通勤地獄 甘やかし送迎
もうかれこれ20年位前になるが、残業でバスがなくなると、駅から女房に電話をして車を回してもらった記憶がある。そう、まだ当時はケータイがなかったのだ。
駅に着いてから迎えに来てもらうと、どんなに早くとも、駅で15分は待たねばならない。それで携帯用の連絡機器があれば、電車に乗っているときに連絡出来るのになあと、いつもSFまがいの空想をしていた。
それから数年後に、いつの間にかケータイが普及して、そんな夢のような世界があっさり実現してしまった。ところが残念ながら、現在は殆どその恩恵は受けていない。
その理由は子供たちを甘やかさないためである。自分だけ車で迎えに来させて、子供たちはダメという訳にはゆかないからね。
こうして我が家では、基本的に家族間の「駅まで送迎」は禁止している。子供たちが何と言おうが、バスが終ってもタクシーで帰るような慣習を作ってしまった。
ところで夜になると、駅前のロータリー周辺では、お迎え待ちの若い女性たちがウロウロしている。まだバスが頻繁にある時間からケータイで家に電話をしている娘もいる。そばで聞いていると、渋る親を無理やり恫喝するようにしつこく頼んでいる、というよりまるで命令しているような娘もいる。
仕事や勉強で帰りが遅くなり、最終バスが出てしまい、タクシーは1時間待ちの大行列、というのなら仕方ない。だがどう見ても、夜遊びしているだけの娘を迎えに行く甘い親が多過ぎるんだね。
それから、旦那を駅まで送迎するよりも、子供の送迎に夢中になっている奥さん方の多いこと。旦那の弁当は、子供の遠足のときについでに作るのと同じ感覚なのだろうか。
だから子供たちは何才になっても本当の大人になれないのだ。先日TVで、40才を過ぎても親から「お年玉」をもらっている人にインタビューしていたが、そうした話を聞くたびに気分が悪くなり吐き気を催してしまう。
日本ではひたすら平和ボケが続き、「少子化」以前に「少大人化」現象が著しいのだ。何が楽しくて、こんなことをいつまでも続けているのだろうか。「可愛い子には旅をさせよ」、このままでは日本の未来は真っ暗闇である。もういい加減、目を覚まして欲しいんだけどな…。
最後にクリックしてランキングを確認してくれると嬉しいな↓↓↓
↓ブログ村とクル天↓もついでにクリックお願いします(^^♪
| 固定リンク | 0
コメント
亮さんこんにちは
子供や孫を過度に可愛がるのは、結局自分のため。可愛い子には、泣く泣く旅をさせなくてはね。自分の家では祖母の代から子や孫には厳しい一面がありました。こうしたしつけは、代々引き継がれるものなのかもしれませんね。
投稿: ケント | 2010年1月31日 (日) 10時23分
こんにちは。
少子化ではなく、少大人化! うまい表現ですね。
自立とは一体何なのか、あまり自立自体を考えない親が多いのかもしれないですね。
投稿: 亮 | 2010年1月31日 (日) 07時47分