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2010年5月22日 (土)

武士道シックスティーン

★★★☆

 もっとつまらない映画だと思ったけれど、以外に面白かった。『スウィングガール』、『フラガール』、『書道ガール』系のスポコン作品かと思っていたら、これが微妙に違うんだな。どちらかといえば剣道の試合よりも、剣道を通じた女子高校生の「友情物語」に力点をおいているようだ。

Bushido16
 主演は剣術道場の娘で、剣道達人の磯山香織を演ずる成海璃子と、おちゃめで逃げ回るばかりだが、本当は強い?西荻早苗役の北乃きいの二人である。水と油のような性格の二人であるが、これが以外にお互いを高め合うことになるのだった。

 磯山家は、母親が亡くなり、西荻家のほうは、変人の父親が家出中。どちらも複雑な家庭に育っているという共通点がある。そして香織のほうは、子供の頃から道場主の父親に剣道漬けにされ、いまだ友達もなく普通の女子高生のようにはしゃいだこともない。
 だから本当は、普通の女の子になりたいのだが、すでにもう後戻り出来ないほど剣道にのめり込んでしまっている。小さいときから一緒に習ってきた兄は、すでに剣道を捨ててしまった。本当に自分は剣道が好きなのだろうか、ただ父親の喜ぶ顔を見たかっただけなのだろうか。
 彼女が葛藤するシーンでは、急に胸が熱くなってしまった。そして香織の、真摯な求道者であるが故の、誰にも心を開けない孤独との戦いが印象的だ。思わず三島由紀夫原作・市川雷蔵主演の『剣』を思い出してしまったよ。
 なかなか丁寧な創りで良い映画だし、主演の二人の熱演も光っていたのだが、今の時代に感覚的にマッチしていないのと、映画館の大画面・大音響で観る意味が問われるところが、興行的には厳しいのだろうな。

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コメント

映画から入ったのに原作に夢中になって一気に読んじゃいました。「武士道セブンティーン」「武士道エイティーン」と、早苗が引っ越して行った後の話もホント面白いです。
原作を読んでから思い返すと、上手くまとめられてるなと改めて感心しました。
ただこれにしても、「書道」にしても、観れば良いことはわかるけれど、世間一般的にはどうしてもアイドル映画っぽく映ってしまいますからね。中年以上の方々はちょっと「いいや。」になってしまいそうです。

投稿: KLY | 2010年5月22日 (土) 21時33分

こんにちは。
ほぉー、ケントさん、お勧めなんですね。
自分はノーマークでしたが、観てみたいな。

と、早速調べたのですが、近所では、一日一回のみの上映となっています。
これは、はやくいかないと!

投稿: | 2010年5月23日 (日) 06時28分

KLYさんいつもコメントありがとう
そうですね。仰る通り、ちらしを見た限りでは、年配の方には「アイドルもの」としか感じられませんよね。ところが中身はどちらかといえば年配の方のほうが楽しめる作品ともいえるところに矛盾を感じましたね。ターゲットがはっきりしないところに興行的に成功しない原因があるのかもしれません。
いい映画なんですがね。
KLYさんお奨めの原作も読んでみたくなりました。

投稿: ケント | 2010年5月23日 (日) 09時19分

亮さんこんにちは
良い映画ではありますが、特にお奨めということではありませんよ。(-_-;)
どちらかといえば、「書道ガールズ」のほうがお奨めですね。

投稿: ケント | 2010年5月23日 (日) 09時31分

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