« べスト・キッド | トップページ | 鳩の恩返し »

2010年8月30日 (月)

カラフル

★★★★☆

 なぜだかよくわからないが、死んだはずの主人公の魂は、自殺した中学生・真(まこと)の体の中にホームステイすることになる。そして主人公が、生きる勇気を見つけるまでの思春期の葛藤を、独特なタッチのアニメーションで描いてゆく。
 不倫あり、援助交際あり、玉電オタクあり、であきらかに大人向けのア二メなのに、何を勘違いしたのか小さな子供を連れた母親が入場してきたときは首を捻ってしまった。

Cala
 原作は直木賞作家・森絵都のベストセラー小説だというが、まだ未読につき今のところ比較は出来ない。さすがに内容がしっかりしていて、単純なアニメとは一味違っている。是非早々に原作を読んでみたいね。
 自分にも覚えがあるが、いつの時代でも、友だちはありがたいものであり、ことに青春時代に友だちから受ける影響は計り知れない。そして友だちと同じ高校を目指して共に勉強し、二人とも合格したときの感動は永遠に忘れられないものである。
 そんなことを思い出したら、とめどなく涙が溢れ出してくるのだ。うめき声が聞こえるので振り返ったら、後方の座席に座っている男子高校たちが号泣しているではないか。こんな光景ははじめて観た。本当にみんな同じことを考えているんだね。僕も高校時代に友だちとつるんで、よくたい焼き屋へ行ったことを思い出し、一瞬心だけが青春時代にタイムスリップしてしまった。
 人はいろいろなカラーを持っているはず。だからある一面だけで判断しなければ、いろいろな可能性が見えてくる。とにかく人生とはカラフルなものなのだ。
 実に含蓄のある言葉だね。ちょっと見方を変えれば、あんなに嫌いだった家族や友人たちも、本当はとても優しい存在なのだということに気付くこともある。
 写真のような重厚な背景、懐かしい音楽、違和感を感じさせない俳優たちの声。そしてスクリーンを包み込む青春の甘酢っぽい香り、どれをとっても全て良し。とにかく久々に感動したな。

最後にクリックしてランキングを確認してくれると嬉しいな↓↓↓

人気blogランキングへ

人気ブログランキングへ

↓ブログ村とクル天↓もついでにクリックお願いします(^^♪

にほんブログ村 映画ブログへ

|

« べスト・キッド | トップページ | 鳩の恩返し »

コメント

私も高校時代を思い出しました。
辛い思いも、楽しい思いもしたけど、あの時期の経験はその後の人生に強く影響しますね。
真はあそこで気付いてよかった。
丁寧に作られた秀作でした。

投稿: ノラネコ | 2010年8月30日 (月) 22時36分

ですよね。誰しも通ってきた道、もちろん人それぞれ経験は違うけれど、思春期の普遍的な想いが詰まってました。
私は、真が母親を罵るシーンで、自分がたった1度だけ母親を泣かしたことを思い出しましたよ。アレほどバツの悪い、自己嫌悪の気持ちはないですもん。
きっと真もそう思ったはずです。そうして学んでいって欲しいな…。

投稿: KLY | 2010年8月31日 (火) 00時08分

KLY さんこんにちは、毎度お暑うございます。
僕も母親との関係で同じようなことがありましたよ。後で後悔しましたが、それが若さなのでしょうか。
とにかく良い映画でしたね。

投稿: ケント | 2010年9月 2日 (木) 20時36分

ノラネコさんこんにちは
みんな同じような思春期の経験を持っているのですね。だからこそ今があるのですが・・・
キャラの描き込みはアッサリしていますが、内容は濃いですね。

投稿: ケント | 2010年9月 2日 (木) 20時39分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/21640/36439403

この記事へのトラックバック一覧です: カラフル:

» カラフル [やっぱり邦画好き…]
日本を代表するアニメーション監督として、不動の地位を築いた原恵一。アニメーション業界のみならず、映画界からもその動向に注目が集まる原恵一の最新作『カラフル』がついに2010年夏公開されます。原作は、『風に舞いあがるビニールシート』で「第135回直木賞」を受賞した森絵都の同名小説...... [続きを読む]

受信: 2010年8月30日 (月) 12時35分

» カラフル [やっぱり邦画好き…]
日本を代表するアニメーション監督として、不動の地位を築いた原恵一。アニメーション業界のみならず、映画界からもその動向に注目が集まる原恵一の最新作『カラフル』がついに2010年夏公開されます。原作は、『風に舞いあがるビニールシート』で「第135回直木賞」を受賞した森絵都の同名小説...... [続きを読む]

受信: 2010年8月30日 (月) 12時35分

» 「カラフル」(試写会)みた。 [たいむのひとりごと]
「おめでとうございます、抽選にあたりました!もう一度、人生やり直してみませんか?」な~んて関西弁の少年が愉しげに言う予告からコミカルな作品だと勘違いしていると、思いのほか圧し掛かってくる重さに押しつぶ... [続きを読む]

受信: 2010年8月30日 (月) 18時04分

» カラフル [象のロケット]
天上界と下界の狭間で、死んだ<ぼく>の魂は漂っていた。 するとプラプラという天使(?)が、「おめでとうございます。 あなたは大きな過ちを犯して死んだ罪な魂ですが、もう一度下界に戻って再挑戦するチャンスが与えられました。」と告げる。 <ぼく>の魂は自殺したばかりの「小林 真」という名の中学生の体に入りこみ、生き返ることになったのだが…。 青春ファンタジーアニメ。... [続きを読む]

受信: 2010年8月30日 (月) 19時00分

» カラフル・・・・・評価額1750円 [ノラネコの呑んで観るシネマ]
原恵一監督の最新作「カラフル」は、ファンタジーの形で魂の再生を描いたホームドラマ。 制作は「ガンダム」などで知られるサンライズで、同... [続きを読む]

受信: 2010年8月30日 (月) 22時32分

» カラフル [LOVE Cinemas 調布]
直木賞作家・森絵都のベストセラー小説のアニメ化。罪を犯した魂が抽選に当たり、自殺した少年の体を借りて現世にホームステイするというファンタジードラマ。監督は『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦』の原恵一。声の出演は宮崎あおい、麻生久美子、高橋克実、南明奈といった人気俳優が揃う。思春期の少年の正直な想いが綴られている。... [続きを読む]

受信: 2010年8月30日 (月) 23時46分

» カラフル [だらだら無気力ブログ]
森絵都の名作児童文学を『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ 帝国の逆襲』『河童のクゥと夏休み』の原恵一監督でアニメ映画化した感動 ファンタジー・ドラマ。死んだはずの主人公が天使から再挑戦のチャンスを もらい、自殺した少年の体を借りてその家族や周…... [続きを読む]

受信: 2010年8月31日 (火) 00時55分

» 「カラフル」 人の心は黒いも白いも全部含めてカラフル [はらやんの映画徒然草]
森絵都さんの原作は以前に読んでいました。 非常に印象に残った小説でしたが、こちら [続きを読む]

受信: 2010年8月31日 (火) 20時41分

» 「カラフル」 (2010) [お楽しみはココからだ~ 映画をもっと楽しむ方法 ]
2010年・日本/サンライズ=東宝監督:原 惠一原作:森 絵都脚本:丸尾 みほ 直木賞作家の森絵都のファンタジー小説を、「クレヨンしんちゃん/アッパレ!戦国大合戦」や「河童のクゥと夏休み」等の秀作アニ... [続きを読む]

受信: 2010年9月 1日 (水) 01時42分

» 『カラフル』 行き先はどこでもいいのか? [映画のブログ]
 【ネタバレ注意】  『カラフル』のエンディングで、THE BLUE HEARTS の名曲『青空』のカバーが流れる。  その歌詞には、こんな一節がある。 ... [続きを読む]

受信: 2010年9月13日 (月) 00時35分

» カラフル [パピ子と一緒にケ・セ・ラ・セラ]
一度死んだ魂が別の人間の体に入り込んで新たに生きるというポジティブな再生ドラマ。直木賞作家・森絵都の同名小説を『クレヨンしんちゃん アッパレ!戦国大合戦』、『河童のクゥと夏休み』の原恵一監督が映画化したアニメ作品。物語:ある罪を犯して彷徨っていたひとつの....... [続きを読む]

受信: 2010年9月14日 (火) 10時18分

» カラフル [パピ子と一緒にケ・セ・ラ・セラ]
一度死んだ魂が別の人間の体に入り込んで新たに生きるというポジティブな再生ドラマ。直木賞作家・森絵都の同名小説を『クレヨンしんちゃん アッパレ!戦国大合戦』、『河童のクゥと夏休み』の原恵一監督が映画化したアニメ作品。物語:ある罪を犯して彷徨っていたひとつの....... [続きを読む]

受信: 2010年9月15日 (水) 17時32分

» ■映画『カラフル』 [Viva La Vida! <ライターCheese の映画やもろもろ>]
『クレヨンしんちゃん アッパレ!戦国大合戦』、『河童のクゥと夏休み』で知られる原恵一監督の最新作『カラフル』は、現代を生きる中学生たちへの応援歌。 要所要所で流れる「大地讃頌」、「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」の合唱の調べや、エンディングに流れるTHE BLUEHEARTSの... [続きを読む]

受信: 2010年9月27日 (月) 21時50分

» カラフル(原恵一監督) [映画、言いたい放題!]
『嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲 』、『河童のクゥと夏休み 』が 大好きな作品になった原恵一監督の作品とあれば、 是非観に行かなくては! しかし、公開終了間近に行った映画館は満席でした。(T^T) 評判良かったのに、あまりやってなかったんですよね。 あれから... [続きを読む]

受信: 2011年6月 3日 (金) 01時58分

» カラフル [単館系]
直木賞作家の森絵都のベストセラー小説を、「クレヨンしんちゃん」シリーズや「河童のクゥと夏休み」などで知られる原惠一監督がアニメ映画化。原監督と2度目のタッグとなる冨澤風斗、宮崎あおい、麻生久美子...... [続きを読む]

受信: 2011年6月 5日 (日) 22時58分

« べスト・キッド | トップページ | 鳩の恩返し »