« 運命じゃない人 | トップページ | 通勤地獄 バスかタクシーか »

2009年12月16日 (水)

ブラック会社に勤めてるんだが

★★★★

 2チャンネル風の書き込みサイトに、助けを求めているという設定は、あの『電車男』に似ているね。でもそれはほんの触りだけであり、ほとんどがブラック会社の中で主人公が先輩たちにいじめられたり、発奮したりする姿を描いている。
 正式なタイトルは『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』という、おそらく邦画史上最長の題名ではないだろうか。余りにも長過ぎてチケットにも、タイトルが半分しか印刷されていないのを見て苦笑してしまった。

   Black

 本作でいうブラック会社とは、優良企業と正反対の意味で、経営基盤が危うく、仕事が過酷で給料が安く、人間関係もグチャグチャの不安定企業を指す。
 さてそろそろ、ストーリーの中味をざっと話そうか…。高校中退で引きこもりニートのマ男君は、なんとかプログラマーとして零細IT会社に就職する。ところが入社初日からこき使われ、いじめられて無理難題を押しつけられるのだ。
 明らかに無理な納期と知りつつも、引き受けざるを得ない零細企業の厳しさ。これを必死になって、徹夜の連続で完了させたマ男。その実績を社長に買われ、彼は入社2週間で、いきなりプロジェクトリーダーに大抜擢されるのだが・・・。

 ITとは名前ばかりで、零細IT会社の多くは、大手では不採算で不幸率な不味い作業を引き受けることで成り立っている。給料も上がらず、残業代も付かず、劣悪な環境の中で徹夜を繰り返す。
 それでも彼等が辞めないのは、決して無能力だからではない。実は彼等の中にこそ、パワーと能力を合わせ持ったスーパーマンが多数存在しているものなのだ。
 彼等が零細企業で働いているのは、個性が強過ぎて大手でサラリーマンを続けることが出来ないからなのである。また会社が小さいほど、全体が良く見えて、何でも任せてくれるので、苦しいけれども仕事に充実感が湧くのだ。これは麻薬みたいなもので、やみつきになってしまうのである

 なぜそう断言出来るのかというと、実はまだ私が20代の頃、零細出版プロダクションに、数年間勤務していた経験があるからなのだ。こうした会社では、社長の経営手腕といえば、まず得意先とのコネを持っていること、それから個性豊かな社員たちをおだてて、かなりの仕事を任せて、安い給与で上手にコントロールすることに尽きる。
 この作品のブラック会社も、まさにその通りだったので苦笑してしまった。この原作を書いた黒井勇人氏も、こうしたブラック会社に勤務していたのかもしれないね。
 低予算映画ではあるが、なかなか面白く、共感出来る部分も多かったな。ただ大企業しか知らないサラリーマンには、縁のない話であり、共感も得られないかもしれない。

最後にクリックしてランキングを確認してくれると嬉しいな↓↓↓

人気blogランキングへ

↓ブログ村とクル天↓もついでにクリックお願いします(^^♪

にほんブログ村 映画ブログへ

|

« 運命じゃない人 | トップページ | 通勤地獄 バスかタクシーか »

コメント

突然で申しわけありません。現在2009年の映画ベストテンを選ぶ企画「日本インターネット映画大賞」を開催中です。投票は1/14(木)締切です。ふるってご参加いただくようよろしくお願いいたします。
日本インターネット映画大賞のURLはhttp://www.movieawards.jp/です。
なお、twitterも開設しましたので、フォローいただければ最新情報等配信する予定です(http://twitter.com/movieawards_jp)。

投稿: 日本インターネット映画大賞 | 2009年12月24日 (木) 00時37分

TB有難うございました。
中小は中小で仕事はハードでも、職場の一体感や
一仕事やり終えた後の達成感を味わえるといった
傾向がありますね。

投稿: Hiro | 2010年11月21日 (日) 22時44分

Hiroさんコメントありがとう
中小に勤務していた経験があるようですね。
仰る通り、仕事はハードですが、達成感はありますよね。まあ、その人の価値観にもよりますが、私は中小のほうが向いていますね。

投稿: ケント | 2010年11月27日 (土) 19時14分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/21640/32631274

この記事へのトラックバック一覧です: ブラック会社に勤めてるんだが:

» 『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』 [京の昼寝〜♪]
□作品オフィシャルサイト 「ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない」□監督 佐藤祐市 □原作 黒井勇人 □脚本 いずみ吉紘 □キャスト 小池徹平、品川祐、田辺誠一、池田鉄洋、中村靖日、千葉雅子、マイコ、田中圭、須賀貴匡、朝加真由美、森本レオ■鑑賞日 11月22日(土)■劇場 チネチッタ■cyazの満足度 ★★★(5★満点、☆は0.5)<感想> 窓口でみんな何て言ってチケットを買うのか耳を澄まして聞いていたら、 やはり「ブラック会社〜」が多かったかなぁ 中にはシャレ... [続きを読む]

受信: 2009年12月16日 (水) 17時18分

» 【ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない】 [日々のつぶやき]
監督:佐藤祐市 出演:小池徹平、マイコ、田辺誠一、品川祐、田中圭、中村靖日、森本レオ   みんながいるから、頑張れる・・・のか!? 「マ男、もう俺は限界限界かもしれない、そうタイトルを付けネットに入社してからのことを書き始めた。 ニート生活を送っ... [続きを読む]

受信: 2009年12月16日 (水) 17時26分

» 映画「ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない... [masalaの辛口映画館]
 Yahoo!映画ユーザーレビュアー試写会にて鑑賞しました。客席はほぼ満席、映画終了後に佐藤祐市監督と観客とのティーチインが行われた。   映画の話 ニート生活を送ってきた26歳のマ男(小池徹平)は母親を亡くし、一念発起して情報処理の資格を取得する。不況...... [続きを読む]

受信: 2009年12月16日 (水) 18時27分

» 「ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない」 [お楽しみはココからだ~ 映画をもっと楽しむ方法 ]
(2009年:アスミック・エース/監督:佐藤 祐市) インターネットの掲示板・2ちゃんねるの書き込みから生まれた、黒井勇人の実体験スレッド文学を基に映画化。 2ちゃんねる…と聞いて... [続きを読む]

受信: 2009年12月16日 (水) 21時38分

» ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない [LOVE Cinemas 調布]
巨大掲示板2ちゃんねるに書き込まれた実話を映画化。“ブラック会社”と呼ばれる問題企業で働く元ニートの青年が成長していく様子を描いた作品だ。主演は『ホームレス中学生』の小池徹平。共演に『カフーを待ちわびて』のマイコ、『激情版 エリートヤンキー三郎』の池田鉄洋、『TAJOMARU』の田中圭、『ドロップ』監督の品川祐、『ハッピーフライト』の田辺誠一と個性派が揃う。監督は『守護天使』の佐藤祐市。... [続きを読む]

受信: 2009年12月16日 (水) 22時01分

» ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない [映画君の毎日]
<<ストーリー>>ニート生活を送ってきた26歳のマ男(小池徹平)は母親を亡くし、一念発起して情報処理の資格を取得する。不況のご時世の中、必死で就職活動をするものの試験に落ち続け、最終的にパスしたのはとんでもない問題企業だった。彼は初出社当日から当然のようにサー... [続きを読む]

受信: 2009年12月16日 (水) 23時00分

» ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない [象のロケット]
中卒・元ニートの真男(マサオ)は8年間の引きこもり生活から一念発起し、プログラマの資格を取って小さなIT企業に就職した。 超クセ者揃いの社員たちにマ男(マオトコ)とあだ名をつけられ、初日から昼食ナシ、不眠不休の過酷な残業=“デスマ(デスマーチ)”に巻き込まれる。 真男は完全なブラック会社の兵士“ソルジャー”となってしまったのだった…。 崖っぷちのワーキングプア物語。... [続きを読む]

受信: 2009年12月17日 (木) 23時58分

» ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない [~映画盛り沢山~]
新百合ケ丘ワーナー・マイカル・シネマズで観てきました まず最初に言わせてほしいんですが、「タイトル長っっ」 チケット買うときなんて言ったらいいかわからなかったから「ブラック会社に~・・・何チャラってやつ」って言っちゃったよw チケット売り場の人も最後に確認で「11時半からの『ゼロの焦点』、3番スクリーンでの上映となります」って感じでいつも言ってくれるから、今回こんな長いのをどうすんだろ?と思ってたら、 「19時20分からの『ブラック会社に勤めてる』、5番スクリーンでの上映となります」... [続きを読む]

受信: 2009年12月19日 (土) 14時57分

» 映画:ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない [よしなしごと]
 なんでも友達の弟の会社がブラック会社っぽいらしい。そんなわけで見るつもりはなかったのですが、身近にそう言う人がいるんだと思うとちょっと気になり、ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれないを観てきました。... [続きを読む]

受信: 2009年12月20日 (日) 19時22分

» 「ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない」限界を知ってわかった働く生きる乗り越える術 [オールマイティにコメンテート]
「ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない」は黒井勇人原作の映画で2ちゃんねるの書き込みから生まれた実話に基づくストーリーでいじめが原因で引きこもりとなり、8年間ニート生活を送った青年が母親の急死で一大決心して情報処理技術者試験の資格を取得...... [続きを読む]

受信: 2009年12月24日 (木) 00時37分

» 「ブラック会社に勤めてるんだが、僕はもう限界かもしれない」涙 キターッ! [ノルウェー暮らし・イン・London]
久しぶりの再会を喜んで、りょうたと映画を観に行こうと思った。 「2012」と「クリスマスキャロル」とどっちがいい?と聞いたら、現在公開中の映画をしばらく検索して・・・・・ 「ブラック会社に勤めてるんだが、僕はもう限界かもしれない」が観たいとのたもうた。 りょうた、12歳の冬。... [続きを読む]

受信: 2009年12月24日 (木) 17時15分

» ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない [だらだら無気力ブログ]
インターネット掲示板2ちゃんねるに実際に立てられたスレッドを基に 『キサラギ』『守護天使』の佐藤祐市監督が『ホームレス中学生』の 小池徹平を主演に迎えて映画化。高校をいじめで中退し、以後7年近くニートとして過ごしてきたマ男は、 母親の死をきっかけに就職活動..... [続きを読む]

受信: 2009年12月30日 (水) 14時41分

» ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない 堕ちたら・・・あがればいい [労組書記長社労士のブログ]
【 70 -13- 1ヶ月フリーパスポート=19 】 娘?「なにーこのジャージいいやん!どうしたん?」 妻「おとんが自分のんをユニクロで買ってきてん、990円がなんや知らんけど660円やったらしいで!」 娘?「安ぅぅぅ!なんであたしのも買ってきてれへんかったん!あたしジャージいるねんで〜!」 妻「そんなん知らんやん、おとんに言いいや〜」 俺「娘?、ジャージでなんでそんなにムキになるねん、娘よ、それでいいのか・・・」(娘?は保育士)  で、映画レビュー、きっと自分でお金を払ってならば見なかったであろ... [続きを読む]

受信: 2009年12月30日 (水) 15時23分

» 『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』@シネクイント [映画な日々。読書な日々。]
ニート生活を送ってきた26歳のマ男は母親を亡くし、一念発起して情報処理の資格を取得する。不況のご時世の中、必死で就職活動をするものの試験に落ち続け、最終的にパスしたのはとんでもない問題企業だった。彼は初出社当日から当然のようにサービス残業をさせられ、その状... [続きを読む]

受信: 2009年12月31日 (木) 13時37分

» ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない [映画鑑賞★日記・・・]
2009/11/21公開 日本 101分監督:佐藤祐市出演:小池徹平、マイコ、池田鉄洋、田中圭、品川祐、森本レオ、田辺誠一みんながいるから、頑張れるのか!?崖っぷちの今に最高の元気を贈る、実話から生まれたワーキング・エンタテインメントStory:高校を中退し、8年間....... [続きを読む]

受信: 2010年5月21日 (金) 12時40分

» 【映画】ブラック会社に勤めているんだが、俺はもう限界かもしれない [★紅茶屋ロンド★]
<ブラック会社に勤めているんだが、もう俺は限界かもしれない を観ました> 製作:2009年アメリカ ランキング参加中 2ちゃんねるのスレッドから生まれた黒井勇人原作を映画化。監督は「キサラギ」の佐藤祐市氏。 主演を小池徹平が勤める。 気になっていた作品だったので、映画館に観に行きたかったんだけどタイミングがつかめず今更鑑賞。 高校中退でニートだったマ男は、母の死をきっかけに真面目に働こうと決意。 もともとプログラマーの才能があったマ男は就職活動を繰り返し、何とかやっと小さなIT企業に入社... [続きを読む]

受信: 2010年9月16日 (木) 21時30分

» ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない [★★むらの映画鑑賞メモ★★]
作品情報 タイトル:ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない 制作:2009年・日本 監督:佐藤祐市 出演:小池徹平、マイコ、池田鉄洋、田中圭、品川祐、中村靖日、千葉雅子、須賀貴匡、森本レオ、田辺誠一 あらすじ:ニート生活を送ってきた26歳のマ男(小池徹平)は母親を亡くし、一念発起して情報処理の資格を取得する。不況のご時世の中、必死で就職活動をするものの試験に落ち続け、最終的にパスしたのはとんでもない問題企業だった。彼は初出社当日から当然のようにサービス残業をさせられ、その状態が毎日続... [続きを読む]

受信: 2010年10月22日 (金) 01時27分

» 『ブラック会社に 勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』 [『映画な日々』 cinema-days]
ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない 高校を中退しニートだった主人公が 母の事故死に一念発起し、IT企業に就職 劣悪な労働環境下で頑張るが... 【個人評価:★★☆ (2.5P)】 (自宅鑑賞) 原作:黒井勇人 2ちゃんねるの書き込み... [続きを読む]

受信: 2010年11月21日 (日) 12時11分

» No.226 ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない [気ままな映画生活]
【評価ポイント】 ☆をクリックしてこの映画の評価をお願いします(5段階評価) var OutbrainPermaLink='http://blog.livedoor.jp/z844tsco/archives/51781534.html';var OB_demoMode = false;var OBITm = "1221446538656";var OB_langJS ='http://widgets.outbrain.com/lang_j...... [続きを読む]

受信: 2010年11月23日 (火) 21時28分

» ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない [いやいやえん]
就職した先はブラック会社だった…。原作は2ちゃんねるのスレッドに書きこまれたもの。 ソフトウェア開発の会社をモチーフに、小池徹平さんが主人公マ男を演じています。厳しい現実に巻き込まれながら、自分を見つめなおし苦慮しながらも進んでいく様を描いています。 映画はあくまでコミカルに進むので、共感しやすく観ることが出来ました。私も昔3K職場で働いていた時がありましたが、ここまで酷くはなかったです(そもそもブラック会社でもなかったですし)デスマみたいなのはありましたけどね〜。そして先輩がストレスで... [続きを読む]

受信: 2011年10月 3日 (月) 09時39分

« 運命じゃない人 | トップページ | 通勤地獄 バスかタクシーか »