チェンジリング
★★★★☆
信じられないが、これは1928年のロスで本当にあった話である。当時悪名高かったロス市警は、行方不明になったウォルター少年を探し出し、母親に引き渡すのだが…。シングルマザーのクリスティンは、自分の息子ではないと主張する。
しかしロス市警のジョーンズ警部は、自分のミスを隠すため、無理やりクリスティンに息子だと言い聞かせるが、当然彼女は否定し本当の息子を探してくれと懇願するのだった。だがジョーンズ警部は、この件がマスコミに漏れることを恐れ、彼女を無理やり精神病院へ送り込んでしまうのである。
その精神病院には、クリスティン以外にも警察の言いなりにならない女性達が大勢収容されていて、医師やナースも警察の手先のようであり、まるで女子刑務所さながらであった。その後、警察の不正を追求している牧師の助けを貸りて、法廷で警察と争うことになるのだ。
それにしても信じ難い話だが、この他にも連続少年殺人事件なども含めて、ほとんどのエピソードが、脚色なしの事実だったというところが衝撃的である。
改めて、クリント・イーストウッド監督の力量と、あらゆる役柄にチャレンジしているアンジーの努力に惜しみない拍手を送りたいね。それなのになぜ今回、アカデミー作品賞を受賞出来なかったのか、というよりノミネートさえされなかったのが不思議でならない。
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1928年のアメリカで実際に起こった事件を基にした作品。行方不明になった息子を探し続ける母親の物語です。 [続きを読む]
受信: 2009年3月 8日 (日) 14時21分
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『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』と並ぶ新春大型作品です。主演はアンジェリーナ・ジョリー、そして監督はあのクリント・イーストウッド。1920年代アメリカの実話を元にした作品です。アンジェリーナ・ジョリーは本作で第81回アカデミー賞主演女優賞にノミネート。ご主人の主演男優賞ノミネートと併せて夫婦でオスカー獲得となるのでしょうか。(発表は日本時間の23日。)... [続きを読む]
受信: 2009年3月 8日 (日) 14時35分
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クリント・イーストウッド監督の作品というのは、観賞後にかなりビターな口当たりが残 [続きを読む]
受信: 2009年3月 8日 (日) 14時53分
» 劇場鑑賞「チェンジリング」 [日々“是”精進!]
「チェンジリング」を鑑賞してきましたクリント・イーストウッド監督がアンジェリーナ・ジョリーを主演に迎えた感動のミステリー・ドラマ。1920年代のロサンゼルスで実際に起きた事件を映画化。5ヶ月の失踪ののち保護され帰ってきた幼い息子が別人だったことから、本...... [続きを読む]
受信: 2009年3月 8日 (日) 15時25分
» チェンジリング [★YUKAの気ままな有閑日記★]
最近、劇場に行く時間がなかなか取れないけれど、アンジーがアカデミー賞にノミネートされたこの作品だけは、、、這ってでも観に行きたかった―【story】1928年、ロサンゼルス。ある日突然、クリスティン・コリンズ(アンジェリーナ・ジョリー)の息子ウォルターが姿を消す。それから5ヶ月後、警察が連れてきたイリノイ州で発見された少年は別人だった。だが、見知らぬ少年は、自分がウォルターだと言い張った。クリスティンが、「この子は自分の息子とは別人だ―」と訴えても警察は聞き入れてくれず― 監督 : クリント・... [続きを読む]
受信: 2009年3月 8日 (日) 15時52分
» 『チェンジリング』 [Sweet*Days**]
監督:クリント・イーストウッド
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1928年、ロサンゼルスの郊外に... [続きを読む]
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» チェンジリング [利用価値のない日々の雑学]
「コリンズ事件」というのはお恥ずかしながら知らなかったが、「ゴードン・ノースコット事件」は、以前にアメリカの犯罪史の研究をしていた時に、どこかで出くわした事があった。但し、文献は英文だったし、内容に関しても「養鶏場を営むノースコットが連続殺人を犯し、死体を証拠隠滅のために生石灰で処分した」という当時としては異常性だけに着目し、この作品に描かれた、「クリスティン・コリンズに起きた悲劇」に関しては全く無視してしまったために、この事件を知らなかったのである。単位欲しさの適当やっつけレポートを書いた自分... [続きを読む]
受信: 2009年3月 8日 (日) 17時01分
» チェンジリング [そーれりぽーと]
何かと話題を提供してくれるブラピ&アンジー夫妻。
『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』に主演の夫ブラピがアカデミー主演男優賞にノミネートされ、同時にアンジーはこちらの映画で主演女優賞にノミネート。
それだけでも話題性たっぷりですが、俺が本当にこの映画を観たかった理由はクリント・イーストウッド監督作だから。
『チェンジリング』を観てきました。
★★★★★
ガツンと魂に来た。
これ程感情移入した映画は久しぶり。
息子が行方不明になり、警察に捜索を頼んだら知らない子どもを連れてきて「これが君の息子なは... [続きを読む]
受信: 2009年3月 8日 (日) 17時05分
» チェンジリング [to Heart]
どれだけ祈れば、
あの子は帰ってくるの──?
原題 CHANGELING
製作年度 2008年
上映時間 142分 映倫 PG-12
脚本 J・マイケル・ストラジンスキー
監督 クリント・イーストウッド
音楽 クリント・イーストウッド
出演 アンジェリーナ・ジョリー ジョン・マルコヴィッチ/ジェフリー・ドノヴァン/コルム・フィオール/ジェイソン・バトラー・ハーナー/エイミー・ライアン/マイケル・ケリー
1920年代のロサンゼルスで実際に起きた事件をクリント・イーストウッド監督が映画化したもの... [続きを読む]
受信: 2009年3月 8日 (日) 17時52分
» チェンジリング [勝手に映画評]
1928年、ロスアンゼルスで実際に起きた出来事。ちなみに“チェンジリング”とは、“フェアリーなどの伝承の生物と秘密裏に取り替えられた子供”と言う意味。ヨーロッパなどで、広く伝承されてきた話だそうです。
20世紀初頭のアメリカの司法・警察機関って、どこも腐敗していたんですね。FBIもそのころは、BOIと呼ばれていたりしていましたが、腐敗しきっていて、ジョン・エドガー・フーヴァーが登場して、その腐敗を一掃したりするんですがね。(もっとも、ジョン・エドガー・フーヴァーの時代が長くなりすぎて、その後半には... [続きを読む]
受信: 2009年3月 8日 (日) 19時01分
» 【チェンジリング】 [+++ Candy Cinema +++]
【CHANGELING 】
【監督/制作/音楽】 クリント・イーストウッド 【脚本】 J・マイケル・ストラジンスキー
【日本公開】2009/02/20 【... [続きを読む]
受信: 2009年3月 8日 (日) 19時50分
» チェンジリング [Yuhiの読書日記+α]
クリント・イーストウッド監督、アンジェリーナ・ジョリー主演の、ゴードン・ノースコット事件の被害者家族の実話を元にした映画。その他キャストは、ジョン・マルコヴィッチ、ジェフリー・ドノヴァン、コルム・フィオール他。
<あらすじ>
1928年。ロサンゼルスの郊外で息子・ウォルターと幸せな毎日を送る、シングル・マザーのクリスティン。だがある日突然、家で留守番をしていたウォルターが失踪。誘拐か家出か分からないまま、行方不明の状態が続き、クリスティンは眠れない夜を過ごす。そして5ヶ月後、息子が発見されたとの報... [続きを読む]
受信: 2009年3月 8日 (日) 20時31分
» 『チェンジリング』 [京の昼寝〜♪]
□作品オフィシャルサイト 「チェンジリング」□監督・音楽 クリント・イーストウッド □脚本 J・マイケル・ストラジンスキー □キャスト アンジェリーナ・ジョリー、ジョン・マルコヴィッチ、コルム・フィオール、デヴォン・コンティ、ジェフリー・ドノヴァン、マイケル・ケリー、ジェイソン・バトラー・ハーナー、エイミー・ライアン、ガトリン・グリフィス■鑑賞日 2月21日(土)■劇場 チネチッタ■cyazの満足度 ★★★★(5★満点、☆は0.5)<感想> 『7つの贈り物』を観たすぐあとに観る作品だったので、被った... [続きを読む]
受信: 2009年3月 8日 (日) 22時03分
» 映画「チェンジリング」ブロガー試写会@東宝東和試写室 [masalaの辛口映画館]
今回の試写は映画「チェンジリング」をブログで応援するブロガー50名程が集められた試写だ。客席は満席で椅子に座れないお客さんまで出てしまう大盛況だ。 映画の話 1928年。ロサンゼルスの郊外で、9歳の息子・ウォルターと幸せな毎日を送る、シングル・マザーのク...... [続きを読む]
受信: 2009年3月 8日 (日) 22時20分
» 映画 【チェンジリング】 [ミチの雑記帳]
映画館にて「チェンジリング」
クリント・イーストウッド監督による実話の映画化。
おはなし:1928年、ロスアンゼルス。クリスティン・コリンズ(アンジェリーナ・ジョリー)は9歳の息子ウォルターと暮らしていた。ある日、彼女は休日を返上して仕事をしてから帰宅すると、家で一人で留守番をしているはずの息子の姿はどこにもなかった・・・。
イーストウッド監督作品ってもう最初から信頼を置いて見てしまう自分がいます。監督独特の落ち着いた色彩の画面が1920年代という時代にマッチし、また、監督自身が作曲した音楽の... [続きを読む]
受信: 2009年3月 8日 (日) 22時42分
» チェンジリング●○CHANGELING [銅版画制作の日々]
アンジェリーナ・ジョリーの母親魂がこもっていた!!
タイトルのチェンジリングとは?「取り換えられた子供」の意。背景に、「さらった子供の代わりに妖精がが置いていく醜い子供」という伝説が宿るこの言葉は母親にとってどれほどの悪夢をもたらすものなのか?それを身をもって体験するのが、本作の主人公クリステイン・コリンズなのである。
3月3日〜〜!ひな祭りですね。3月最初の映画レビューは、アンジー主演、クリント・イーストウッド監督の「チェンジリング」です。鑑賞したのは2月24日でした。今回のアンジーは今までと... [続きを読む]
受信: 2009年3月 9日 (月) 00時13分
» チェンジリング [ウォーキングStyleで行こう]
映画「チェンジリング」を観た。
久しぶりにすごく良い映画を観た気がした。1930年前後のロサンゼルスで起った・・・ [続きを読む]
受信: 2009年3月 9日 (月) 09時41分
» チェンジリング(映画館) [ひるめし。]
どれだけ祈れば、あの子は帰ってくるの―? [続きを読む]
受信: 2009年3月 9日 (月) 12時50分
» チェンジリング [だらだら無気力ブログ]
1920年代、息子が行方不明になった母親が5ヶ月後に見知らぬ少年を息子 だと言って警察に押し付けられる。本当の息子を取り戻すために堕落した 警察相手に孤独な戦いを挑む母親をクリント・イーストウッド監督が アンジェリーナ・ジョリーを主演に迎えて描いたミステリード..... [続きを読む]
受信: 2009年3月 9日 (月) 23時27分
» 「チェンジリング」観てきました♪ [りんたろうの☆きときと日記☆]
☆「チェンジリング」
(原題:CHANGELING)
監督:クリント・イーストウッド
出演:アンジェリーナ・ジョリー、ジョン・マルコヴィッチ、ジェフリー・ドノヴァン、コルム・フィオール、ジェイソン・バトラー・ハーナー、エイミー・ライアン、マイケル・ケリー
1928年、ロザンゼルス。
シングルマザーのクリスティン・コリンズは、電話の交換手として働きながら、9歳の息子ウォルターの成長だけを生きがいに日々を送っていた。
だがある日突然、家で留守番をしていたウォルターが失踪。
警察に捜査を依頼する... [続きを読む]
受信: 2009年3月11日 (水) 23時29分
» 映画「チェンジリング」 [茸茶の想い ∞ ~祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり~]
原題:Changeling
昔のことゆえ不条理な警察権力も行方不明も、驚くほど珍しいことではないかも知れないけど、児童20人が惨殺、我が子が替え玉だったという衝撃の事件~
天使が住んでいたというロサンゼルスは1928年のこと、電話会社で主任を勤めるシングルマザーのクリ... [続きを読む]
受信: 2009年3月12日 (木) 00時34分
» チェンジリング [映画どうでしょう]
映画チェンジリングの感想 クリント・イーストウッド監督らしい作品ですね。 単純な... [続きを読む]
受信: 2009年3月14日 (土) 14時04分
» チェンジ・リング を観ました。 [My Favorite Things]
Did you kill my son?と叫ぶアンジーの迫力はなかなかです。 [続きを読む]
受信: 2009年3月14日 (土) 21時14分
» 『チェンジリング』(Theater) [私の研究日記(映画編)]
監督 クリント・イーストウッド
製作総指揮 ティム・ムーア,ジム・ウィテカー
製作 クリント・イーストウッド,ブライアン・グレイザー,ロン・ハワード,ロバート・ロレンツ
脚本 J・マイケル・ストラジンスキー
出演者 アンジェリーナ・ジョリー,ジョン・マルコヴィッチ
音楽 クリント・イーストウッド
公開 フランス(2008年5月),アメリカ(2008年10月),日本(2009年2月)
映時間 142分
シネプレックス幕張にて鑑賞(2009年2月28日)。
あらすじ。「1928年。ロサンゼルス... [続きを読む]
受信: 2009年3月17日 (火) 01時41分
» 映画:チェンジリング [よしなしごと]
久々に、たぶん1年以上ぶりに銀座で映画を観ることに・・・。知らない間に日劇がTOHOシネマズになっていて、14日だったので、TOHOの日ということで1,000円で鑑賞。最近はちょっとした繁華街に映画館が乱立されているので銀座で観る人って減っているのかと思いきや、かなりの人でした。と言うわけで、チェンジリングを観てきました。... [続きを読む]
受信: 2009年3月21日 (土) 12時14分
コメント
亮さんこんにちは
亮さんもこの映画を観たのですね。
それにしても満点の評価凄いですね。
クリント・イーストウッド監督の作品は、往年の黒沢監督のようで、ハズレがないからいいですよね。
投稿: ケント | 2009年3月18日 (水) 16時48分
久しぶりに重厚な作品を観たと感じました。
自分の想像以上の展開に、正直、釘付けでしたから。
クリント・イーストウッド監督の力量と、あらゆる役柄にチャレンジしているアンジーの努力に惜しみない拍手を送りたい!
そのとおりだと思います。
本当、価値ある作品でした。
投稿: 亮 | 2009年3月17日 (火) 08時39分