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2010年3月 7日 (日)

おとうと

★★★

 山田洋次監督の、吉永小百合による、サユリストのための映画。相変わらず観音様的な演技しか出来ない(させない?)小百合様に、ちょっぴりうんざり。しかし彼女の集客力だけは凄まじい。と言いながらも、サユリストの皆さまごめんなさいネ。決して小百合様をこき下ろす気は毛頭ごさいませんのでお許しを…。

Brother

 また山田監督の作品ということで、期待したのだが、肝心の「おとうと役」がミスキャストのような気がする。まず千春の結婚式シーン。トラさんのときは、さくらのお見合いシーンに大爆笑したが、鶴瓶ではトゲトゲしさばかりが残ってストレスが溜まるし、彼には哀愁が漂わないのだ。『ディア・ドクター』のときは、なかなかニセ医者役が板に付いていたが、今回の役柄と演技力では観客の笑いも涙も誘えない。
 それから、脚本のほうも練込みが足らず、余りにも単調で退屈である。せめて過去を回想するなりして、もう少しおとうとの良さも描けなかったのだろうか。ただラストにボケ祖母役の加藤治子が、満を持して放ったあのセリフだけは印象的だったな。
 僕にとってこの作品の見所は、姉と弟の兄弟愛ではなく、娘役の蒼井優と加瀬亮との良い関係かな。転んでもすぐ起きあがる明かるくたくましい女と、心の底にじっと淡い恋心を抱き続ける優しく無口な男との取り合わせにジンとくるのだ。二つの雨の日のシーン、なんとなくとても嬉しい感じがしたね。この辺りの人情話が山田監督の新骨頂か。

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コメント

>山田洋次監督の、吉永小百合による、サユリストのための映画。相変わらず観音様的な演技しか出来ない(させない?)小百合様に、ちょっぴりうんざり。

なんだぁ、ケントさんの方が露骨に批判しまくりじゃないすかぁ。

投稿: 佐藤秀 | 2010年3月 7日 (日) 22時12分

山田洋次監督と吉永小百合さんのコンビ、今はまだそれなりにヒットするのでしょうけど、先細りが見えている気がします。
観音様的とは言いえて妙ですねぇ。まあなんというか、とりあえず拝んどきますか。(笑)

投稿: KLY | 2010年3月 7日 (日) 23時37分

佐藤秀さんこんにちは
「露骨に批判しまくりじゃないすかぁ」
いやいやこれは批判ではなく苦言を呈しているだけであります。
小百合さんのことはいつもこんなものと思っているので、いまさら云々というつもりもなく、一番の問題は弟役に鶴瓶を選んだことだと思っています。

投稿: ケント | 2010年3月10日 (水) 15時52分

KLYさんコメントありがとう
もうこれは一種の宗教ですから、拝むしかないでしょうね(苦笑)
山田監督はやはり「幸福の黄色いハンカチ」が一番でしたね。今度再上映されるようです。また米国版「イエローハンカチーフ」も創られたとか・・・

投稿: ケント | 2010年3月10日 (水) 15時54分

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