月夜の願い
★★★☆
人情を大切にし過ぎて貧乏生活を続ける父ファン(レオン・カーフェイ)とそんな父親が大嫌いで、金儲けと女をくどくことに夢中の息子ユン(トニー・レオン)。ところが、ある日ファンの人情が仇になり、助けた強盗に頭を殴られて意識を失ってしまう。
ユンは飽きれて、寝たきりになった父を罵るが、両親の若い頃の写真が入ったペンダントを見つけ、若かりし日の父親に逢いたくなる。そして中秋節の夜に、願い事が叶うという穴の中に飛び込むのだった…。
この穴がタイムトンネルとなり、ユンは40年前の時代にタイムスリップし、若かりし日の両親や知人たちと巡り逢うことになる。まずは若かりし日の両親と現在の両親の変身振りに注目。まるで『バック・トゥ・ザ・フューチャー』や邦画の『メトロに乗って』を掛け合わせたようなストーリー展開じゃないの。
ただちょっと違うのは、タイムパラドックスなどは全く無視していること。どちらかと言うと、タイムトラベルは一つの手段であり、息子に父親の若かりし日を見せて、父親の本当の素晴らしさを認識させることが目的なのだろう。
終盤までの展開が簡単に予測出来てしまう単調な創りではあるが、やはり予想通り大泣きさせられてしまった。ただラストのドンデン返しは、香港流のジョークだと思うのだが、僕には不要なシーンに感じられた。どうも香港映画におけるデリカシーの無さは、僕にはついてゆけない部分でもある。
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コメント
まあ、香港の人にとっては、お約束みたいなものなのでしょう。
自分の中ではあそこはなかったものとしてます。(^^)
投稿: しょーすけ | 2009年8月29日 (土) 00時23分
しょーすけさんこんにちはコメントありがとう
やはりしょーすけさんも同じ事を感じましたか。香港映画って、完全シリアスになりきれないのでしょうか。どこかにおふざけをいれないと気がすまない。やはり国民性の問題ですかね。
それから年配のレオン・カーフェイは、キョンシーみたいでどこか変でした。
投稿: ケント | 2009年8月28日 (金) 09時38分
自分もラストのおまけみたいなシーン気になりました。
その前までいい感じにまとめていたのに、
まさに蛇足のシーンですよね。
投稿: しょーすけ | 2009年8月26日 (水) 22時31分