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2009年4月22日 (水)

ミルク

★★★

 ショーン・ペンが2009年アカデミー主演男優賞に輝いた作品、ということで映画館に足を運んだ。ゲイとして初めて政治家になったハーヴィー・ミルクの政治活動を描いた作品。ゲイに興味がないので、始めから期待感はなかったのだが、結局予感通り余り面白い作品ではなかった。
 だが確かに、ショーン・ペンの演技だけは、抜群に光り輝きまくるのだ。さすがにアカデミー主演男優賞に嘘はなかった。あのしなやかな身のこなしや、イヤミのない流し目など、全く不自然なところがない。ショーン・ペンを知らない人なら、まさに本物のゲイと錯覚してしまうであろう。

       Milk

 日本ではゲイ、ホモ、オカマ、ニューハーフなど、いろいろな呼称があるが、それぞれの違いはあるのだろうか。「ホモ」は本来同性愛者のことだから、男女を問わないはずなのだが、いつの間にか男同士の同性愛者だけに、限定されてしまったようだ。
 一方「オカマ」は女装や女性的仕草をする男性のことらしい。それから「ゲイ」は「ゲイボーイ」から始まっているので、男なのだろう。また言葉のニュアンスからは、「ホモ」はなんとなくイヤラシさを感じるが、「ゲイ」のほうはなんとなく知的な響きがあるよね。でも最近「ハードゲイ」なる新語?が飛び出してくると、かなりイヤラシイイメージに変換されそうで困っちゃうわ・・・。

 さてと映画館では、僕の両サイドのオジさんが、二人とも大イビキをかいて爆睡していたし、途中で席を立ったきり、戻ってこないおじさんもいた。かなり退屈な映画ではあるが、席を立つほどの駄作ではないはずだ。
 ただ日本ではアメリカのようなゲイ人口が存在しないため、余り社会問題にもならないしピンとこないのだ。ところがアメリカでは、ゲイ差別と人種差別が同一視されるほど、深刻な問題のようである。
 なぜアメリカ男性はゲイに走るのか、アメリカ通の友人曰く、「アメリ力女は、世界最悪だからだ」と言う。「最悪」というのは言い過ぎだが、それほど女性が強くなって男性の手に負えなくなったということらしい。
 週刊誌の吊り広告を見ると、「肉食女が草食男を物色」などというタイトルが目立つ。男が弱くなり、女が強くなるのは、先進国の証しなのだろう。北朝鮮よさようなら!。いつまでも平和な日本であることを祈りたい。

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コメント

こんにちは。
素晴らしい作品でしたね。
ゲイとホモ。私は違いが良く分からないのだけど、ハーヴィーも「ゲイ」にこだわっていましたし、「ホモ」とはどこか違うんでしょうね。
たったそれだけのことでも、理解を得るのに大変。ハービィーらの戦いはずっと続くのかもしれませんね。

投稿: たいむ | 2009年4月22日 (水) 18時17分

たいむさんコメントありがとう
たいむさんは、この作品をだいぶお気に入りのようですね。僕は今ひとつ共感出来ませんでした。作品の良し悪し以前に、ゲイに共感出来ないからだと思います。男同士のキスシーンも気分が悪くなりました。だからといってゲイを差別する気は全くありません。性的なものさえなければ、ある程度共感出来るのですが、男同士の性的関係だけは苦手であります。とにもかくにも、ショーン・ペンの演技はぴか一でした。

投稿: ケント | 2009年4月22日 (水) 19時38分

女性が強すぎるから男に走るかぁ。
なんとなく分からなくもないですよね。
自分にも親友がいますが、気心もしれてますからね。
肉体関係はないけど、その部分が問題じゃないのなら、男同士のほうが楽かもしれませんよね。

この映画、なかなか深い映画だったと思います。
「グラントリノ」「レイチェルの結婚」も観たのですが、いろいろな意味での差別が存在していることを再認識できましたよ。

投稿: | 2009年4月26日 (日) 13時44分

日本にもゲイ差別は存在していると思いますが。
アメリカほど深刻ではない気がします。
これはキリスト教と深い関係があります。
極端にクリスチャンの立場を取ると、同性愛に対する差別は激しくなるんです。
旧約聖書に出てくるソドムとゴモラの街の物語がキリスト教の同性愛差別の原因になっています。
一方日本では同性愛は衆道と呼ばれ、現在考えられているものとは若干異なる概念のものだったようです。
仏教でもタブー視はされていません。黙認と言うのが正確なところです。

投稿: 龍女 | 2009年4月26日 (日) 21時18分

亮さんコメントありがとう
確かに気の合った男同士で飲むのは楽しいものです。気取りはないし、趣味や感性も同じならもっと良いですよね。先入観かもしれませんが、でも肉体関係だけはキモワルイですね。
まだアップしていませんが、「グラントリノ」は、僕も観ました。素晴らしい!の一言でした。

投稿: ケント | 2009年4月26日 (日) 21時38分

龍女さんこんにちは
同性愛は、キリスト教との相性が良くないのですね。
日本では、殿様と小姓の関係がありますね。あとは囚人同士とか・・・
どちらかといえば、てっぺんと底辺の人が対象というイメージがありますよね。
ゲイの人と話をしたことがありますが、さっぱりしていて好感持てましたね。ただ何度も言うようですが、肉体関係はちょっとね・・・

投稿: ケント | 2009年4月26日 (日) 21時43分

ケントさん、こんばんは~お久しぶりです。

男同士のそのシーンは、ちょい苦手ですが(でも女同士より観れます~笑)
マイノリティとは言え、熱意ある政治家だったんだと最後まで引き込まれました。
ペンの演技も若手の役者も皆さん素晴らしかったです!

投稿: オリーブリー | 2009年4月27日 (月) 19時57分

オリーブリーさんコメントありがとう
やはり女性にとっては男同士より、女同士のほうが気味悪いですか。男女にかかわらず、自分と同性同士は嫌なんですかね。
僕もミルクのことは、この映画ではじめて知りましたよ。最後のほうはちょっと傲慢になり始めていたけど、日本の政治家よりはいいですね。
ショーン・ペンの演技力は確かなものでした。

投稿: ケント | 2009年4月27日 (月) 20時59分

セクシュアリティは人権の話ですよ、アメリカ、日本に限らず。アメリカも日本も同性愛者人口はほとんど同じです。地域や時代を通して同じで大体5%前後です。なのに日本ではこの差別問題に対して半世紀ぐらい遅れてると思います。だから日本は誤解や偏見差別を恐れてカミングアウトできない人がほとんどです。僕も友人や会社の同僚、両親に言えません。友人にゲイの教師もいますが、やはり差別を恐れてカミングアウトしていません。だから人口が少ないという誤解が結構あります。日本人のLGBTに対する偏見もかなり強烈ですよ。「同性愛=性的なもの、いやらしい」という偏見が根強いです。愛する人の性別が違うだけで異性愛者と同じなのに、、。 日本も早く政治的な動きが出て、差別や偏見がなくなってほしいと映画を見て思いました。 後簡単に言うとホモは侮辱語で、そうじゃない言葉としてゲイという言葉を作った、という歴史があります。(ホモとゲイの違い)

投稿: 聡 | 2012年6月16日 (土) 15時50分

聡 さん 丁寧なコメントありがとうございます。
言葉の意味については、いろいろな解釈があるので、何が一番正しいのかは、私には判断できません。
 差別はしませんが、あとは個人の嗜好の問題ではないでしょうか。

投稿: ケント | 2012年6月17日 (日) 10時16分

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