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2010年4月の記事

2010年4月29日 (木)

通勤地獄 地獄の月曜日

 月曜日が好きな人は、趣味もなく家庭での居場所もないおじさんくらいで、普通のサラリーマンにとっては、まさに地獄の日であろう。そしてその兆候は、日曜日の午後9時頃から始まるのだ。まさにNHKの大河ドラマが終了し一服すると、これで休みも終った。いよいよ明日から出勤だな、トホホホホホ・・・・と、だんだん暗い気分に陥ってゆくのである。

Seki
 それにしても、どうして月曜日の通勤電車は混んでいるのだろうか。そう考えて、いつもより心もち早く家を出るのだが、始発電車の第1弾には座れない。いつもなら、ギリギリ数席の空席が残っているのに。すでに立っている人がパラパラなのだ。
 仕方ないので、始発電車の第2弾に乗ろうと、ホームに戻って並ぶのだが、ギョギョギョ・・・ギャーッ!すでに6列も並んでいるじゃないか。5列までは確実に座れるが6列は運次第。ましてその後の7列目となると絶望的である。

 なんでなの~いつもより早く家を出てきたのに!月曜日はどうしてこんなに混雑するのだろうか。地方へ単身赴任している人が、金曜日に家へ帰り、本社で行われる月曜の会議に出るというパターンが多いと聞く。あるいは、月曜日はみんな同じ心配をしていて、普段より出足が早いのかもしれない。それとも日曜日に遊び疲れ、絶対始発で座って行きたいという人が増殖するのだろうか。

 それでも始発電車に座われる人はまだよいほうなのだ。もし座れなければ、1時間以上体を捻ったまま立ってゆかねばならない。さらに網棚に荷物を置けない状態なら、それはもう生き地獄となろう。
 定年後の再雇用で、月・水・金の3日間のワークシェアリングを選択した人がいる。「毎日が金曜日のようで良いですね」と言ったら、「最初はそう思ったけど、結局は毎日が月曜日なんだよ」と苦笑いをしていた。サラリーマンをやっていて、なにが一番苦痛かと言えば、やはり月曜日の存在である。はやく月曜日のない世界にゆきたいものだ。

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2010年4月28日 (水)

のだめカンタレービレ最終楽章後編

★★★★

 前半はちょっとドタバタで、ちょいとおバカ過ぎるかなと懸念していたら、後半は「のだめと干秋先輩」のラブストーリーに急展開。前作同様、のだめ役の上野樹理ちゃんが光りまくっていた。というより、この役は彼女にしか出来ないだろう。そして前編が玉木宏の干秋中心だったのに対して、後編はのだめ・のだめ・のだめのオンパレードであった。

Nodame2
 だからといって、決して前編より面白かったという訳ではない。まず二回目ということで、マンガチックなギャグに新鮮味がなく、切れもよくなかった。
 これは二作目の運命だから仕方ないが、のだめと干秋のラブにばかり集約し過ぎた結果、ルイやフランクなど他のメンバーがほとんど休憩状態。ストーリーも直球一本槍で余り起伏がなかった。
 決してつまらない訳ではないし、未完の原作に先走り、時間制限のある中で、強引にエンディングをまとめた努力は買おうじゃないの。それにピアノシーンが盛り沢山で、のだめの怪人的演奏も実に素晴らしかった。
 まあ前編がストーリーといい、全体的なバランスといい、完璧過ぎるほど完璧な映画だったのだ。いずれにせよ、前編を観ている人は、後編を観ないわけがない。というところで、感情抜きで冷静かつ客観的に考えれば、正直なところ後編の評価はこんなものかもしれないね。

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2010年4月21日 (水)

アリス・イン・ワンダーランド3D

★★★

 『不思議の国のアリス』のアリスが成長して、もう一度ワンダーランドに戻り、新しい冒険をするというストーリー展開である。さすがウォルトディズニーだけあって、CGをふんだんに使った美しい映像と、3Dの技術に関しては文句のつけようがない。

Alice
 ただ通り一辺のストーリーで、とくにほのぼのとした感覚も沸かず、心温まる何かに触れることもないのが残念であった。だから当然カタルシスも得られない。たとえお子さまランチといえども、一さじの「涙味」は必要ではないのだろうか。

 気のせいか、ジョニー・デップもなんとなくおとなしく存在感が薄かった。一方、アリスを演じた新人のミア・ワシコウスカは、美少女ではないが、芯の強い知性的な女性で、将来の活躍が期待されるよね。それが最大の収穫かもしれない。
 アバターの大ヒットで、現在ちょっとした3Dブームが起っているようだ。劇場は超満員で、30分前にソールドアウト状態。老若男女を問わず、これだけの人々を集めたことも評価しないわけにはゆかないだろう
 それにしても、最近の3Dメガネは重いし、長時間の鑑賞は疲れるね。やはり3Dはアトラクションとして、30分以内の作品に仕上げたものが一番だ。これだけ一気にフィバーしてしまうと、この3Dブームもそう長くは続かないだろうな。

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2010年4月17日 (土)

苦い蜜~消えたレコード~

★★★☆

 14枚のビートルズのレコード。その中でも、幻のレコードといわれ、マニアの間では3百万円の値段が付いているという1枚が盗まれた。それと同時に3百万円の現金も盗まれたというのだ。
 この犯人に仕立てられ、1年後に死亡してしまった男がいた。その男の友人を名乗る探偵が、真犯人を探しに事件現場となったバーにやってくる。

Nigai
 その日はマスターの書いた推理小説が新人賞をとれるかもしれないと、事件の関係者を含む14人が偶然顔を合わせることになってしまった。探偵の推理が進むうち、犯人は別に存在するということになり、実はこの14人の中にいるかもしれないという話になる。
 舞台はほとんどが、このバーの中という、ワン・シチュエーションミステリーであるが、観ていて全く飽きがこない。だが出演者が地味な中堅からべテランということと、題材に使われたビートルズや、回想シーンが昭和30年代ということが、現代の若者たちには受け入れ難いのではあるまいか。
 当然観客のほとんどが中高年のおじさんばかり、良い映画ではあるが興行的にはかなり厳しいだろう。しかしこうした映画が世に出るようになったのも、団塊の世代が現役を引退して、映画を観る余裕が出来た証拠である。そういう意味では喜ばしいことだと思う。
 ただせっかくビートルズを題材にしたのだから、もっとビートルズの歌を聞きたかったな。スクリーンに流れた曲は、わずかに「イマジン」だけであったのが残念である。それにしても、良質で気品の漂うミステリー映画だった。映画館で観るより、自宅のソファーでブランデーでも飲みながら、ゆったりと観たい映画かもしれない。

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2010年4月14日 (水)

エロス もう一つの過去

 アダルトなイメージを彷彿させられるタイトルだが、決してエロ小説ではないので念のため。タイトルは主人公が歌う「歌の題名」なのである。
 著者の広瀬正氏は、タイムトラべルテーマにとりつかれた作家だったが、残念なことに、1972年に、40代で鬼籍に入ってしまった。生前はジャズバンドのリーダーをしたり、オーディオに凝ったり、クラシックカーの製作を手がけたりと、多才な文化人だったという。

エロス―もう一つの過去 広瀬正・小説全集〈3〉 (集英社文庫) Book エロス―もう一つの過去 広瀬正・小説全集〈3〉 (集英社文庫)

著者:広瀬 正
販売元:集英社
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 彼の代表作は、タイムマシンがテーマになっている、マイナス・ゼロ』というほのぼのとしたユーモアSFで、当時直木賞の候補にもなった。本作はSFといえるかどうか、わからないが、もしあの時、こうしていれば、こういう別の過去があったというお話で、これを『パラレルワールド』と考えれば確かにSFと呼べるかもしれない。
 ストーリーはかなり地味だが、いつもながら昔懐かしい心暖まる昭和ラブストーリーだった。ある意味『マイナスゼロ』のサイドストーリーといっても良いだろう。
 確かに時代背景と場所と一部の登場人物は、マイナスゼロ』と全く同じだった。それに少年時代の作者自身まで登場するので笑ってしまう。これら一連の流れも、一種の『広瀬流循環作用』なのだろうか。

 もしあのとき、そうしていれば人生が変わっていたとは、誰もが一度は考えるに違いない。本作でも主人公の橘百合子(赤井みつ子)が、もし映画を観に行かなければ、歌手になれずヌードモデルになっていたというのである。それで現在・過去・現在・もう一つの過去・現在・過去…と小刻みに話が揺れ動いててゆく。もうひとつの過去のほうで、マイナス・ゼロ』のタイムマシンで跳んだ時代と場所がリンクし、大工のカシラ一家と出会うことになるのだ。
 『マイナス・ゼロ』でも言えることだが、本作の見どころは、過去の分岐だけではなく、昭和初期の様子を余すところなく書き連ねていることだろう。それにしても広瀬正という人は、几帳面というか超凝り性というか、当時の有名人から物価まで、念入りによく調べあげたものである。
 当時の市電やタクシーの状況、ラジオや初期の自動車、TVの開発、東京の家賃、ヒットした映画など生活に密着したデーターが満載。さらに阿部定事件から、二・二六事件、支那事変、東京オリンピック中止騒動など、次々と有名な事件が描かれてゆく。

 もちろんストーリー的にも十分面白いのだが、知らず知らずに「昭和東京史」の知識が身に付いてしまうのである。過去に『マイナス・ゼロ』の映画化が企画されたが、余りにも製作費がかかり過ぎるということで没になったという。今なら、三丁目のタ日』のスタッフ達で映画化することも可能だろうが、知名度の点で実現はちょいと難しいだろうな・・・。
 ちなみに、主人公・橘百合子のモデルになった大物女性歌手とは、たぶん「淡谷のり子さん」なのだと思う。

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2010年4月11日 (日)

第9地区

★★★

 ある日突然、ヨハネスブルグ上空に巨大UFOが出現する。その中には、栄養失調で衰退したエイリアンたちがいた。理由不明だが、なにかの事故があって、地球に不時着したようだ。彼等には侵略の意図はなく、難民として人間と共存することになる。

Dai9
 それから28年後、大量に増殖したエイリアンと人間との争いが絶えず、第9地区』と呼ばれる共存地区はスラム化していた。それで超国家機関であるMNUは、エイリアン達を移住させようとするのだが…。

 かなりスケールの大きな話になりそうだと思っていたら、主人公ヴィカスの演技をはじめ、エイリアンたちの様子もかなりコミカルなのだ。そのうえハンディカメラの映像がブレルので、なんだか船酔い気分になってしまった。それで思わず、2年前に観た『クローバーフィールド』が脳裏をよぎる。
 そして中盤になると、頭が良くて友好的なエイリアン親子が登場し、何かを必死で研究している模様。このあたりから、人間のほうが暴力的な存在になってくる。それとなく、大ヒットしたあの『アバター』の社会派構図が見え始めるのだが…。ただ急にエイリアンと主人公が、簡単に会話可能になるのが不自然だったな。
 そして終盤は、エイリアンの強力な武器と、バトルスーツ仕様のロボットが大活躍することになる。今度は『トランスフォーマー』そのもの、バリバリのアクション映画に変身!
 低予算を補うため、いろいろと苦心したのはよいが、一貫性のない作品になってしまったようだ。アカデミー賞にノミネートされたし、ネットの評価も高いので、かなり期待して観たのだが…。
 確かに従来のSF大作にはない前衛的テイストを持った怪作ではあるが、余りにもいろいろな面で作り方が雑なのが気に入らない。なんとなく邦画の『ギララの逆襲 洞爺湖サミット危機一発』を思い出してしまった。

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2010年4月10日 (土)

半分の月がのぼる空

★★★★

 小さい頃から心臓病で入院している少女と、たまたま肝炎で入院した少年が、病院内で出合う。少年は少女のわがままに振り回されながらも、次第に彼女に惹かれてゆく。また青春難病ラブストーリーかと、やるせない思いでスクリーンを見つめる私。さらに重病人と看護婦達の病院内での追いかけっこは余計だったな。

Hantsuki
 終盤までの長い間、たまに登場する大泉洋の存在意義が良く理解出来ない。そして終盤になって、彼の診察室に彼女の恋人が文句を言いに来たときも、「なに!彼女には恋人がいたの?」という感じで、いまだチンプンカンプン。
 ところが彼がアパートに帰り、昔のアルバムを開いた瞬間、全ての事実が解明されるのである。「そうか、そうだったんだ!」そして急に目頭が熱くなり、熱い水がとどめなく落ちてきた。
 中盤までのストーリーは、この終盤の感動シーンを生かすための下ごしらえだったのである。それにしても、この監督は人が悪いよな。てっきり騙されてしまった。
 あとから考えれば、なぜ最初は彼の娘が登場せず電話だけなのか、なぜ彼が手術を拒む理由を明かさないのか、なぜ彼が看護婦からの電話に「久し振り」というのか、などなどの疑問がはっきり判るのだが…。その場では、なにかすっきりしなかった。
 中盤までの展開だけなら、ケータイ小説によくあるラブストーリーで終っていただろう。ところが終盤の大転回で、急に全く別の映画に変身してしまったのである。見事というのか、不思議というベきか、この短い終盤だけで、確実に評価が2ランクもあがってしまったのだ。

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2010年4月 7日 (水)

しあわせの隠れ場所

★★★★

 どうも分かり難い邦題である。サンドラ・ブロック主演ということで、暗いイメージのある原題『The Blind Side』を避けたのだろうか。本作は、ボルチモア・レイブンスに指名入団したマイケル・オアーの実話で、彼の光の部分だけではなく闇の過去にもスポットを当てている。

Siawase

 マイケルは貧困地域で生まれ、父親を知らず、母親はコカイン中毒であった。それで母親と引き離され、転校を繰り返す放浪生活を送っていたのだ。それを裕福なテューイ家に引き取られ、暖かく平和な家庭を得、学業成績を向上させ、フットボールでも大活躍するのだった。彼は身長193cm、体重141kgの巨体であるが、40ヤードを5.34秒で走るスピードを持っており、2009年12月には新人MVPに選出されている。
 映画のほうもアメリカで大ヒットを飛ばし、主演のサンドラ・ブロックが、アカデミー賞・ゴールデングローブ賞ともに主演女優賞を獲得している。2009年は、本作のほか『あなたは私のムコになる』も大ヒットし、サンドラにとっては充実した年だったに違いない。
 それにしても実話をもとにした映画は、必ずと言ってよいほどヒットするよね。多少のアレンジはあるものの、やはり作りものではない「真実の感動」に共鳴するからであろう。エンディングクレジットで、本物の写真が写し出されていたが、良く似た俳優を集めたものである。
 いずれにせよ、これはアメリカでしか起き得ない話である。少なくとも我国で、見ず知らずの巨大な黒人を、家族として受け入れる人はいないだろう。なんだかんだ言っても、それだけアメリカの懐は深くて広いのであろう。

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2010年4月 5日 (月)

築地魚河岸三代目

★★★★

 マンガを原作にした映画は、いつも評判が良くないのだが、本作の場合は評価が真二つに分れそうである。私自身は、原作を良く知らないこともあってか、なかなか良く出来ていると感じた。

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 また原作はグルメ指向のようだが、本作は人情ものに徹している。だから年齢の高い人なら十分楽しめるはずである。逆に言えば、今どきの若者からみれば、じれったくてイライラするのかもしれない。
 ことにハッキリものを言わない英次は、往年の高倉健そのままの世界だ。そしてこの無口な男の態度が生んだ誤解とその解消が、ストーリーの大半を占めることになる。

 所詮人情話とはそんなものである。延々と遠回わりして、誤解が解けたところでお涙ちょうだいとなるのだ。単純かもしれないが、年を取るとこういう展開に弱くなるんだね。
 当初松竹は、「トラさん」、「釣りバ力」の次を狙って、本作をシリーズ化する予定だったらしい。ところが興行成績が今ひとつで、シリーズ化はご破産になったようである。
 ちょっと残念な気もするが、大部分の俳優達が役柄より実年令がかなり上なので、余り長いシリーズは無理かもしれない。それにしても、なかなか味のあるキャストだったね。ことに脇を固めた俳優陣が、個性的でなかなか楽しかったな。

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2010年4月 4日 (日)

タイムトラべラー ~戦場に舞い降りた少年~

★★★★

 邦題の大げさなタイトルに比べると、原題は『メイの天使』とシンプルで、この映画の全てを語っているかのようだ。なぜこんな長ったらしく、派手な邦題を付けてしまったのだろう。
 トムの母親は、トムが所属するサッ力ーチームのコーチと愛し合う仲だ。彼女は別居中の夫と正式に離婚し、コーチとの結婚を望んでいる。そんな関係を知っているチームメイトたちに冷かされ、トムはふてくされて、コーチや母親に対しても反抗的だ。

Ato
 ある日トムが、奇妙な犬の後をつけて森の中に入ると、そこには暖炉のある廃墟があった。犬に体当たりされたトムが、暖炉の中に転げこむと、なんとそこは第二次世界大戦中の世界だったのだ。
 そこでトムは、孤児で変人のメイという少女と出会い、彼女や彼女の保護者達と数日間一緒に暮らすことになる。人見知り癖のあるメイであったが、なぜかトムにはすぐなついてしまったのだ。彼女にとって、不思議な感じのするトムは、まるで天使のようであったのだろう。だがトムのほうは、次第に元の世界に戻りたくなり、稲妻の光る晩に、現代に再びタイムスリップするのだった。
 せっかく元の世界に戻ってきたトムだったが、現代で「あの時代の衝撃的な事実」を知り、再びメイのいる時代へ跳んでゆく決心をする。タイムスリップするためには、廃墟の暖炉とあの奇妙な犬と稲妻が必要だ。トムが森の中に入ると、廃墟の暖炉の前に薄汚れた老婆が犬と戯れているではないか…。
 この老婆の存在は、映画好きの人ならすぐに、クリストファー・リーヴの『ある日どこかで』を思い出すに違いない。だがこちらの作品のエンディングはハッピーなので、きっと誰もがホッとするはずだ。
 主人公も少年・少女だし、戦闘シーンも兵隊もほとんど登場しない。そのうえハッピーエンドとくれば、これはジュニア向けの作品なのかもしれない。だが大人でも十分楽しめる心温まるファンタジーに仕上っているので、DVDをレンタルしても決っして損はしないだろう。

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2010年4月 2日 (金)

花のあと

★★★★

 『たそがれ清兵衛』、『武士の一分』、『蝉しぐれ』と同様、お馴染み藤沢周平の時代劇である。今回も東北の小藩が舞台であるが、主人公の美女はなんと剣の達人なのだ。
 女ながらに、いまだ男に剣術で負けたことのない以登(北川景子)は、藩随一の剣士江口孫四郎に挑むが、健闘むなしく一敗地にまみれてしまう。初めての立ち合いで、以登は、自分を女子と侮らなかった孫四郎に、一瞬密かな恋心を抱く。だが共に婚約者を持つ身なので、彼女はその思いを断ち切り、江戸に留学中の婚約者を待つことにした。

Hana
 やがて平待だった江口孫四郎は、400石の名門内藤家へ婿入りし、いきなり出世するのだが、藩命により江戸へ向かう。ところがその折に、上司の陰謀により切腹することになってしまうのだ。腑に落ちない以登は、この陰謀を企んだ者を調べ、一人でその犯人と対決することになる。
 いかにも藤沢時代劇という趣きの作品であり、お約束通り汚職にまみれた極悪役人と剣の達人が決闘する。ただし年老いた以登が、孫たちに昔話をするというナレーション構成のため、この決闘の結果が初めから分ってしまい、ドキドキしないところが残念だった。
 四季折々の日本の風景や古い家屋など、その美しい映像にはウットリするのだが、登場人物全員が標準語で喋るところに、映画としての厚みが感じられない。また余りにも現代的で、時代劇に馴染まない俳優がいたのもマイナスだ。

 主役の北川景子といえば、ずっとそのしかめ面が気になったが、ラストの花見でやっと出た笑顔がとても印象的だった。初めての時代劇、その凛とした佇ずまい、しかも注目の殺陣さえも、なんとか様になっていた。いろいろ批判的な意見も出ているが、私はあえて拍手を送りたい。
 一方、孫四郎役の宮尾俊太郎のほうは、以登が命をかけて復讐するほどの魅力的な人物には見えなかった。むしろ顔と行儀は良くないものの、婚約者片桐才助を演じた甲本雅裕の演技に好感を持ったね。
 昔の日本では、長男以外は家のゴミ。家督も全て長男が受け継ぎ、次男以下は部屋住みで仕事もない。彼等にしてみれば、養子縁組によって他家の主になるしか、活躍の場がないのであろう。そのあたりの心情はそれとなく伝ってきた。
 それにしても、スクリーンの前には、年配の人ばかり座っている。若い人はたった一人だけ、それも母親に付き合って観ているようだ。この作品が良い悪いというより、なぜこうも若者に人気がないのだろうか。

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