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2009年8月 5日 (水)

イフ・オンリー

★★★★

 タイムトラベル専門ブログをアップしている「しょーすけさん」のサイトで知ったイギリス映画である。かなり面白い作品なのだが、なぜかDVD化されていない。あれこれ探した結果、運良くオークションで入手することが叶った。
 浮気したことをうっかり恋人のシルヴィアに告白し、即彼女に三行り半をつきつけられたヴィクター。終焉した恋を絶ち切れない彼は、シルヴィアの結婚式の前日、泥酔してゴミ箱の中で寝てしまう。

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 それから不思議なゴミ収集人が現れて、魔法の呪文を唱えると、ヴィクターはシルヴィアと別れる直前の過去に戻っていたのだった。そこで彼はもう一度やり直し!。今度はシルヴィアを大切にし、浮気もやめるのだが・・・。

 時間の繰返しによって自分の人生をリセットする作品としては、『恋はデ・ジャヴ』『タイムアクセル12:01』などがあるが、この作品でのやり直しは、たったの一回である。またとくにタイムパラドックス等にも言及していない。過去に戻るというのは一つの手法であり、どちらかといえば「人生をリセットしたらどうなるのか?」というテーマが主目的のようである。
 よくある手法ではあるが、人生は一筋縄ではゆかないのか、運命という定めには逆らえないのか、単純にハッピーエンドに終らないところに含蓄を感じてしまった。ラストシーンは皮肉めいているが、ある意味優しさを感じる展開でもある。
 またペネロペ・クルスのたどたどしい英語と、初々しいルックスも必見である。

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[[attached(1,left)]] {{{: ヴィクターは売れない役者。 彼は8ヶ月前、同じ劇団の女性劇団員との浮気を告白したことが原因で、6年間交際していた恋人のシルヴィアを失っていた。 彼は別れた後に、彼女が大切な存在だったことに気付き、よりを戻そうとするがうまくいかず、気がつけば、彼女の別の男性との結婚式が翌日と迫っていたのだった。 バーで酔いつぶれごみ収集箱にはまっているヴィクターの前に、二人のごみ収集人が現れる。 彼らは自暴自棄になっているヴィクターをゴミ集積所に連れ..... [続きを読む]

受信: 2009年8月 5日 (水) 21時33分

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