だけ。それにしても妙なタイトルである。おそらく「乱」は浮気者の山田孝之で、「暴」は何かにつれ暴力を振う小池栄子。そして「待」は、いつも自分の意志を表現出来ず、ひたすら好きな人を待ち続ける美波であり、「機」は天井裏から虎視眈々と復讐の機会をうかがう浅野忠信ということだろうか。

Ranbou
 ファンタジック・ラブストーリーということになっているが、どちらかと言えばナンセンス・ラブストーリーという創り方である。四人のうち「乱」と「暴」はよくいるタイプかもしれないが、「待」と「機」はいずれも変態とか精神異常者にしか写らない。とてもじやないがこの二人の心理は、常人には理解不能であろう。

 小人数で単調なストーリー展開ではあるが、なぜか不思議と退屈しなかった。やはりこの4人はただ者ではない。きっと4人ともかなりの芸達者なのだろうね。それにしてもスウェット姿でメガネをかけ、髪を2つに結んでいる美波は、なんとなくごくせんの仲間由紀恵に似ていた。そして彼女のエキセントリックな演技も絶妙に冴え亘っていた。それからメロン乳のグラドルだった小池栄子も、いつの間にかこうした演技をさせたら右に出る女優がないほど演技派女優に成長したよな。

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2010年10月12日 (火)

七瀬ふたたび

★★★

 筒井康隆の原作を読んでから、もう10年以上の時が過ぎている。従って細かいあらすじはとっくの昔に消失してしまった。だが乗っている列車の事故を予知して、次の駅で子供と一緒に降りるシーンだけは、なぜか鮮明に記憶している。

Nanase
 ただ脚本のほうは、微妙にアレンジしている感があり、やや辻褄の合わない部分が気になるんだな・・・。
 まず刑事に助けられた黒人へンリーが、敵を数人まとめて倒してしまうシーンは全く不要だ。死力を尽したあとにあれだけの能力を発揮出来るなら、最初からそうしていればよかったのである。
 また過去にタイムスリップして、パラレルワールドに行ったら、そこには自分自身も存在するのではないのだろうか。本編では過去の自分になり変わってしまうようだが、なり変わられた過去の自分はどこに行ってしまうのか。そのあたりの説明が全くないのは手抜きとしか言いようがない。
 さて最初のうちは、おどろおどろしくサイケデリックなイラスト映像を、なかなか巧みな表現だと感じたが、余りにもその手法に頼り過ぎて、かなりチープになってしまった感が否めない。ここらあたりが邦画SF作品の限界なのだろうか。どうしても製作費が足りないのなら、テーマを超能力者たちの「心の葛藤」に置き換えたほうが良かったと思う。
 また主人公の七瀬を演じた芦名星は、まさに七瀬のイメージ通りで、ファッションもバッチリ決まっていたが、その他の役者達がパッとしなかったのが残念である。もし興行成績が良ければ、たぶん続編が作られると思われるが、次回作では原作に拘わらず、もう一捻りして欲しいものである。

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2010年10月 9日 (土)

十三人の刺客

★★★☆

 たった13人で300人に立ち向かう。一人当り23人倒さなければならない勘定だ。そして結局は、ラスト50分の大バトルで、これを成し遂げてしまうのだからもの凄い。
 そもそもなぜこんな事になってしまったのか。将軍の弟と言われる明石藩主・松平斉韶の、狂気を伴った不条理極まりない殺りく。これに耐えかね、世のため人のという大義を掲げる藩士たち13人が、主君殺しを企てるのである。

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 チャンスは一度きり、とある宿場町ごと大金で買い切り要塞化し、松平斉韶が参勤交代する途上を狙うのだった。だが敵もこちらの動きを察知しており、当初70人だった大名行列が、一挙に総勢300人の騎馬隊に変身してしまうのだ。
 それにしてもラスト50分の殺陣はもの凄いね。かつて史上最長の殺陣を誇ったオリジナルの30分を大幅に抜き、とうとう最長新記録を樹立してしまった。
 余りの迫力に息を飲み、この長い殺陣もそれほど長く感じなかったから不思議である。それはそれで良いとして、殺陣に時間をとり過ぎた結果として、ストーリーのほうがやや雑になってしまったようだ。殺陣の時間を削っても、精鋭13人の個性をもっと生かしたほうがよかったのではないだろうか
 また伊勢谷友介が扮する野武士のコミカルな立ち回りは、この映画の雰囲気に全くそぐわない。オリジナルにもあったのかは知らないが、もっとシリアスに徹して教しかったね。
 一方稲垣吾郎が演じた「松平斉韶の狂気」はなかなか見事であった。彼と役所広司の共演というと三谷幸喜監督の「笑の大学」を思い出すが、そのときとは全く逆の個性というのも面白い。彼は以外に演技派なんだね。あと殺陣のほうは、かつて東映でならした松方弘樹と、ジャパンアクションクラブの伊原剛志が、さすがに圧倒的な冴えをみせていたよな。こうした殺陣職人があと5~6人いたら凄い映画になっていたのになあ・・・・。

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2010年10月 5日 (火)

食べて、祈って、恋をして

★★★

 ジュリア・ロバーツは美しいし、風景や建物も美しい。そして美味しそうなイタリアン、ことにパスタの盛り付けには美しさも感じられた。またジュリアの大きな口には、美味しい料理が良く似合う。そして各シーンにマッチした音楽が実に美しい。

Eat_pray
 ところがである、ストーリーがあるような・ないような展開で、非常に退屈な140分だったのだ。池袋の映画館は、平日の昼間だというのに若い女性達で満員だったが、私の隣に座っていた女の子は、大イビキをかいて熟睡しているじゃないの。
 原作はエリザべス・ギルバートのベストセラー自伝小説だというが、まさにタイトルそのまま、イタリアで「食べて」、インドで「祈って」、バリ島で「恋をして」なのだ。海外旅行が大好きで、自已中でご都合主義な女性には共感出来るかもしれないが、おじさんにはとても辛い140分間であった。

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2010年10月 3日 (日)

情ない自民党

 政権をとっていた頃の自民党もダメだったが、野党に転落してから更にダメな党に成り下がってしまった。その最大理由は、与党になった民主党の批判ばかりしているからである。共産党や旧社会党じゃあるまいし、1年前まで政権をとっていた政党が文句と反対ばかりでは余りにも情ないじゃないの。

Photo
 そもそも現在の日本困窮の礎を創ったのは、自民党そのものではないのか。自民党が民主党に文句を言えるのは、普天間基地問題のみで、あとは天に唾しているようなものである。
 まるで与党時代に民主党にいじめられたことを根に持って、いじめ返しているとしか思えない。しかし民主党はかつて政権をとったことがなく、現在は与党の難しさを痛感しているはずである。いわば子供だったのである。従って現在の自民党の姿は、子供に意地悪されたことを根に持ち、子供が青年になったのを見て復讐している年寄りにしか映らない。あ~実に情ないではないか。

 私は民主党支持者でもなければ、自民党支持者でもない。ただ現状の政治不毛を嘆き、日本の将来に不安を感じているだけである。そう思う人は決して私一人ではないはず。だからこそ先の総選挙で、自民党批判票として民主党に大量票が入ったのである。まだ分からないのだろうか。
 このような混迷の時代に与党も野党もない。このような時にこそ与野党が結束して、日本のため国民のために力を尽くさなくてはならないはずである。だから中国や韓国などに舐められてしまうのだ。もしこれからも自民党が、反対と批判に終始するならば、やがてかつての社会党のように消滅してゆくだろう。政策経験者や実力者が大勢いるのに、実にもったいないし、非常に残念な気持ちで一杯である。

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2010年10月 1日 (金)

カイジ 人生逆転ゲーム

★★★

 原作のコミックを読んだ人には不満であり、コミックを知らない人には楽しい映画だったのではないだろうか。それほどコミックはアクが強く、しつこいのである。

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 また生き残りゲームの数も、「ジャンケン」と「鉄骨渡り」と「Eカード」しか登場しない。もっとも原作のしつこさを考えれば、2時間の中でこれ以上のゲームを詰め込むのは不可能であろう。

 つまるところこの原作は、映画には向いていないのだ。むしろTVドラマシリーズにしたほうが、原作のもつネチネチ感を十分に発揮出来るのではないだろうか。ただしTVにはいろいろ制約が多いので、その面でTV化も難しいかもしれない。
 とはいえ、荒唐無稽で独特の雰囲気を醸し出す原作コミックを、ここまでまとめあげたキャストとスタッフ達には敬意を表したいね。

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