イエスタデイズ
★★★★
主人公聡史(塚本高史)は、余命わずかな父親(國村隼)に、青年時代に別れた恋人を探して欲しいと頼まれる。手がかりは彼女の名前と、若き日の父が描き貯めたスケッチブックのみ…。
そのスケッチブックに描かれた場所に行き、そのスケッチブックをじっと見つめていると、いつの間にかそれが描かれた時代にタイムスリップしてしまう。そしてそこで彼は、若かりし日の父(和田聰)と、美しい恋人・澪(原田夏希)に出会うのだった。
愛しているが故の別れ、父と母との出逢い、知り得なかった父の苦悩、などなど…この手の映画で使われる常套手段ではあるが、甘くせつなくノスタルジックな展開と美しい映像が流れてゆく。
ストーリー構成では、『地下鉄に乗って』とやや似ているが、タイムスリップ手法は、絵と写真の違いこそあれ、『バタフライエフェクト2』そのままである。だが『バタフライエフェクト2』のタイムスリップよりは、本作のほうがずっと必然性があった。
タイムスリップを利用したラブファンタジー作品としては、かなり良質の部類に入る作品だと確信する。しかし、原作が短編であるためか、心に深く突き刺さるような大感動シーンがなく、「爽やか感動」止りというところに、今一つ物足りなさを禁じ得なかったのも事実である。
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この記事へのトラックバック一覧です: イエスタデイズ:
» 『イエスタデイズ』 [ラムの大通り]
----最近、ミステリーがブームだよね。
次々と映画化されている気がするニャあ。
「あ〜、この『イエスタデイズ』ね。
原作者・本田孝好の『MISSING』は
『このミステリーすごい!』でトップ10入り。
でも、この本は、
そうでもなかったのかな。
映画を観ると、
あまりミステリー的な要素はなく
ファンタジー・テイストの恋愛映画に仕上がっている」
----ふうん。どんなお話ニャの?
「主人公は22歳の青年・聡史(塚本高史)。
彼は余命わずかな父・昭彦(國村隼)から
32年前に姿を消した音大生・青山澪の... [続きを読む]
受信: 2009年6月 8日 (月) 21時54分
» 好きな人の好きなモノを好きになる事。『イエスタデイズ』 [水曜日のシネマ日記]
余命わずかな父親の頼みで、父親の昔の恋人を探しに行く青年の物語です。 [続きを読む]
受信: 2009年6月 8日 (月) 22時15分
» 【イエスタデイズ】 [日々のつぶやき]
監督:窪田崇
出演:塚本高史、國村隼、原田夏希、和田聰宏、風吹ジュン、カンニング竹山
本多孝好さんの原作は読みました~でも短編だったのであまり細かなことは覚えていません。
「聡史はしばらく疎遠となっていた父の余命がわずかだと知らされた。病院に駆け... [続きを読む]
受信: 2009年6月 9日 (火) 12時34分
» 女神とクリームソーダ。~「イエスタデイズ」~ [ペパーミントの魔術師]
コレは完全にチラシにつられて行った映画。 予告を見たわけでもなく、原作読んだわけでもなく、 別段塚本高史に思い入れがあったわけでもなく。(笑) こういうケースでミニシアター系を見るのは初めてじゃないかな。 國村隼さん、「パコと魔法の絵本」じゃ スンゴイメイクに..... [続きを読む]
受信: 2009年6月 9日 (火) 15時13分
» 【イエスタデイズ】 [日々のつぶやき]
監督:窪田崇
出演:塚本高史、國村隼、原田夏希、和田聰宏、風吹ジュン、カンニング竹山
本多孝好さんの原作は読みました~でも短編だったのであまり細かなことは覚えていません。
「聡史はしばらく疎遠となっていた父の余命がわずかだと知らされた。病院に駆け... [続きを読む]
受信: 2009年6月 9日 (火) 16時39分
» 302「イエスタデイズ」(日本) [CINECHANの映画感想]
あいつとタメをはれる男になりたい
仕事人間である父に反発し、3年前に家を飛び出した柳田聡史。以来連絡を絶っていた父・昭彦から電報を受け取り、海辺のホスピスを訪ねる。余命わずかと宣告された昭彦から、聡史は〝学生時代付き合っていた女性を探してほしい〟と依頼される。手がかりは〝真山澪〟という名前と当時画家を目指していた昭彦が描いた一冊のスケッチブック。そこには澪の肖像画も描かれていた。
渋々ながらこの頼みを聞き入れた聡史は、スケッチブックに描かれた、澪が住んでいたというアパートを訪ねてみ...... [続きを読む]
受信: 2009年6月11日 (木) 01時01分
» 「イエスタデイズ」思いがけず良い映画でした。 [ポコアポコヤ 映画倉庫]
全く期待してなかったのに、なかなかどうして、良かったです。4つ★
[続きを読む]
受信: 2010年9月 9日 (木) 11時02分
コメント
latifa さんコメントありがとう
私はタイムトラベルファンなので、小説・マンガ・映画のどれにしても、タイムトラベルものが出たらなるべくみるようにしています。
従って、結構駄作でもみてしまうのですが、本作はなかなか面白く楽しめる作品でしたね。
投稿: ケント | 2010年9月12日 (日) 14時42分
ケントさん、こんにちは^0^
4つ★ですね!私も同じ点数です。
全く期待してなかった分、良い映画じゃないかー!ってお得感がありました。
バタフライ~は私も見ながら頭をよぎったのですが、そういえば『地下鉄に乗って』も、似たタイプの映画でしたよねー!久しぶりに思い出しました。
投稿: latifa | 2010年9月 9日 (木) 11時05分
龍女さん、コメントありがとう
確かに、原田夏希さんの雰囲気は良い感じでしたが、その後の彼女役を演じた高橋恵子も存在感を感じましたね。
投稿: ケント | 2009年6月15日 (月) 19時48分
確かに小品という印象は否めませんが。
ヒロイン役の原田夏希さんのもつ独特の雰囲気が大好きになった作品です。
投稿: 龍女 | 2009年6月15日 (月) 14時46分