フェイク シティ ある男のルール
★★★
色白の美青年だったキアヌ・リーブスにしては、珍しくドロ臭い役柄であった。彼も年令とともに、こうした油ぎった個性も身につけてゆかねばならないのだろう。
正義の名のもとには、悪人どもは容赦なく射殺してもよい。というテーマを肯定し実行する刑事と、それを容認して黙殺する上司。
このテーマは心情的には賛同出来るのだが、結局悪人が「真の悪人」であるという根拠と決定を一刑事に委ねることになってしまう。彼がスーパーマンのような正義の味方で、全能の神であれば納得も出来るが、デカの一方的判断で勝手に人が裁かれては、裁判所の存在さえも不要になってしまうではないか。
正義を貫く刑事がいる一方で、今度は押収した麻薬を売りさばいて儲ける悪魔のような刑事もいる。なんとアンバランスで恐ろしい世界なのだろう。あくまでも映画での話と割り切るのは簡単だが、なんとなく現実にありそうな話でもある。実はそれが人間の裏表だからであろうか。
それが衝撃のラストシーンに裏付けされているような気がしたのは、決して私だけではないはずである。なかなか評価の分かれそうな作品であるが、私はこのラストシーンだけはお気に入りなのだ。
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» 映画 【フェイクシティ ある男のルール】 [ミチの雑記帳]
映画館にて「フェイクシティ ある男のルール」
『L.A.コンフィデンシャル』のジェームズ・エルロイの脚本によるクライム・アクション。
おはなし:ロサンゼルス市警のトム・ラドロー刑事(キアヌ・リーヴス)は、かつてのパートナーを目の前で殺されたあげく、その犯人を取り逃がしてしまう。ところが、事件の裏には巨悪の陰謀が隠されていた・・・。
主人公のラドローはいわゆる不良警官です。飲酒運転はするし、犯人に過剰ともいえる制裁を加える。いささかやり過ぎなんですけど、ラドローがそうなっていったのもなんだか... [続きを読む]
受信: 2009年9月28日 (月) 21時36分
» フェイク シティ ある男のルール [LOVE Cinemas 調布]
主演は『地球が静止する日』のキアヌ・リーブス。共演には『バンテージ・ポイント』で大統領暗殺の目撃者の一人を演じたフォレスト・ウィッテカー。内部調査部の刑事として登場するビッグスは私の好きなTVドラマ『ドクター・ハウス』シリーズで主人公を演じているヒュー・ローリーです。『地球が静止する日』ではいま一つの評価だったキアヌですが、本作で挽回なるのでしょうか?... [続きを読む]
受信: 2009年9月28日 (月) 21時47分
» 『フェイク シティ ある男のルール』 [ラムの大通り]
(原題:Street Kings)
※カンの鋭い人は注意。※映画の核に触れる部分もあります。
鑑賞ご予定の方は、その後で読んでいただいた方がより楽しめるかも。
-----ニャンだか、最近はお喋りの頻度が減っていニャい?
「あらら。気づいたか。
ちょっと、ある理由があって
いま押さえ気味にしているんだ」
----そうでしょ。クリント・イーストウッドの『チェンジリング』も、
大興奮してたはずなのに喋ってくれてニャいし…。
日本映画だって『感染列島』とか『誰も守ってくれない』とか、いろいろあったはず... [続きを読む]
受信: 2009年9月28日 (月) 22時08分
» 映画「フェイクシティ ある男のルール」@一ツ橋ホール [masalaの辛口映画館]
映画の話 ロサンゼルス市警のトム・ラドロー刑事(キアヌ・リーヴス)は、かつてのパートナーを目の前で殺されたあげく、その犯人を取り逃がしてしまう。ところが、単なる殺人では終わらず、事件の裏には巨悪の陰謀が隠されていた。ラドローは踏みにじられたプライド...... [続きを読む]
受信: 2009年9月28日 (月) 23時01分
» フェイク シティ ある男のルール [to Heart]
最期に頼れるのは、魂か、弾丸か。
原題 STREET KINGS
製作年度 2008年
上映時間 109分
脚本 ジェームズ・エルロイ 、カート・ウィマー 、ジェイミー・モス
監督 デヴィッド・エアー
出演 キアヌ・リーヴス/フォレスト・ウィッテカー/ヒュー・ローリー/クリス・エヴァンス/マルタ・イガレータ/ナオミ・ハリス/アマウリー・ノラスコ/テリー・クルーズ/セドリック・ジ・エンターテイナー
ロサンゼルスを舞台に極限状態に追い込まれたベテラン警官の孤独な闘いと葛藤を“LA暗黒四部作”など... [続きを読む]
受信: 2009年9月28日 (月) 23時17分
» フェイクシティ ある男のルール/試写状 [ともやの映画大好きっ!]
本日届いたのは、「L.A.コンフィデンシャル」や「ブラック・ダリア」の原作者ジェイムズ・エルロイが原案・脚本を手掛けた「フェイクシティ ある男のルール」(原題:STREET KINGS)の試写状。
腐敗した権力に立ち向かい、孤立無援の状態で戦う刑事を描いたクライムアクション。
一番気になったのは、やはりジェイムズ・エルロイが関わっているという点。
「L.A.コンフィデンシャル」は面白かったもの。
主演はキアヌ・リーヴス。
そろそろ"「マトリックス」シリーズの"という形容詞を更新するよう... [続きを読む]
受信: 2009年9月29日 (火) 04時29分
» 【フェイクシティ ある男のルール】 [日々のつぶやき]
監督:デヴィッド・エアー
出演:キアヌ・リーブス、フォレスト・ウィテカー、クリス・エヴァンス、ヒュー・ローリー、アマウリー・ノラスコ
最期に頼れるのは、魂か。弾丸か。
「ロス市警の刑事トム・ラドリーは、自分の判断で容疑者を射殺する。しかし上司であ... [続きを読む]
受信: 2009年9月29日 (火) 14時53分
» 「フェイクシティ ある男のルール」キアヌ、クールに熱血?? [シネマ親父の“日々是妄言”]
前作「地球が静止する日」に続いて、キアヌの主演作が公開!「フェイクシティ ある男のルール」(20世紀FOX)。スクリーンで、しばらく見ないと思ってたら今度は連チャン。あ、でも今度は来日してのラーメン屋巡り…もとい!キャンペーンはないようですね(^^;。
ロス市警のトム・ラドロー刑事(キアヌ・リーブス)は、単独で強引な捜査を行なう“はみだし刑事”。今日も誘拐されたアジア系の姉妹が監禁された犯人のアジトをつきとめると、大量の銃弾を手に、ウォッカのミニボトルをあおりながら単独で突入。犯人を全... [続きを読む]
受信: 2009年9月29日 (火) 21時10分
» フェイク・シティ ある男のルール [りらの感想日記♪]
【フェイク・シティ ある男のルール】 ★★★★ 試写会(4)ストーリー ロサンジェルス市警のベテラン刑事トム・ラドロー(キアヌ・リーヴス)は [続きを読む]
受信: 2009年9月30日 (水) 21時42分
» 「フェイクシティある男のルール」 [かいコ。の気ままに生活]
試写会で 観てきました。「フェイクシティある男のルール」公式サイト極限状態に追い込まれたベテラン警官の孤独な闘いと葛藤。「L.A.コンフィデンシャル」はじめジェームズ・エルロイ好きだしちょっと期待してました〜思ったとおり(?)汚職警官の話で「黒幕は誰か?!...... [続きを読む]
受信: 2009年10月23日 (金) 17時21分
» フェイク シティ ある男のルール Street Kings [映画って面白いですね。]
「フェイク シティ ある男のルール」(Street Kings)は、2008年のアメリカ映画。 デヴィッド・エアー監督は「S.W.A.T. 」「トレーニング・デイ」などの脚本を書いていますが、この「フェイク シティ ある男のルール」は「トレーニング・デイ」に通じるものがあります。…... [続きを読む]
受信: 2010年11月12日 (金) 20時07分
» フェイク シティ ある男のルール (Street Kings) [Subterranean サブタレイニアン]
監督 デヴィッド・エアー 主演 キアヌ・リーヴス 2008年 アメリカ映画 109分 アクション 採点★★★★ 顎で使われる人って、どんな場所でもたとえそれが初対面の人であっても、いきなり顎で使われ始めちゃうんでしょうねぇ。使う側としては、やっぱり初対面でも「…... [続きを読む]
受信: 2011年4月14日 (木) 10時23分
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