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2010年2月11日 (木)

レスラー

★★★★

 華やかなプロレスシーンのオープニングと、熱気の充満するエンディングが、まるでメビウスの輪のように循環する。そしてエンディングクレジットで流れるボーカルが胸を打つ。その歌には、この作品の全てを凝縮したような、哀愁と悲哀が塗り込められているじゃないか。

    Wrestler

 プロレスとは肉体の饗宴であり、ス夕ントマンを使わない格闘ドラマである。表向きは派手でゴージャスな世界であるが、実は過酷で割の合わない重労働なのだ。しかし一度でもその栄光を浴びてしまうと、それはまるで麻薬のようにレスラー達の心を蝕んでゆく。
 だから家族を捨て、愛を捨てることになろうとも、リングという殿堂に燃えあがる観客たちの熱狂を、決して忘れ去ることが出来ない。年をとってたとえ肉体がボロくずになっても、レスラーにはリング以外に帰る場所がないのだ。
 そのスピリットといい、ビルドアップされた肉体といい、ミッキー・ロークは完壁にレスラーになり切っていた。まるで本物のレスラー以上に、レスラーそのものを演じているのである。
 完全に彼のワンマンショーであり、実に見事な役者魂を見せつけられた。ミッキー・ローク復活!。そこまでボルテージが高揚したのは、劇中の老レスラーの生き方が、彼の俳優人生とオーバーラップするからであろうか。

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コメント

全くその通りですよね。この作品はミッキーの人生そのものです。それだけに、彼の若い頃を知っていて観るかそうでないかで受け取り方が大きく変わりそうですね。
最近の若い子だったら、何だか変な顔のでかいおっさんがプロレスやってるってなもんでしょうが…^^;

投稿: KLY | 2010年2月11日 (木) 22時04分

KLYさんこんにちは
そうですね。昔のミッキーを知らない世代は、顔のデカイおっさんとしか観ないでしょうね。この映画では本物のプロレスラーと勘違いしているかも知れませんね。
しかし、それにしても若かりし頃はあんなにハンサムだったのに、まるで別人です。

投稿: ケント | 2010年2月11日 (木) 22時51分

TBありがとうございます。
過去記事含めて数本お返ししたんですけど、どうやら拒否されているようですので、日付で返します(URLで入れると、ココログ全体から拒否られますので)
『レスラー』2009年6月3日付
『ボーイズ・オン・ザ・ラン』2010年2月4日付
『ラブリー・ボーン』2010年1月15日付
本当は1か所ずつお付けしたいところなんですが時間がなくてすみません。

投稿: rose_chocolat | 2010年2月12日 (金) 00時03分

rose_chocolatさんこんにちは
ココログと相性が悪いのですね。
いろいろすみませんでした。

投稿: ケント | 2010年2月13日 (土) 10時58分

はじめまして・・・DVDでみましたcd

友達にもみせましたところ
「コレ、女ウケしないだろうな」と言ってました。それでも ラスト ランディがコーナーから飛ぶ姿はとってもよかったと。

 >一度でもその栄光を浴びてしまうと、それはまるで麻薬のようにレスラー達の心を蝕んでゆく。

 そのツケが 娘との絶縁、ステロイドによる心臓発作でしょ。 ・・・周りの人から見れば自業自得という意見もありますよね。


せっかく 親子関係を修復するチャンスだったのに娘さんとの約束すっぽかすのは さすがにマズイよ~(´Ц`)

投稿: zebra | 2011年9月21日 (水) 14時29分

zebraさんへ
コメントありがとうございました。バタバタしていて返事が遅れてすみませんでした。
とにかくこの男の生活は悲惨でしたね。でもそれが自分の選んだ道ですから仕方ないです。
まことに女性には興味の薄い世界を描いた映画ですが、プロレスファンには、なかなか考えさせられる映画であったと思います。

投稿: ケント | 2011年9月24日 (土) 18時58分

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