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2010年1月の記事

2010年1月31日 (日)

ラブリーボーン

★★★

 とにかく嫌になるほど長~いエンディングクレジットだ。時間を測っていた訳ではないので、正確な時間は不明であるが、体感的には15分以上に感じられた。
 最近の映画はやたらエンディングクレジットが長い。それでもクレジットと同時に、感動的な映像や心に染みわたるような音楽を流してくれるなどの配慮があれば許せる。ところがこの作品の場合は、ただ延々と英文字がスクロールするだけなので、だんだんストレスが溜まってくるのだ。

       Lovely

 それならさっさと席を立てばよいのだが、最近はクレジットと同時にストーリーの続きが流れたり、ラストに次回予告がなされるので油断がならない。また場内が真っ暗なので、足元がおぼつかない。せめてエンディングクレジットが流れ始めたら、薄明かりの照明に切り替えて欲しいものである。エンディングクレジットに対する不満ばかりが先行してしまったが、逆に言えばせっかく良い作品を作っても、締めの印象が悪いと全てブチ壊しになる可能性があるということを言いたいのだ。
 さてエンディングクレジットを除いたところで、この作品の評価はどうだろうか。ファンタジーとミステリーをブレンドさせたチャレンジ精神は大いに評価したいが、その光と闇の棲み分け方が余り巧くないね。
 過去には、コメディーとファンタジーを融合させた作品は多い。 それは多分コメディーとファンタジーの相性が良いからではないだろうか。この作品の背景にある『猟期的な連続少女殺人』は、ドロドロしたイメージがあり過ぎて、天国の美しいシーンとは全くなじまない。せめて死後の世界は、暗闇のままにしておいたほうが良かったのではないだろうか。
 さらには、あのたくましい不良おばあちゃんの存在も、この作品には不要であるし、トウモロコシ畑でのパパのドジな行動も納得出来ない。また二人でやっと転がすことが出来る重い金庫を、どうやって犯人一人で車に積んだのだろうか。
 決してあげ足とりや、突っ込みを入れたい訳ではない。ミステリアスな作品なのだから、もっと綿密な脚本作りを心掛けてもらいたいし、水を差すような展開は避けて欲しかったのだ。この作品の唯一の枚いは、殺された少女を演じたシアーシャ・ローナンの存在感であろう。つぐない』のときにも感じたが彼女の持つ雰囲気と容貌は、すでに大女優の趣きが感じられる。とにかく今後注目すべき女優が増えたことは、実に喜ばしい限りである。

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2010年1月30日 (土)

通勤地獄 甘やかし送迎

 もうかれこれ20年位前になるが、残業でバスがなくなると、駅から女房に電話をして車を回してもらった記憶がある。そう、まだ当時はケータイがなかったのだ。
 駅に着いてから迎えに来てもらうと、どんなに早くとも、駅で15分は待たねばならない。それで携帯用の連絡機器があれば、電車に乗っているときに連絡出来るのになあと、いつもSFまがいの空想をしていた。
 それから数年後に、いつの間にかケータイが普及して、そんな夢のような世界があっさり実現してしまった。ところが残念ながら、現在は殆どその恩恵は受けていない。

   Car_2

 その理由は子供たちを甘やかさないためである。自分だけ車で迎えに来させて、子供たちはダメという訳にはゆかないからね。
 こうして我が家では、基本的に家族間の「駅まで送迎」は禁止している。子供たちが何と言おうが、バスが終ってもタクシーで帰るような慣習を作ってしまった。

 ところで夜になると、駅前のロータリー周辺では、お迎え待ちの若い女性たちがウロウロしている。まだバスが頻繁にある時間からケータイで家に電話をしている娘もいる。そばで聞いていると、渋る親を無理やり恫喝するようにしつこく頼んでいる、というよりまるで命令しているような娘もいる。
 仕事や勉強で帰りが遅くなり、最終バスが出てしまい、タクシーは1時間待ちの大行列、というのなら仕方ない。だがどう見ても、夜遊びしているだけの娘を迎えに行く甘い親が多過ぎるんだね。
 それから、旦那を駅まで送迎するよりも、子供の送迎に夢中になっている奥さん方の多いこと。旦那の弁当は、子供の遠足のときについでに作るのと同じ感覚なのだろうか。

 だから子供たちは何才になっても本当の大人になれないのだ。先日TVで、40才を過ぎても親から「お年玉」をもらっている人にインタビューしていたが、そうした話を聞くたびに気分が悪くなり吐き気を催してしまう。
 日本ではひたすら平和ボケが続き、「少子化」以前に「少大人化」現象が著しいのだ。何が楽しくて、こんなことをいつまでも続けているのだろうか。「可愛い子には旅をさせよ」、このままでは日本の未来は真っ暗闇である。もういい加減、目を覚まして欲しいんだけどな…。

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2010年1月27日 (水)

サロゲート

★★★☆

 近未来のお話である。ほとんどの人間は自宅で「代行ロボット」を遠隔操作するだけの存在になる。従って人間本体は肉体的なリスクを負うことがない。そして代行ロボットは、強力で美しく若々しいのだ。このあたりの設定は『アバター』と似ているよね。

   Surro

 そんな夢のような理想の世界を築くはずだった。ところがある日、代行ロボットが破壊されると同時に、本体の人間も死亡してしまう強力な武器を持ったテロリストが現われる。
 その犯人を追う刑事が、主役のブルース・ウィリスなのだが、彼も代行ロボットを使用しており、肌はスベスベで金髪の髪がフサフサといった具合だ。それにしても街中の人々が美男美女で、若々しく表情が乏しいのは、特殊メークなのかCGなのだろうか。
 人間が全てをロボットに委ね、ただ部屋の中に閉じこもっているだけなら、運動不足でもっとブヨブヨになってしまうはず。それなのに人間のままで働いていたハッカーもどきの男性のほうがデブという矛盾。オタクは全てデブだという偏見なのだろうか。
 真犯人とラストの展開は、途中から予想のつく範囲であり、上映時間も89分という、最近の映画としては短かい部類。そこそこ楽しめるが、『アバター』と上映時期が重なったのが不運だったね。
 もしブルース・ウィリスが主演でなかったら、TV映画かと錯覚されるくらい大作にはなり得ない作品にまとまっている。世界観は嫌いではないし、会社帰りに軽く疲れを癒すには効果的な作品かもしれない。

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2010年1月24日 (日)

マジカル・ドロップス

 中学時代に、今は亡き親友が、タイム・カプセルに遺した40粒の魔法のドロップ。オバさんになった菜穗子がこれを舐めると、甘い想い出とともに、肉体は中学生に逆戻りしてしまうのだ。だが一粒一回の効果は、たった2時間17分だけであった。
 そしてひょんなことから、息子の要が所属するバンドに、ボーカルとして参加することになってしまう。若かりし日の夢が叶うことは嬉しいのだが、たった2時間17分だけのシンデレラなのである。だがこの「2時間17分」というのがポイントなのだ。もっと長い間戻らなければ帰る家もなく、自分を知っている人もない「浦島太郎」のような孤独な世界に放り出されてしまうからである。

マジカル・ドロップス Book マジカル・ドロップス

著者:風野 潮
販売元:光文社
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 このドロップの魔力は、タイムスリップという訳ではなく、肉体を一時的に若返させてくれるだけ。だから過去の時代に戻るのではなく、現在の自分の精神のまま肉体だけが若返るというしかけである。
 野部利雄の『タイムスリッパー』というコミックでも、やはり中年の主婦が急に高校生になってしまうのだが、こちらは肉体だけではなく、記憶や精神も過去の自分に入れ替ってしまうという設定だ。つまり過去の自分が現在(過去の自分からみれば未来に)タイムスリップしてくる(同時に現在の自分は別の時代にタイムスリップしてしまう)ということであり、本作の設定よりはかなり複雑である。
 逆にいえば本作の設定は単純で、どちらかといえばジュブナイル・ファンタジーの勾いがする。著者の風野潮は、1998年に『ビート・キッズ』で講談社児童文学新人賞を受賞しているので、彼の作風からして当然といえば当然なのかもしれない。
 タイムスリップものを期待すると裏切られることになるが、青春時代にやり残したことをやり遂げてみたいと考えている人には、必ず愛しい作品になるはずである。もしこんな魔法のドロップがあったら、貴方ならどう活用するかな?僕の場合は、若返りではなく一時的に「時間のスピードを変えるドロップ」「スーパーマンになるドロップ」が欲しいな。

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2010年1月20日 (水)

子ども手当は考え直せないのか

 民主党の「子ども手当」の評判がすこぶる悪い。子ども手当をもらえる状況にある人でさえ、良識を持った大人ならば、この制度にかなり否定的である。マニフェストに忠実な姿勢は悪くはないが、もっと世相を反映した柔軟な対応をしてもらいたい。

    Img_2661

 「子ども手当」とはご存知の通り、子供一人につき年間約31万円が中学校を卒業するまで支給される制度である。そしてこのこども手当が完全支給されると、年間支給総額は、実になんと5兆3千億円になるという。この5兆円超という金額は、余りにも巨額でピンとこない人がいるかもしれない。
 東京~大阪間のリニアモーターカーの総工費が約9兆円だから、子ども手当2年分でリニアの総工費を払っても、十分おつりがくる計算になる。また大騒ぎしたあの「八ッ場ダム」の総工費など、たかだか4600億円で、子ども手当の1カ月分という僅かな金額に成り下がってしまうのだ。なんと恐ろしいことか。きっとどこかで、国民全員に巨大なツケが回ってくるに違いない。

 またこの子ども手当には、所得制限もなく、ただお金をバラまくだけなので、約6割の親が当面貯金をしておこうと考えているらしい。これでは批判が続出した麻生太郎の定額給付金同様、さっぱりありがたみも沸かず、雇用促進にも繋がらず経済効果も薄いまま終わることだろう。

 バラまくだけなら誰でも出来る。それにしても本来優秀なはずの政治家センセイ達が、揃いも揃って無策無能なこの国の状況には、改めて呆れ果ててしまうよね。
 バラまきからは何も生まれない。生まれるのは甘えとエゴだけである。こんな安易な政策は早く撤回し、保育園や介護施設の増設、りっぱな教師や人徳医師などの増員、現代教育の抜本的改革など、本来的にやらねばならぬ政策は山積みのはずだ。

 私も民主党に一票投じた一人であるが、こんな無駄な政策を無理やり実行させるために投票したわけではない。これでは何もしなかった自民党のほうがマシだった、ということにもなりかねない。
 いずれにせよ、民主党でも自民党でもなく、人気とりでも私利私欲でもない。この国の未来を真剣に考え、かつ多くの国民の考えを真摯に受けとめ、またタイミングよく国際情勢に対処出来る傑物たちが集まって、この国の新しい政治を司ってくれる日が来ることを祈ってやまない。

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2010年1月16日 (土)

彼岸島

★★☆

 原作のコミックは、まだきちっと読んでいない。だからといって、このマンガを全く知らないわけでもないのだ。かなり強烈なストーリー展開と不気味な絵なので、気になってパラパラと立ち読みしたこと位はある。
 それにしてもこんなマンガが映画化されるとは思ってもいなかった。最近は安易にマンガを実写映画化してしまうよね。やはりすでにネームバリューが行き届いているので、興行的に有利だからであろうか。

  Higanjima  

 日韓同時上映で監督は『火山高』のキム・テギュンで、スタッフもほとんど韓国人である。キャストの日本人も無名の俳優ばかりで、舞台も彼岸島という架空の島なので、邦画というより韓国映画のような趣きであった。またワーナーの資本が入っている割には、CGの完成度がやや不出来なのが気になったな…。
 前半のドタバタストーリーは退屈で意味がないし、明たち高校生軍団は一体何のために島に渡ったのか。バンパイアの怖さを知っていながら、あのメンバーと装備だけでは余りにもお粗末。篤を助けに行っても、逆に足手まといになるばかりでイライラが募るばかりだ。また弓道部の女の子が、弓を使わないのも期待外れ。全搬的に大根役者のオンパレードだが、雅を演じた山本耕史だけは独特の存在感があった。
 ストーリーはまだ入口にさしかかったばかりのようだし、ラストの描き方を観ても、まだまだ続編が何度も出るイメージがある。続編が出る前に、原作である荒唐無稽なマンガを一度じっくり読んでみようと思う。

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2010年1月13日 (水)

通勤地獄 新型定期券の発行

 仕事時間と給与を半分にすれば、1人の雇用が2人になる。ヨーロッパではかなり定着しているワークシェアリング制度だが、我日本ではなかなか普及しない。働き者の日本人にとっては、視野にも入らない制度のようである。
 そう思い込んでいたところ、現在自動車メーカーなどが、時短や日短を行って賃金カットを行っているのも、正確にはワークシェアリングの一形態のようだ。私たちが想像している労働人口の増加とは無縁のようだが、リストラで人員カットをしないということで、消極的ではあるが、ワークシェアリングということになるらしい。

    Eki

 まあ細かい定義は抜きにして、1人の雇用を二人以上の雇用に増幅するワークシェアリングは、日本ではほとんど皆無である。そこで、例えば55才を過ぎて配偶者以外の扶養家族がいない従業員は、給料も勤務時間も半分にするという本格的ワークシェアリング制度を提案したい。それでは生活出来ないという人がいたら、他の会社との二足のワラジも認めようではないか。

 ことに大企業では、ハンコ押しと会議出席だけで、ロクに働いていない中高年が多いことは、誰でも周知している事実である。また、その唯一忙しい原因になっている会議においても、ほとんど発言せず、そこで得た情報を部下に流そうともしない人の多いこと。
 さて、ここで「会議論」を延々と述べる気は全くなく、とにかくフルに勤務する必要がない中高年が、いかに多いかを確認しただけである。ということで、経済力の落ちた日本が、本格的なワークシェアリングに突入するのも、時間の問題ではなかろうか。

 ところが幾つかの困った問題が残っているのだ。その一つに「通勤定期代」の問題がある。働く人が倍になれば、「通勤定期代」も倍になる。従って通勤費は実費支給となるのだろうが、定期代のように割引にはならない。細かいようだが、数が増えるとバカにならないのだ。
 そこで国とJRに提案!。ワークシェアリング推進のために、1ヵ月に15日しか使えない定期の新設をお願いしたい。またついでに、通勤ラッシュの緩和のために、朝のラッシュ時間帯には使用出来ない「格安定期代」の新設も望むが、いかがなものであろうか。

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2010年1月10日 (日)

バタフライ・エフェクト3/最後の選択

★★☆
 第1作目が秀作であったため、いつの間にかシリーズ化されてしまったが、第1作目以外は全く別のコンセプトを感じる。第2作は罵倒され、本作はやや持ち直しとのレヴューが多いが、第2作も第3作もともに期待外れであることに変わりがない。

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販売元:ワーナー・ホーム・ビデオ
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 本作はSFとかファンタジーではなく、スプラッターホラーに成り下がってしまった。またエログロはいただけないし、全く必然性も感じられない。単に監督の好みなのだろうか。
 それから、タイムスリップするためのインフラも、初めはバスタブとコードとパソコンが必要だったのに、いつの間にかバスタブと氷だけになり、最後は何もないところでタイムスリップしてしまうのだ。一環性が全くなく、ラストも夢落ちのような、ホラーのラストシーンのようなあいまいな幕の引きだった。
 第1作のネームバリューだけに頼って、レべルの低い続編を出し続けられるのも、多分もう一回だけだな。僕はもうこれでこのシリーズは見納めにしたい。といいつつも、結局もう一回位は観ることになるのだろうか。

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2010年1月 9日 (土)

ハイキック・ガール

★★★

 ストーリーは全くないも同然。女子高生のパンチラを期待してもダメ。スカートの下は黒のブルマで色気ゼロなので念のため・・・。

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 主演の武田梨奈ちゃんは、とても可愛いし空手の有段者ということで、過激なアクションを見事にこなしてはいたが、やはりあの『チョコレートファイター』には遠く及ばなかったね。また劇中でも彼女の技が通じたのは、壊し屋軍団の二軍相手まで。あとは殆ど師匠役の中達也の一人舞台
 さすが大志塾の師範を勤めるだけあって、中達也の動きはスピード感があり、技のキレも素晴らしい。この作品は映画というよりは、達人の空手模範演舞といった趣きであった。空手好きの人におすすめかな。

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2010年1月 6日 (水)

釣りバカ日誌20ファイナル

★★★★

 いよいよハマちゃんとスーさんの釣りバカシリーズも最終回となってしまった。かくいう私めは、なんとこの国民的シリーズを観るのは初めてでかつ最後という妙な男なのだ。
 北見けんいちのマンガは何度か読んだことがあるのだが、なぜかいまひとつ西田敏行のハマちゃんを観る気にならなかった。しかし本作で最終回と聞き、映画ファンとして一度は観ておきたいという気持ちから、劇場まで 足を運んだ訳である。

  Turi

 初めて観たからか、あるいは最終回ということで盛り上がったからか、予想以上に面白い映画だった。これで見納めかと思うと、なんだか残念でたまらない。しかし三國連太郎の年齢を考えれば、そろそろ引き時かもしれないね。いまさらキャストを変更してもすっきりしないし、ここらで潔くオサラバするほうがよかったのだろう。

 それにしても劇中のスーさんも潔いというかカッコいいね。会社の業績が回復するまで、役員報酬ゼロ宣言をしたり、挙句の果ては会長職辞任だからね。やはり創業者は心構えが違うんだね。この際上場企業の役員さんたちには、是非ともこの映画を観てもらって、スーさんのケジメのつけ方を見習って欲しいものである。

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2010年1月 4日 (月)

タイムスリッパー -YUKIの跳時空-

 1984年から、2008年にタイムスリップしてきた女子高生の由希。24年前の彼女は、清純で超ボインの美少女だった。そして過去の彼女が現代にタイムスリップすると同時に、現代の中年由希お母さんは別の次元に消えてしまう。
 つまりタイムパラドックスが起こらないよう、同人人物が同じ時空に留まることは出来ず、中年由希が美少女由希と入れ替わったことになる。

タイムスリッパー-YUKIの跳時空 1 (ヤングジャンプコミックス) Book タイムスリッパー-YUKIの跳時空 1 (ヤングジャンプコミックス)

著者:野部 利雄
販売元:集英社
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 従って当然だが、美少女由希は24年前の記憶しか持っておらず、中年由希とは別人格の存在なのである。現代の世界では、結婚して高校生の娘がいるし、未来世界なのだから、美少女由希は全てに戸惑うばかり。もっとも警官である夫も女子高生の娘も、はじめはその成行きが信じられない。

  作者の野部利雄は、地味な漫画家で知らない人も多いと思うが、あの浦沢直樹がアシスタントをしていたこともある。その絵柄は丁寧で美しい。実をいうとこの漫画を買うきっかけになったのも、タイムトラべルものということと、表紙を飾る清楚でちょっぴり色っぽい女子高生の絵に惹かれたからである。
 読み始めた頃は、タイムスリップを利用しただけの学園マンガなのかと思った。だが読み進めて行くうちに、タイムパラドックスなどについても、きちっと描いている正当なタイムトラべル作品であることに気付いた。
 そして話をダラダラと引き伸ばすこともなく、全3巻できっちり完結している。アシスタントだった浦沢直樹は、引き伸ばし名人だが、地味でも流石師匠は一流である。潔くて好感が持てるね。

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2010年1月 1日 (金)

2009年ケントが観たシネマベストテン

新年、明けましておめでとうございます

いよいよ本ブログもめでたく誕生4周年を迎えました。
この間に何人かの映画ブログが廃止されたのは残念ですね。

 ブログを継続維持するには、体力に加えて忍耐強さとしつこさが要求される。またコメントの多い人はコメントのやりとりだけに終始して、他の事がなにも出来なくなるので、ほどほどの調整が必要でしょうね。

  Photo_2

 あと何年間『ケントのたそがれ劇場』が続くかは、本人にも想像出来ませんが、私の体力と気力の続く限り、また日本が平和である限り続けて行こうと決意しています。
これからも『ケントのたそがれ劇場』をごひいきに、ご愛顧くださいますよう宜しくお願い申し上げます。

 さて今年も100本足らずの少ないシネマ鑑賞の中での選択でお恥かしい限りですが、恒例のベストテンを発表いたします。なお記載順は、劇場で観た新しい作品順ということで、評価上の順位はあえてつけていませんのでご了解ください。

「劇場で観た映画のベストテン」

 アバター          ★★★★☆
 あなたをずっと愛してる  ★★★★

 THIS IS IT                     ★★★★☆

 沈まぬ太陽         ★★★★☆

 あの日、欲望の大地で  ★★★★

 セントアンナの奇跡     ★★★★

 劍岳 点の記        ★★★★

 スラムドッグ$ミリオネア  ★★★★

 グラン・トリノ          ★★★★☆

 チェンジリング        ★★★★☆

「DVD特別賞」

  運命じゃない人        ★★★★☆

 ラン・ローラ・ラン               ★★★★

 チョコレート・ファイター      ★★★★

 美女缶            ★★★★

 

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