ＴＩＭＥ ＣＲＩＭＥＳ
★★★★
登場人物がたった４人という、超低予算のスペイン映画で、日本の劇場では未公開なのだが、なかなかアイデアが面白く見応えがあった。
邦画で『サマータイムマシンブルース』という珍品があったが、似たような味わいがある。流石にプロの目は鋭く、すでにＤ・クローネンバーグ監督によるハリウッド版のリメイクも決定しているという。
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TIME CRIMES |
スト一リーはいたってシンプル…郊外に引っ越してきた小太りオヤジが、二階の窓から向かいの森を双眼鏡で覗くと、裸の美少女が写るのである。気になって仕方がないオヤジは、妻が外出するのを待って森の中に入ってゆく。
そして森の中でスッポンポンの少女を見つけて近づくと、いきなりピンクの包帯を卷いた怪しい男に襲われるのだ。驚いたオヤジは必死で森の奥にある研究所に逃げ込む。
そして研究員に言われるまま、白いマシンの中に身を隠すのである。このマシンこそ研究中のタイムマシンで、オヤジは１時間前の過去へ戻されてしまうのだ。
このあと過去の自分を発見し、何度か同じことを繰り返すうち、今まで謎だった出来事が、序々に解明されてゆくのである。ストーリー自体はシンプルなのだが、自分が何人も登場したり、メビウスの輪のように捻れた構成なので、よく観ていないと意味が判らなくなるので注意しよう。
それにしても、この精密なパズルのような作品をよく考えたものである。また主人公のオヤジのとぼけた行動が、なかなかいい味を出していたと思う。
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コメント
しょーすけさんTB&コメントありがとう
僕もタイムトラベルものが大好きです。
こちらこそよろしくおねがいします。
投稿: ケント | 2009年5月18日 (月) 20時56分
初めまして
TBありがとうございます。
実は以前から、このブログが時間テーマものを結構取り上げていましたもので、
たまに見させて頂いております。
今回、TBいただけるとはびっくりです。
これを縁によろしくお願いします。
また、TBお返しさせていただきます。
P.S.しばらくブログから離れていたもので、挨拶が遅くなりました。
投稿: しょーすけ | 2009年5月18日 (月) 20時52分
ヒロ之さんコメントありがとう
この作品の良さは、低予算だったからかもしれませんね。ハリウッドのリメイクも楽しみですが、果たして本作を超えられるかが疑問ですね。ただＤ・クローネンバーグ監督なら、なんとかしてくれそうな期待感もありますよね。
投稿: ケント | 2009年5月 6日 (水) 08時14分
ヨヨさんコメントありがとうございます
確かに、イケメンだとシリアス過ぎて合わないかもしれませんね。小太りおじさんだからこそ、笑える映画に仕上がって面白かったのかも･･･
ピンク包帯の正体が判ってからは、かなり笑えましたよね。
投稿: ケント | 2009年5月 6日 (水) 08時07分
TB有難うございました。
低予算ながらも、話が目まぐるしく変わり、徐々に真相が明らかになり、繋がってくってのは見応えがありました。
欧州ではこういうハリウッドが作らない秀作をたまに出してくれるので驚きです。
ハリウッドもリメイクばかりせず、見習ってたまには低予算でもアッと驚くような作品を制作して欲しいですね。
投稿: ヒロ之 | 2009年5月 6日 (水) 00時09分
トラックバックありがとうございました
普通のおじさんだったことが、むしろ
この作品を面白くしていましたね♪
ピンク包帯男の真似をして、手で望遠鏡をつくって振り向くところは不覚にも笑ってしまいました
投稿: ヨヨ | 2009年5月 5日 (火) 22時50分