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2010年3月20日 (土)

時をかける少女

★★★

 今までこのタイトルの映画を何度観ただろうか。筒井康隆の原作が初めて世に出たのは昭和40年代であるが、昭和58年の大林監督作品を皮切りに、なんと4回も映画化されているのだ。

Tokikake 

  SFファンタジーなので、余り時の経過が長過ぎると陳腐化してしまう。それで4年前に上映されたアニメ版では、原作を大幅に改ざんして、「原作の主人公の姪」が主人公になり、時代背景も原作から約40年後という設定に変えられた。
 そのお陰で、主人公の女子高生が超ミニをはいても違和感がなく、テンポもよくストーリー的にもかなり好評で、期待以上の興行収入をあげたようである。二匹目のドジョウを狙ったのか、本作も時代背景が現代となり、主人公は「原作の主人公の娘」という設定になっている。
 今回は、原作の主人公(母)が高校生だった時代にタイムスリップするという思い切りの良い設定に好感が持てた。また主人公の仲里依紗は、序盤こそぎこちない演技であったが、切なさと爽快感の双方を併せたような存在感が可愛かったね。それに、『純喫茶磯辺』や『パンドラの匣』のときはポッチャリしていたのに、かなりスリムになりキュートになった気がする。
 それと、中尾明慶扮する涼太の風貌が、昭和40年代の青年そのものであったことには笑えたな。彼はまさに私の青年時代の友人と、そっくりだったのである。
 ただ残念なことに、低製作費のためか、ボロアパートを除けば、ほとんど昭和40年代の風景が出現しない。それにタイムスリップ時の映像も、大昔のTVドラマ風でかなりチープである。また中だるみというのか、恋愛ドラマに力点を置き過ぎた結果なのか、母から頼まれた人物探しも中途半瑞だった。
 しかしながら、探していた人物が登場してからは、急にテンポが良くなり、ストーリー展開も面白くなる。ただタイムトラべルファンとしては、もっとパラドックス風味も織り込んで欲しかったな。もしかすると、脚本創りをした人が、タイムトラべルには余り興味がなかったのかもしれない。

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コメント

仲里依紗ちゃんが実に現代を象徴した女の子なんですよね。その彼女とモロ60年代の中尾君の組合せがいいんです。中尾君は私もケントさん同様に思いました。えらいこっちゃ古風な顔立ちというか、なんかそのまま仮面ライダーに変身しそうで…(笑)

投稿: KLY | 2010年3月21日 (日) 00時47分

こんにちはケントさん。

>それにタイムスリップ時の映像も、大昔のTVドラマ風でかなりチープである。

これ私も感じました。アイドルメインのファンタジードラマでよくあった映像効果ですよね。
映画でこれは…と、ちょっとがっかりしました。

あと、印象に残ったのは仲里依紗さんの演技です。
現代の女子高生らしさを見せる一方で、思春期の少女の繊細な心の動きを表現してました。
これからも期待したい女優さんです。

投稿: しょーすけ | 2010年3月21日 (日) 17時18分

KLYさんこんにちは
>仲里依紗ちゃんが実に現代を象徴した女の子
まさにその通りでしたね。
>モロ60年代の中尾君の組合せ
それもおしゃる通り、良く観察していますね。
それにしても中尾君の風貌には笑っちゃいました。

投稿: ケント | 2010年3月22日 (月) 17時03分

しょーすけさんコメントありがとう
ほとんど意見が同じですね。
またタイムトラベルものというよりは、昭和40年代の青年と現代少女の淡い恋と言う感じでした。だからタイムトラベルファンにはちょっと物足りないですよね。

投稿: ケント | 2010年3月22日 (月) 17時24分

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